休息とは何?
血圧が下がらず頭がドーンと重い。今日は水曜日。一昨日の月曜日にまた医院を訪ねた。ここ何日前から昼も夜も寝てばかりいた。血圧の薬を飲んでも頭が痛い。もう吐しゃは無くなっていたのだが医者に診てもらった。医者は私の頭やへそのあたり、そして足首まで素手で触り、私にも確認させた。その医者は心臓専門だが漢方医でもある。
彼はニコニコしながら「あなたは頭に血が上っている」という。エッ!!世の中で血が上るって聞くと、気が動転して興奮状態ということではないか。血液の循環が悪く、頭部に上った血が静脈に流れず、近くの血管にうっ滞するため肩もパンパンに張っていた。血管拡張の強い薬も追加された。医者曰くストレスがたまったせいという。
帰りがけにその医者は「世の中、不条理なことってあるさ」「あるもんと思って流せるものならそうしよう---」と言った。私がストレスの原因を話していなかったが、医師は話の中で読み取ったのかなと思う。静かに寝ていても血圧が下がらないことに、きっと予測したのだろうと思う。
人は何か大きな出来事があったり、決断を迫られた状況に出会うごとに、ため息をついたり焦ったりしながら生きているような気がする。今回も血圧からくる体調不良でライフスタイルを思い切って変える決断をした。娘が亡くなってから7年間パソコン教室に夢中になり楽しんでやってきた。今では生活の50%以上をパソコンに向かっていた。目も疲れた。神経も疲れた。・・・そんなわけで思い切って一番ウエイトを占めていたものから離すことにしたのである。
そう思い立って数日間は何もしない日を作ってみた。世にいう「リフレッシュ」かな。私の性格だと、忙しく何かをしようと計画をし、それをやることは簡単だ。逆に「なにもしない」というのは慣れないので緊張してしまう。これが「充電?なんだろうか?」・・実感がわかない。
令和3年2月。今日は天気がとても良い。春の始めを思わせる風が少し強いが、そうだドライブに行こう。一昨日も木曽三川公園に向けて行ったがあいにく休園だったので、足を長島温泉近くの「なばなの里」まで伸ばした。そこで花を買った。今日の令和3年2月を記念して、平成ともさよならという意味を込めて、岐阜県武儀郡の「平成道の駅」に行ってきた。平成と書いて「へなり」と読む。


外は空気もよく気持ちがいい。ここはシイタケが特産なので、原木栽培の分厚い立派なものを手に入れた。夜、網で焼いて生姜醤油で食べることにした。
この辺りは「こぶし街道」と明記してあっても、まだ寒いのだろうか花は咲いてはいなかった。田舎なので車も少ない。窓を少し開け、この際と思って、下呂市金山まで遠出した。途中小さな小川から飛騨川の大きな流れもあった。車を止め川をのぞき込んだらみどり色の濃さにびっくりした。
そういえばここ数年、こんなにものんびりと川の色まで見ることがなかったナア。
娘が他界した直後、今のようによくドライブをしていたことを運転しながら思い出していた。二人で岐阜県や愛知県の温泉や道の駅巡りをしていたので、その足跡行脚のつもりであちらこちらに行っていた。コロナなどなかったので私は箱根・京都・奈良・・・へよく足を運んでいたことも思い出した。
昨日今日と連続で遠出した。もともと運転することは好きである。いずれ運転できないときも来ると思うと寂しいなあ。できるうちは遠出してみよう。
そうだ!充電ってスキルを磨くためにせっせと勉強したり、情報を得ることばかりじゃないもんね。遠出して気分をリフレッシュしたり、外の涼しい空気を思いきり吸ってフ~ッと息を吐いてみたらとても気持ちが良かった。
半日遊んで帰宅した。運転の疲れはあったが、気持ちは気持ちよい! 変な表現だね。今日の夕食の献立は、買ってきた分厚いシイタケの網焼きと、具沢山の豚汁としよう。
これから先のことはしばらくは考えないようにしよう。パソコンの細かなエクセル表計算やPowerPointのややこしいのもチョット後回し。CDのピアノ曲とクラシックを5枚机に出した。今夜のメニューはさて何をかけましょう。