アビームコンサルティングが、SAP NetWeaverプラットフォームでヨドバシカメラの顧客情報管理システムを構築し、SOA（サービス・オリエンテッド・アーキテクチャー）に基づいた柔軟なシステムを9ヶ月で稼働させた。
SOAに基づいて設計・開発されているので、柔軟なシステム改修・追加を可能なようなシステムプロセスが実現できた野が特徴の1つといえる。
＜短評＞SAPはSOAについてひつこいほどの執念で臨んでいるが、ようやく具体的ユーザーが出始めたようだ。SOA自体あいまいで、現在.NETはSOAに入れるべきだとか、入れるべきでないといったレベルの議論がされている。Web2.0という用語があるが、SOAもWeb2.0のような一般的概念を指す用語ととらえれば気が楽になる。NetWeaverによって開発されたシステムが、今後本当に、システムの改修・追加がスムーズに行なわれるのかが焦点になってくる。いくらSAPがSOAによるシステム構築ができたといっても、ユーザーがそのメリットを認めなければ何にもならない。
http://www.abeam.com/jp/archives/press_release/20060605_ab_yodo.pdf