【どうして日本人は英語が話せないのか?】
私は、英語を教えている英語の先生、中学、高校、予備校、塾の先生がほとんど英語を話せないという現実を知るべきです。大前研一氏の「日本人が英語を話せないのは英語の先生がいるからだ」という指摘は 当を得ています。
今回から数回にわけてTwo Word Verbsについて述べます。
日本の英語教育では、これらの表現をイディオム、熟語、慣用句などとしています。
確かにこれらの表現は、「意味ある単位」、つまりフレーズで成り立っている表現です。しかし日本の英語教育ではそれを「日本語訳とセットで丸暗記させる」ことになっていて、それを丸暗記できた人が「英語ができる人」だとされています。つまりこの人たちが英語の先生、中学、高校、予備校、塾の先生」なのです。
彼らは英語の本質を教えないで、「日本語の発想」を教えているのに過ぎません。あるいは日本で売られている英会話、英文法の本もまったく同じです。だから日本人は英語を話せないということです。
イギリスの言語学者で、C. K. Ogden (1889-1957)という人は、Basic Englishというものを提唱し、基本16動詞と方位語との結びつきで日常会話のほとんどができるとしました。
be, have, do, make, get, give, put, take, keep, let,
go, come, seem, say, see, send
英語の発想には、方位や位置を用いてものごとを表現する特色がある。そういう意味で英語は分析的な言語だと言われ、その方位や位置を表すのが、英語では方位副詞や前置詞です。
しかし日本の英語教育では、方位副詞という名前はそのままだが、前置詞という名前をつけています。「前に置くことば」では何のことかわからなのは当たり前です。
明治時代には所位語と訳した人もいたが、元々英語では前置詞はprepositionです。positionというのは野球用語のポジション、つまり「位置」
のこと、だから私は、方位副詞と前置詞をまとめて方位語と呼んでいます。
方位副詞の例
away, back, down, up, off, on, out, over, up, etc.
前置詞の例
against, at, in, into, from, of, to, with,etc.
次回から、Let the dog out./Put the dog out,/Get the dog out./Take the dog out.などの表現について述べていきます。
あなたはこれらの表現をどう日本語に訳しますか?
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今回から以下についての学習となります。
[3-1] BASIC VERBS PART 2 be動詞 Two Word Verbs Phrases
■「存在」を表すbe動詞 beの動詞フレーズ解説
beの動詞フレーズINDEX
ここには、be aboutからbe withoutまで、be動詞と46の方位副詞や前置詞+名詞の結びつきをとりあげています.
日本人の英語運用能力の貧しさを指摘する場合、様々なポイントがあるが、日本人にとって意外な盲点となっているのがこのtwo-word verbsだ。日本で教えているネイティブの英会話教師も、日本人の英語表現の貧しさを指摘する際、必ずこれを話題にする。実際、英会話学校に通っている人の多くが、「あなたはボキャブラリーが少ないですね、もっとボキャブラリーを増やす努力をしなさい」と指摘された経験を持っているはずだ。
be動詞は「存在」を表し、表現としては一般動詞と方位副詞や前置詞+名詞の結びつきの基礎となります。
今回から、46のbe動詞と方位副詞や前置詞+名詞の結びつきをとりあげていきます。
English Trekking教材を購入された方、あるいは当講座を受講されている方は、ホリスティクアプローチで学習してください。
いずれにしても文例を丸暗記するのではなく、着色された補語フレーズだけでその意味をとらえてください。
忘れてはならないのは、日本語訳ではなく、そのイメージを身につけることです.
今回は、以下の3つのフレーズです.記事は教材からの引用です.
(1) be about の動詞フレーズ (61) aboutのroot sense 「周囲」
aboutの本質的な意味は、「on all sides of ~=~の周りに」です。この意味から、最近では(a)roundを使われていることが多いです。
aboutの示す位置はかなり漠然としていて、日本語訳としては「~のあたりに」「ぐるりと」「どこか~の近くに」といったことになるでしょう。英語の、somewhere near, here and there, roundに相当します。
用法としては、方位副詞(単独で使われる場合)と、前置詞(名詞を伴う場合」があることに注意してください。
aboutが次のようなファンクションフレーズを作る場合がありますが、これもaboutの本質的な意味が洗われています。
The plane is about to take off.
その飛行機は離陸しようとしています
メタフォー(ひゆ的転用)では、「流行っている」といった意味にも使われます。英語の発想では単に「ぐるりにある」ということです。
be about (~) (具)「まわりにいる、およそ、~について」
(抽)「流行する」「流行っている」
(1) A number of servants were about in the room.
その部屋には使用人が大勢いた
*a number of ~は「多くの~」の意味、つまり「多くの使用人があちちこちにいる」ということ。
(2) Influenza was about.
流感が流行っていた
(3) Measles is about.
はしかが流行っている
*Measlesは「はしか」という病名、病名の多くは複数の形をしているが、単数扱いをする。
また「風疹」はGerman measlesと呼ばれます.
略
(5) He's about [around] the house.
彼は家の(中か周りか)どこかにいます
(6) This book is about trains.
この本は列車についての本です
略
いずれにしも文法上の理屈より、実際の文例を通じで自分の言葉として身につけることが大切です。
自由に英語を話すための最短学習プログラム be動詞フレーズの文の生産
be about | being about | been about |
① 現在形動詞フレーズ | ② 過去形動詞フレーズ | |
(am, are is) about | (was, were) about | |
③ 原形動詞フレーズ | ④ ing形動詞フレーズ | ⑤ ed形動詞フレーズ |
be動詞5段活用 | VC感覚(動詞+形容詞) | (はしかなどが)流行っている |
【ファンクションメソッド be動詞フレーズ5段活用】 表現展開の例
① 現在形動詞レーズ 「現在の事実・習慣を表す]
Influenza is about.
流感が流行っている
② 過去形動詞レーズ 「過去の一時点の事実を表す]
Influenza was about.
流感が流行っている
③ 原形動詞フレーズ 未来形・情緒表現 「未来の事実・情緒などを表す]
Influenza will be about.
流感が流行るでしょう
Influenza may be about.
流感が流行るかもしれない
Influenza seems to be about.
流感が流行っているようだ
④ ing形動詞フレーズ 「継続的な意味などを表す]
原則として進行形は無し
⑤ ed形動詞フレーズ 「過去を背負った現在の付帯状況] 現在完了形
Influenza has been about.
流感がずっと流行っている
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