ERP(企業資源計画)データファイル

ERPのデータバンク作りを目指す

◇ERP◇ 日立ソフトがセールスフォース・ドットコムと業務提携し、日本市場でSaaSの提供を開始

2006-09-03 06:08:11 | CRM


 日立ソフトウェアエンジニアリング(日立ソフト)は、オンデマンドCRMソフト「Salesforce」を活用したSaaS(サース=ソフトウエア・アズ・ア・サービス)事業を展開を狙いに、セールスフォース・ドットコム(宇陀栄次社長)と業務提携契約を締結した。日立ソフトでは現在、Salesforceを数千ユーザー規模で利用しており、この自社での利用ノウハウを基に、今回コンサルティングとインテグレーションサービスの提供を開始するもの。

 <短評>SaaSという新しい機能に注目が集まりつつある。SaaSと従来のASPサービスはどこが違うのか。どうもよく分からないところがあるが、SaaSはASPサービスに比べ、各段に低価格化したブロードバンド回線を使い、しかも仮想化技術を駆使することにより、ピーク時対策がなされている・・・といった違いだろうか?既に世界で2万社のユーザーがSaaSを利用しているというから、SaaSを知らないと時代から置いてきぼりを食らうのかと少々あせる。でも、またベンダー側のセールストークで、あんまり乗らないほうがいい、という声も聞こえてきそうだ。結局、ユーザーでの稼働実績を見てから検討しよう、という平凡な結論に落ち着いてしまう。まあ、“みんなで導入すれば恐くない”といったところでしょうか。
http://hitachisoft.jp/News/News401.html


◇ERP◇ マイクロソフトが日本市場でCRMソフトの販売を9月に開始する

2006-08-08 22:07:25 | CRM


 マイクロソフトは、主に顧客管理、営業支援、マーケティンク支援などを目的にしたCRMソフト「Microsoft Dynamics CRM3.0」の販売を、9月8日から提供開始すると発表した。Dynamicsは、CRMとERPの2つの製品群からなっており、日本市場ではまず「Dynamics CRM」を発売し、その後に、ERPソフト「Dynamics AX」の販売を開始することにしている。Dynamics CRMは既に22言語に対応(日本語は23言語目)しており、7000社以上、18万ユーザーに利用されているという。

 <短評>長らくお待たせしたマイクロソフトのDynamicsが、ようやく日本でそのベールを脱いだ。ただ、期待していたERPソフトは暫くの間お預けで、まずはCRPソフトのみの販売となる。マイクロソフトは、全世界で既に7000社以上、18万ユーザーに利用されていると豪語するが、果たして日本市場で成功を収めることができるのか?日本語は23番目の対応言語ということに、まず驚かされる。つまり、日本のマイクロソフトは日本市場での成功に自信がなかったに違いない。純粋な企業向けアプリケーションソフトを扱うのは初めての経験だろう。つまり自社ではノウハウがないので、パートナーにおんぶに抱っこするしかない。ところが、CRMのノウハウをもつSIヤーは既にどこかのCRMソフトを担いでいる。マイクロソフトのCRMだけをセールスするところは、あまり多くないということは予想に難くない。CRMでこの調子であり、ERPとなるともっと悲観的な観測しかできない。これまでマイクロソフトは独占的環境で育ってきたので、マイクロソフトが海千山千の中堅企業向けソフト市場で成功するのは至難に技といえる。
http://www.microsoft.com/japan/presspass/detail.aspx?newsid=2771

 


◇ERP◇ オンデマンド型CRMサービスをネットスイートが日本市場でも開始

2006-06-02 21:09:12 | CRM


 米国のERP型オンデマンドソフト提供会社NetSuit社(カリフォルニア州)の日本法人・ネットスイート(東京都港区)は、日本市場向けにCRMソフト「NetSuite CRM+」に販売を開始した。

 この「NetSuite CRM+」は、営業管理、代理店管理、販売手数料管理、プロジェクト管理といった機能により、顧客とのやり取りを360度の視野から把握できるようにした、業界初のオンデマンド型CRMアプリケーションである。

 <短評>いま米国ではSaaS(Software as Service)が注目されているという。これはASPとかオンデマンドと似たような機能を持つもので、要するにユーザーが必要な時に最新の情報を提供するサービス。このサービスではCRMではセールス・フォース・ドットコム社が先行している。ネットスイートはCRMに限らずERPなどの機能も提供するところが差別化戦略のようだ。今後、日本市場で受けいられるのか、その動向に注目が集まる。
http://www.netsuite.jp/portal/jp/press/nlpr05-25-06b.shtml

 


<ERP> 米国セールスフォース・ドットコムがモバイルユーザ^ー向けに発表

2006-04-18 22:51:05 | CRM


 米国セールスフォース・ドットコムは、ワイヤレス・アプリケーション・テクノロジーのリーディング企業のSendia社を買収し、モバイル・ユーザー向けに「AppExchage Mobile」を発表した。

 これにより、オンデマンド・アプリケーションがシームレスにモバイル環境下で提供可能となり、現在60種類のモバイル・アプリケーションがAppExchage上で利用可能になった。

 セールスフォース・ドットコムは、ASP型CRMソフトとして日本市場でもユーザーを増やし始めているようだ。今回のモバイル対応機能をサポートしたことにより、一層商品価値を高めそうだ。
http://www.salesforce.com/jp/newsevents/press-release.jsp?year=2006&month=4&id=060412


<ERP> ミック経済研究所がCRMアウトソーシング市場動向の調査レポートを発表

2006-02-19 17:49:38 | CRM


 ミック経済研究所は、調査レポート「CRMアウトソーシング市場の現状と展望2006」を発刊した。これは、主要アウトソーサーの売上げ動向を集計・分析することで、国内CRMアウトソーシング市場の現状を明らかにして、2010年までの中期展望を試みている。

 主な調査結果は次のとおり。05年度、CRMアウトソーシング市場は前年度比112.7%で5500億円。06年度は前年度比109.2%で拡大。安定期に入りながらも拡大を続け、2010年度には約8350億円。

 CRMはあらゆる業種での利用が拡大している。この傾向は今後も続くものと見られる。これは、効率の良い顧客管理が企業の業績や自治体のサービス度向上に直結するからだ。今後はいかに高度のCRMを提供できるかが、CRMアウトソーシング企業の企業間格差につながることになる。
http://www.mic-r.co.jp/mr/00108/index.html