25時間目  日々を哲学する

著者 本木周一 小説、詩、音楽 映画、ドラマ、経済、日々を哲学する

くじのようなもの

2018年07月08日 | 日記
 日本列島はなんと定期的ではあるが突然の天災が多いところだろう。それはいつ我が身に起こるかわからないけれど、必ず来るように思われるところが日本列島に本質である。
 日本列島にたどり着いた原始の人々はそこから東に進んだけれどやがて太平洋と津軽海峡に阻まれた。もう行くところはなかった。自然災害にさえあたらなかったら四季に応じた物があり、四季に合わせるように物作ることも、考えることもできた。人々は日本列島から出ることなく、何万年を過ごした。

 記録的な大雨が、くじで当たるようにして、幾つかの場所を襲った。これだけ土木工事技術も、防災の意識があったとしても免れ得ないというのは、神も仏もあるものか、と思うより、虚脱感や無常感になるのかも知れない。

 もしも自分の家が水に浸かったらと思うと、投げ出したくなるだろうが、コツコツとまた片付けて、修理をしてと時は流れていくのだろう。逆に張り切ってやっていくかもしれない。

 毎日のように地震速報がテレビ画面の上に流れる。すると南海トラフが軋む断面図を想像する。日向沖で地震は南海トラフ大地震の予兆だとする紹介があったので、この前の日向沖地震は不気味さを与えた。津波は「逃げるが勝ち」を肝にいれて、とにかくすぐに逃げることだとはわかっている。