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気ままに

今年の年末に一つの星が消えた

2016-12-21 | 日記

娘の昔の仲間が亡くなった

娘も、今年12月19日に亡くなった其の人も先天性心疾患で生まれてきた。今日、其の人の通夜へ行ってきた。

通夜に参加する中でついついどうしても思い出して涙が止まらない。娘は2年半前39歳で亡くなった。4歳上のその人は45歳で逝った。これだけ医学が発達しているというのにどうして助からないのか?・・・親より先に逝くとは順序が逆じゃ!!

   思い起こせば娘が思春期で、自分の病気に思い悩んでいた頃、まず親として全国組織であった「全国心臓病の子供を守る会」に参加した。最初は心臓病の勉強をしたり、専門の医師たちとの交流などをしたり、そのうち心疾患児の置かれている環境や問題点などの勉強会もした。彼らが大きくなってからは就職問題や結婚などについての交流などもした。今日通夜へ行った彼はそんな昔の仲間だったのである。

  聞いたところによると、心臓に障害があっても活躍できるようにと2つの会社を立ち上げ、2年前からはさらに大学院まで通い熱心に勉強していたとか。そして3つ目の会社を立ち上げようとしていた矢先亡くなったということです。

  娘も彼と同様芯が強く、何事にも果敢に挑戦!!という子でした。好奇心旺盛な子でした。バレエやオペラが大好き。パソコンはかなり達者でホームページを作ったりと、どんなことにも一生懸命!花屋の店長をしていたこともあり、我が家のバラを手入れしていた姿も忘れられません。

 娘39歳、今日のその人45歳・・・二人の人生は 短かった。けれど二人の最後の最後まで頑張った姿は、ほんと誇りに思うよ。志半ばにせよ、何事にも果敢にチャレンジし、結果を恐れないで努力を積み重ねてきた二人に親として「感謝状」をあげたい。

「病気持参で生まれ、合併症も発症し、入退院の繰り返し」・・ほんとうにごめんね。でもあなたたちの心や精神を受け継いで親はあと何年生きるかわからないけど、再会した時にあなたたちに笑われない暮らしをするからね。見ててね。

 寂しい通夜での想いをそ~と書いてみた 


若冲に惚れ込んで

2016-12-04 | 日記

京都での若冲展

今年は若冲の生誕300年で市井ではブームになっている。私はその前からマイブームで、図鑑で観てから変わり者の若冲に惚れ込んでいる。東京であった若冲展はあまりにも混んでいたので行く気にもならず、9月に石峰寺の若冲展と五百羅漢に行った。今回ハイキングの翌日であったが、一泊二日で京都に出かけた。

 11月30日、臨済宗相国寺へ。承天閣(じょうてんかく)美術館の若冲展

動植綵絵30幅が順を追って一堂に展示してある。本物は宮内庁にあるので、コロタイプ印刷であったが、それでも最新の技術での再現であるのですばらしかった。江戸時代にこんな絵具がよく手に入ったな!と思うあざやかな色彩である。構図もよく、中にはユーモアセンスもうかがえる。動物や植物にたとえた仏画なのであろう。

 当時の相国寺は京文化の中心だったという。そこで中国の仏画の模写から始まり、狩野派の勉強に物足りず、独自の画風になった伊藤若冲。変わり者の芸術家だった故に独自の世界観が表現できたのだと思う。

12月1日、京都市美術館。「若冲の京都・KYOTOの若冲」展

翌日京都市美術館へ。11時ごろ行ったが受付で行列があまりにも長かったので、午後3時過ぎに再び行き直した。午前ほどではないが混雑していた。しかしこの目的で京都に来たのだから見てみよう。

静岡県立美術館蔵の「樹花鳥獣図屏風」は圧巻!! 京都国立博物館蔵の「果蔬涅槃図」は墨絵で果物や野菜を描きながら、自分や弟子を表しているという。これもまたすばらしい。

 

 今年は若冲生誕300年という事もあり、展覧会や展示物も多かった。3か所の展覧会にも行けたし、図鑑もいくつか観た。澤井瞳子の時代小説「若冲」も読んだ。今年は若冲三昧の年でした。幸せ一杯で~す


パソコンクラブからハイキング

2016-12-04 | 日記

パソコンクラブからハイキングに行った

11月29日、朝から快晴。パソコンクラブからのハイキングに参加した。ハイキングとは言っても現地まで観光バスでの往復である。我パソコンクラブのハイキングは単に歩くだけが目的ではない。何か歴史的なものとか、意味あるものの見学を必ず加えてある。

 

 今回は多治見にあるモザイクタイルミュージアム(ここでは見学の加えてタイルを使っての作品作り)、そして大学共同利用機関法人・自然科学研究機構「核融合科学研究所」に行った。核融合を起こす為に真空中で燃料をプラズマ状態にするヘリカル装置を見学。歳を重ねたおばさんには科学的な話は説明を受けても理解は不能??だった。しかし、石油など地下資源がいずれ枯渇するとすれば、未来のエネルギー源としてプラズマを利用した発電が必要になることはわかる。なぜ?パソコンクラブでこの場所を見学?

 NASAのような制御室にはコンピューターがギッシリ。この施設には日本で有数のコンピューターが入っているそうなんです。われらがいつも使っているパソコンも上をたどっていけばそのコンピューターに繋がっている・・・とか。何という面白いこじつけでしょうね。でも知らないことを勉強することは楽しいことです。

       

 次に行ったのは虎渓山永保寺。ここにある4つの寺を巡り、国宝の観音堂や開山堂を回った。やっとハイキングをしましたと言えるかな。次は多治見にある修道院へ。・・・仏教とカソリックの見学?? まさに日本人です。宗教は関係なし。近くにあるということの選択。

 クラブのハイキングの目的は、からだを動かすことと、歴史的建造物などの見学、会員の交流でしょう。その意味では今回も楽しく皆さん(49名)参加できたと思います。

11月終わりというのに素晴らしい秋晴れの一日だった