ERP(企業資源計画)データファイル

ERPのデータバンク作りを目指す

◇ERP◇ ヨドバシカメラがマスターデータの統合のためSAPのMDM導入

2006-09-12 21:33:56 | ERPユーザー


 SAPジャパンは、ヨドバシカメラにおいてマスターデータを統合する「SAP NetWeaver MDM(Master Data Management)」プロジェクトが本格稼働したと発表した。マスターデータの統合は、地味なテーマながらこれから統合システムを構築する企業にとって避けては通れない重要なポイントであり、これによりマスターの不整合に起因する業務エラーを回避できる。

 <短評>確かヨドバシカメラは、流通業としてSAPを導入した最初期の1社ではなかったかと思う。今回MDMを導入して、全社的のデータの整合性取り組んだ。あまり、派手な話題とはならないが、これができないと全社統合システムといったところであまり意味がないほどだ。一昔前、ある大手企業の情報システム部長が「わが社のシステムで威張れるのは、どこよりも早く、全社のマスターデータを完全に整合性あるものにしたこと」と胸を張っていたのを思い出すが、当時はそれほど感じなかったが、今思うと、なかなかたいしたものだったのだと感じ入る。
http://www30.sap.com/japan/company/press/press.epx?pressid=6688


◇ERP◇ mySAPERPを新日鉄グループ企業が導入し短期間で稼働

2006-07-27 21:13:31 | ERPユーザー


 新日鉄住金ステンレスは、05年3月から2社合併によるシステム統合のためmySAP ERPを05年3月から導入を開始し、06年4月に稼働という日本の鉄鋼メーカーにおいて初の大規模・短期間のERP導入となった。

 <短評>鉄鋼メーカーにSAPを導入してもそれほどニュースになるのかなと感じられるかも知れないが、この裏にはSAPのオラクルへのあてつけが読み取れる。新日鉄は昔からオラクルと深い関係がある。新日鉄はオラクルDBのベンダーとして日本市場で販売し、多くの実績を持つ。日本オラクルの基礎は新日鉄が作ったといってもいいほどだ。また、オラクルのERPのユーザーとしても新日鉄の存在は大きい。そのような背景の下、新日鉄グループにSAPが導入され、短期間で稼働したことは、SAPにとっては格好のオラクル切り崩しのためのモデルユーザーとなる。今後、ERP市場ではSAPとオラクルの戦いが、ますます激しくなりそうだ。
http://www30.sap.com/japan/Company/Press/Press.epx?PressID=6526


◇ERP◇ ヨドバシカメラがSAP ERPをベースに日本初の商用RFIDシステムを稼働

2006-07-18 23:22:34 | ERPユーザー


 SAPジャパンは、ヨドバシカメラがmySAP SCMのRFID対応製品である「SAP Auto-ID Infrastructure(SAP AII)」を採用して、物流センターにおいて日本初の商用RFID適用プロジェクトが本格稼働したと発表した。ヨドバシカメラはSAP NetWeaverプラットフォーム上でSAP AIIとmySAP ERPの連携を行い、RFIDシステムの導入を実現させた。

 <短評>これからの流通業にとってRFIDは必須のアイテムとなろう。ただ、先頭に立ってRFIDを導入するには、ある程度の覚悟がいる。RFIDにはまだまだ実用上乗り越えねばならない問題が多いからである。今RFIDシステムを導入しても、果たしてどれほどのメリットが得られるのかという問題が立ちはだかり、様子見というユーザーがほとんどだ。SAPジャパンはヨドバシカメラという広告塔が出現したことによって、営業戦略を有利に展開できることになった。
http://www30.sap.com/japan/Company/Press/Press.epx?PressID=6492


◇ERP◇ 日本郵船がLinux上でSAP「R/3」を稼働させた

2006-06-18 11:53:52 | ERPユーザー


 日本IBMとIBMビジネスコンンサルティングサービス(IBCS)は、ERPパッケージSAP「R/3」を導入し、日本郵船の新会計システムをメインフレーム「IBM eServer zSeries」とLinux上に構築した。

 IBCSの「バリューデリバリーセンター(VDC)」では今回、ERP導入に不可欠な企業共通の業務プロセスとITアーキテクチャーに通じたノウハウとスキルを統合し、新システムの戦略策定から導入までを包括的に支援した。

 <短評>SAP「R/3」はこれまでUNIXサーバーかWindowsサーバー上で構築されるケースがほとんどであった。今回の日本郵船のケースは、IBMのLinuxメインフレームを導入して、Linux上で構築したところに新鮮味がある。日本IBMは今回成功したコンビの“日本IBM+IBCS+SAP「R/3」+Linuxメインフレーム”を今後の決め球として全力を投入するはずだ。そうなるとSAP「R/3」のプラットフォームがLinuxで当たり前の時代が到来しそうだ。
http://www-06.ibm.com/jp/press/20060616001.html


