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Blender クロスシミュレーション

2025-03-18 | 日記

Blender  クロスシミュレーション

久しぶりに物理演算のクロスアニメーションを作ってみた。物理演算のかけ方はわかってはいるが、いざ作ってみると、布に見立てた平面の大きさや、落ちて当たる円柱の位置設定が難しかった。ここを何回もやり直した。再生しては・・・布が落ちる様子を確認し、大きさや位置を直してはの調整だった。

     

まだ寒いので冬物の生地にした。この布が上から落ちてきて、円柱にかぶさり始めたところの画像だよ。この動きをアニメーションにした。

制作過程

落ちる布は平面から作る。途中でひっかかる棒用には円柱を入れた。床用にも平面を追加した。最初は適当な位置に配置する。上の布用の平面にモディファイアのサブディビジョンサーフェスをかける。「シンプル」を選びビューもレンダーも数値は3にした。細分化したことになる。すぐに適用する。

     

次に物理演算で、上の平面には「クロス」、円柱は「コリジョン」、床にも「コリジョン」を設定。アニメーションを再生して、上の平面が落ちる様子を確認する。その様子を見ながら、それぞれの位置を決めていった。布が落ちるまでをやっていきたい。ここの位置調整に時間がかかった。何回もやり直した。

 位置が決まったら、もう一度、上の布を選んでサブディビジョンサーフェスをかける。「シンプル」にして、また数値をどちらも3にした。ワイヤーフレームにして確認すると、随分細かく細分化されていた。モディファイヤはサブディビジョンサーフェスの方を上に持ってくる必要がある。クロスモディファイアの上にドラッグした。そうしておいて、サブディビジョンサーフェスを適用する。次に上の平面(布)を選んだまま物理演算でセルフコリジョンを設定し、距離を0.01mにした。

     

次は布が棒に触れた後、床に置いてある円柱の上にかぶさるように作っていく。

円柱を先ほどより大きめのものを配置した。この円柱は横に長い先ほどの円柱を複製しているので、もうコリジョンはかかっている。また再生しながら位置などの様子を確かめる。よかったら、布を選択してまたサブディビジョンサーフェスをかける。こんどはビュー1、レンダーを3にした滑らかにするため、スムーズシェードをかける。

 クロスから布の種類は綿とした。シルクやデニムではうまくいかなかった。さらに設定を加えていく。横長の円柱には、物理演算で摩擦を2.5とした。そして右クリックで角度によるスムーズシェードをかける。(ver.4.1で作っているが、以前のノーマルから自動スムーズをかける方法が、このように変わった)

下の円柱にも角度によるスムーズシェイドで滑らかにした。

ここまで設定できたら、上の布を選んでキャッシュから「全物理演算をベイク」する。その時、シミュレーションの開始を1,終了を300フレームとした。タイムラインの終了も300に変えておく。

     

     

アニメーションは完成したので次はマテリアルを付ける。布は単純な色(ベースカラーで選んだ色)はやめて、ネットからテクスチャをダウンロードして使うことにした。Zipファイルを解凍する。

     

これをデスクトップに出しておいた。

布を選んでシェーディングに行く。プリンシブルBSDFノードの上でShift+Ctrl+Tを押す。出てきた「画像テクスチャノード」から「開く」で、デスクトップの保存しておいたテクスチャを開いた。そしたら3Dビュー上の布の平面に緑色のテクスチャが貼り付いた。

     

上のノードから「ノーマルマップ」は削除。バンプを入れて、マッピングのスケールも大きくした。この後円柱にはグレーで色を付けた。最後にカメラ設定と、光源にHDRI画像を入れて終わりである。

     

画像レンダリングで確かめた。

     

ネットで取ってきたテクスチャが冬らしくていいねえ。今回は相当に容量が重いのでEeVeeエンジンで出力した。ver.4.以降EeVeeエンジンでもきれいな色が出るらしい。

それでは「クロスシミュレーション」をご覧ください。

Blender クロスシミュレーション


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