SAPジャパンは、日本において「SAPベンチマーキング」プログラムを提供開始すると発表した。SAP製品の導入を検討している企業の業務パフォーマンスを、優れた企業と比較して、改革すべき領域を明確化した上で、適したシステムおよび業務手法の提案を行う。
これはSAPジャパン・ユーザーグループ(JSUG)協賛のもと、今年3月からのパイロットプランを経て完成度を高め、サービス提供に至ったもの。日米における優良企業を対象とした、他に例を見ないベンチマーキングとなっている。
<短評>日頃IT周りは技術の話題が多く、経営への貢献度が後回しにされすぎている。企業ユーザーで「アプリケーションを開発したが、経営にどう貢献するのかは分からない」というIT技術者がいたら、即刻SI技術専門の企業か、ハードメーカーに転職した方がいい。今回の「SAPベンチマーキング」は企業経営の視点からITシステムを見直すということなようで、なんだかほっとする。企業ユーザーのIT技術者は“ITオタク”になるのではなく“経営への貢献度”を第1に考えてほしいものだ。
http://www30.sap.com/japan/Company/Press/Press.epx?PressID=6373