◆ERP◆ SAPジャパンとアビームが協業して東京地下鉄の経理システムを短期間で構築

2006-05-22 21:11:08 | ERPユーザー


 SAPジャパンとアビームコンサルティングは、mySAP ERPを中核に東京地下鉄の経理システム「M’ips」を、わずか1年あまり出構築し、このほど稼働させた。

 今回の「M'ips」は、SApジャパンのERPパッケージ「mySAP ERP」をベースに、アビームコンサルティングの「ABeam鉄道会計ソリューション」の持つ各種定義書、設計書、プログラムなどを活用することで、短時間かつ経済的に業務の再構築を実現させた。

 <短評>今後、今回の東京地下鉄のような「mySAP ERP」+各種業務パッケージで基幹システムを構築することが増えるのではないか。SAPジャパンも従来のように全部自社製品でという方針から、他社との協業に力を入れ始めている。これからは大手IT各社もうかうかしていられまい。
http://www30.sap.com/japan/Company/Press/Press.epx?PressID=6220

 


<ERP> サーティワンアイスクリームが2社のERPソフトを導入して成果挙げる

2006-03-30 21:11:54 | ERPユーザー


 アイスクリーム店舗を展開している大手のB-Rサーティワンアイスクリームが、米国インフォア社の「SyteLine(サイトライン)」とSSJの「SuperStream(スーパーストリーム)」の2つのERPソフトを導入し稼働を開始している。

 「サイトライン」が原材料調達・精算情報・受注出荷の管理システム、「スーパーストリーム」が会計・人事システムと、2つに分け、6ヶ月という短期間で導入した。システム全体として、一元化による情報調整作業40%削減、システム運用効率20%向上という成果を挙げている。

ERPソフト導入も1社のソフトだけでなく、それぞれ得意分野をもつ複数のERPソフトを導入した方が効果が出やすい場合も少なくない。サーティワンアイスクリーム社の場合はこの典型的な事例といえる。
http://www.ssjkk.co.jp/main/jisseki/newsrelease/br_060329.pdf

 

 

 


<ERP> 不動産業のポラスが富士通製会計統合ソフト「GLOVIA/SUMMIT」を導入して成果

2006-03-25 10:47:31 | ERPユーザー


 不動産業のポラスが、富士通の会計統合ソフト「GLOVIA/SUMMIT」を導入して、グループ企業の会計業務を集約し、情報を有効活用することに成功した。

 同社は、以前はオフコンをベースにした財務会計システムを利用していたが、事業の拡大に伴ってデータ量が増大した。システムを今後もそのまま利用し続けることが困難になったため、新システムを導入したもの。

 導入効果は①関連子会社22社の会計業務の集約を実現②拠点入力とシステム間連携により、月次・年度末決算日程の半減に成功③明細データを物件の収益分析に活用するなど、戦略性の高いビジネスを実現―など。
http://glovia.fujitsu.com/jp/case/glovia_s/polus/index1.html

 


<ERP> サンデンがNEC製ERPソフト「EXPLANNER/J」を7社に導入

2006-02-16 20:53:53 | ERPユーザー


 サンデン(群馬県伊勢崎市)は、サンデンシステムエンジニアリングおよびNECと共同で、鋳造・塗装・組立・部品加工など多業種にわたる国内の生産関係会社7社に導入する標準生産管理システムを、NEC製Web対応ERPソフト「EXPLANNER/J」を採用して構築した。

 標準生産管理システムを導入することによって、各社個別に生産管理システムを構築した場合に比べ、1/3の資金金額での導入が可能であると見込んでいる。また、従来各社でシステムを管理していた要員がいらなくなる。

 「EXPLANNER/J」はNECが独自に開発したERPソフトで、これまで多くの導入実績を持つ。今回のERPソフト導入のポイントは7社の標準システムを構築したこと。ERPソフフトを導入しさえすれば効果がでるわけではない。むしろ、IT化以前の生産管理の標準化が大切なところ。また、コードの統一などがしっかりと行われていなければ、成果はでない。
http://www.nec.co.jp/press/ja/0602/1402.html


<ERP> 国分が富士通の会計ERP「GLOVIA/SUMMIT」を導入

2006-02-05 19:26:46 | ERPユーザー


 酒類・食品卸売業最大手の国分は、グループのビジネスを支える基幹業務システムの全面再構築に着手した。これは業務プロセス改革を推進し、市場環境変化への即応を果たすのが狙い。プロジェクトの実施に当たっては、会計システムの刷新も大きな課題で、このため富士通の会計ERP「GLOVIA/SUMMIT」を導入した。

 会計ERP「GLOVIA/SUMMIT」導入効果は①タイムリーなビジネスの展開②経理業務の標準化を実現③関連企業の会計業務を新システムに集約し、連結決算早期化・グループ経営の最適化に貢献―などが挙げられる。

 同社では会計パッケージの選択作業は非常に慎重に行い、最終的に4製品に絞込み、機能や使い勝手などの評価を行った。この結果、富士通の会計ERP「GLOVIA/SUMMIT」に決定した。
http://glovia.fujitsu.com/jp/case/glovia_s/kokubu/index1.html