25時間目  日々を哲学する

著者 本木周一 小説、詩、音楽 映画、ドラマ、経済、日々を哲学する

尾鷲市、特区の申請はできないのか

2018年07月17日 | 社会・経済・政治
尾鷲市は大きなイベントがあるとホテルや旅館の数が少なく宿泊の対応ができない。民泊新法ができたものの、これは都市型であり、外国人旅行客が念頭に置かれて作られたものだと思う。
 この民泊新法を尾鷲のような消滅都市として予想される市では、市のやる気が必要である。民泊制度をうまく活用できれば熊野古道客や海水浴客、釣り客、田舎暮らしの別荘へもアプローチができるのであるが、この民泊新法では不可能である。空き家がもったいない。民泊は一業者一家しかできない。一業者が複数家できるとなればこれは事業として成り立つのである。これは空き家活用の話。
 現にぼくが行っている民泊ではみな主婦の店で食料などを調達しているから消費にも少々は貢献しているわけである。これが十も二十も増えれば、大きなイベントにも対応できるだろうし、海外からも巡礼の道として旅行客がくることだろう。現に熊野古道にはスペイン人などヨーロッパからの巡礼客も増えている。

 尾鷲市は極度の高齢化社会になっているからいずれ白タク解禁、タクシー相乗り解禁、巡回ミニバスがくるくると走る交通整備をする時がもう来ている。

 幾つかの優先的な項目を上げて特区申請ができないものか、と思う。バイオマス発電は発電量は小さいからそれを電源として水素による発電所ができるようにするとか、
 浦村のご老人には市街地の便利なところに高層のマンションを建てて集中的に移住してもらうとか、何か策が必要である。魚や林業などでは人口が増えるはずもない。

 マンガ、イラスト、プログラミングができる人材を市役所が雇い、特別チームを作って起業家支援を行うと面白い。このITの時代に起業はいくらでもできるはずだ。