ERP(企業資源計画)データファイル

ERPのデータバンク作りを目指す

◇ERP◇ CECが米ジェスパー社製OSS対応のBIソフト販売を開始

2006-08-17 21:55:50 | BI


 シーイーシー(CEC)は、OSSのBI(ビジネスインテリジェンス)ソフト「JasperServer Professional」の販売とサービスに関する代理店契約を、米ジェスパーソフト社と締結した。CECはLinuxやMySQLなどのOSSと組み合わせて提供する。また、ジェスパーソフトのレポーティングツール「JasperReport」と組み合わせることにより、ユーザーは企業内データの集計から分析、レポートまで一括利用できるようになる。

 <短評>ERPパッケージとBIの結びつきはますます深いものになっていく。しかし、これまでのBIソフトは高価な製品が多く、なかなか手が出なかったのも事実。この問題を解決するのが、OSSのBIで、今回CECが米ジェスパーソフト社製のOSSのBIソフトを日本市場で販売を開始することは、いいタイミングといえる。
http://www.cec-ltd.co.jp/news/2006/0816.html


◇ERP◇ 日本オラクルがBI新戦略を発表

2006-07-02 07:52:18 | BI


 日本オラクルは、BI(ビジネスインテリジェンス)分野の事業を強化する戦略を明らかにした。同戦略は①BIソリューションを拡大する新製品の提供②DWH(データウエアハウス)分野におけるグリッドコンンピューティングの推進③BI専任組織の設立④導入支援サービスの拡充―などで構成。同社のBIの特徴は、企業全体にわたって最適化されたBI基盤を提供することにある。

 <短評>オラクルのBIは、全社的な規模であるところに特徴を持たせようとしているようだ。NCRの方向と同一と思われる。目新しいのは「ウエアハウス・グリッド」。これは、データ量やユーザー数の増加に応じた拡張ができ、柔軟かつ効率的なシステム投資を可能とするという。
http://www.oracle.co.jp/news_owa/NEWS/news.news_detail?p_news_code=1587


<ERP> 富士通がPRIMEPOWER850でSAP BWの世界最高記録達成

2006-04-07 21:34:03 | BI


 富士通はUNIXサーバー「PRIMEPOWER850」+Solarisが、2階層SAP Business Information Warehouse(BW)ベンチマークテストにおいて、世界最高性能を達成したと発表した。

 SAP BWは、データウエアハウスに蓄積された大容量データを多面的に分析して、レポートを提供するデータウエアハウス・ソリューションで、2階層SAP BWベンチマークテストは、SAP BWの処理性能を測定する。

 SAP BWは、意思決定支援ソリューション「SAP NetWeaver Business Intelligence(BI)」の中核となるコンポーネント。今回富士通が自社製UNIXサーバーでSAP BWの世界最高性能を達成したことは、今後SAP市場において富士通が優位に商談を展開できることを意味する。
http://primeserver.fujitsu.com/primepower/news/article/06/0330/


<ERP> 東レシステムセンターがIAF社製OSS対応BIツールを自社導入し、外販開始。 

2006-03-20 21:39:58 | BI


 アイエイエフコンサルティングは、同社のOSS(オープンソース・ソフトウエア)対応のBI(ビジネスインテリジェンス)ツール「OpenOLAP」を、東レシステムセンターがユーザーとして社内導入し、これによって得られた技術的なノウハウやリソースを活用し、外販を開始したと発表した。

 東レシステムセンターの多田明博取締役は「価格が高く、これまで敷居の高かったBIシステムを低コストで提供していきたい。また、ERPベンダーと協業してパッケージに組み込んだり、BIシステムを導入していないERPユーザーに販売をしたい」と語っている。

 ERPシステムで得られたデータ類は、そのままにしておけば宝の持ち腐れとなってしまう。この対策としてはBIシステムを有効活用して、データを経営に役立てるデータに作り直さなければならない。ところがこれまでのBIツールは高価で、どんなユーザーでも導入できるというものではなかった。これに対し、IFMコンサルティングのBIツール「OpenOLAP」は、OSSであるため価格が安く、しかも既存のBIツールに機能的に劣らないという特徴を持つ。今後、BI業界に価格破壊の嵐を呼ぶことは間違いあるまい。
http://www.iafc.co.jp/press/pr-20060316.htm

 


<ERP> アシストはミラクル・リナックスと提携してLinux対応BIソリューション発売

2006-03-13 21:57:04 | BI


 アシストは、ミラクル・リナックスと提携して、Linux対応のBI(ビジネス・インテリジェンス)ソリューションモデルの販売を開始した。154万円から実現できる廉価版から、負荷分散・高可用性を追求したエンタープライズ版まで、3つのオールインワン・モデルを構築できる。

 今回発売する製品は、アシストのBIソフト「WebFOCUS」と各社の製品群を組み合わしたもので、①現場のユーザーが今使えるシステム②短期カットオーバー③ユーザーニーズを素早く吸収④ユーザー増加に伴うコスト増大を防ぐ―を目的に開発されたもの。今回のBIソリューション展開では、オープンソース・ジャパンとアクセスも参加し、簡易検索ツール「WASABI」も提供される。

 アシストのBIソフト「WebFOCUS」はこれまで多くの販売実績を持つが、今回のポイントはLinux対応と簡易検索ツール「WASABI」対応である。Linux対応で、低価格モデルが提供可能となり、さらにクラスターソフト対応により、負荷分散および高可用性を容易に実現できる。また簡易検索ツール「WASABI」により、操作の容易性を実現できる。ERPソフトなどで収集したデータを分析するBIへのニーズは加速度的に高まっていくことが予想されている。今回のBIソリューションは、ユーザーの多様なニーズに対応するものとして、BIユーザーを拡大することに貢献しそうだ。
http://www.miraclelinux.com/pressroom/details/2006/0308_1.html


<ERP> NECが数理技研と提携し、メモリーDB「Core Saver」を発売

2006-03-06 23:45:15 | BI


 NECと数理技研(東條巌社長)は、RDBを利用したシステムに比べ50―5000倍の高速なデータ処理を可能とするメモリDBを利用した流通業向けソリューション事業で提携した。

 数理技研のメモリーDB製品「Core Saver」とNECが有する流通業の業務ノウハウを融合し、スーパー/量販店向けの業務パッケージ「DCMSTOREシリーズ」を共同で開発し、NECが販売する。今回NECは数理技研に対して出資した。

 メモリーDBは、メモリー上にデータを格納することで、更新・検索などのデータ処理中にディスクアクセスが発生しないため、高速なデータ処理ができる。NECでは、スーパー数社から「DCMSTOREシリーズ」を利用した業務システムの受注を獲得しているという。NECは数理技研に出資するほど力を入れている。今後の注目システムの1つと見て間違いあるまい。
http://www.nec.co.jp/press/ja/0602/2702.html