プレミア・リーグ 第三十四節

第３４節　VSマンチェスター・シティ

試合会場　ホーム　クレイヴン・コテージ
観客動員数　29333人
フルハム　3－2　マンチェスター・シティ

先発フォーメーション　4－4－2

　　　　ニュージェント　プアッザ

　　　　　　※クラニチャル
　　水野　　　　　　　　　　ヤング
　　　　　　　ティムリン
コンチェスキー　　　　　　　フォルツ
　　　　リチャーズ　ラメージ
　　　　　　　　ハート

得点者
FWアメウル・プアッザ　前半32分
MFニコ・クラニチャル　後半13分
MFジミー・バラード　後半28分

※交代選手
MFクラニチャル→MFバラード　後半22分

☆MOM　MFニコ・クラニチャル　評価点7・0

試合総括
勝ち点9差で追いかけ、CL出場権へ望みをつなげたいマンチェスター・シティと
ここで差を広げて勢いをつけたいフルハムの対決は、点の取り合いになった。

開始早々から中盤で熱い競り合いが繰り広げられる。
クラニチャル、ティムリンの2人を中心に中央から攻め立てるフルハム、
フェルナンデス、ジョンソンの2人を中心に攻め立てるシティ、
中盤の選手同士が激しい小競り合いを見せる。
司令塔を潰そうと、両チームの選手が激しいタックルでとめにかかる。
先に先行したのはフルハム。水野が素晴らしいフェイントでSBを置き去りにすると
ドリブルで一気に中央に切れ込む。ラストパスを出すとこれをプアッザがしっかり
合わせてゴール！フルハムが先制に成功する。
しかしシティも直後の40分にポジノフがこぼれ玉を押し込んで同点！
負けられないだけあって必死に追いすがる。前半は1－1で折り返す。

後半に入るとフルハムが徐々に試合の主導権を握りだす。
クラニチャル、ティムリンが華麗なパス回しで前線へ切れ込み、正確なパスを
何本も通す。すると後半13分、コンチェスキーがサイドを突破し中央へパスを
出すと、これをクラニチャルがダイレクトで合わせシュート！
これがゴール右に決まって勝ち越しに成功！
さらに後半28分には交代で入ったバラードが差を広げるゴールを奪い3－1とする。
しかしマンチェスター・シティはカウンターから、こちらも途中出場のムペンザが
ヘディングシュートで1点奪い1点差まで詰め寄る。
終了間際に一気に畳み掛けたシティだったが、後半43分の絶好機を物に出来ない。
結局同点ゴールは奪えずに試合終了。フルハムが接戦を制し、CL権獲得へ
一歩近づいた。

フェルナンデス監督
「カーリングカップ決勝戦の影響で多くのレギュラーを欠いた状況だったが、
サブメンバーたちはしっかりと自分達の役割をこなしてくれた。
ティムリンは中盤の底であらゆるプレーの基点となりチームを支えた。
リチャーズも徐々に慣れてきた、今日はいいプレーを見せていた。
試合は残り4試合となった。2勝1分け1敗で夢のCL出場が決まる。
ここまで来たら、CL出場権を狙っていく。」

※写真※　
この時点で勝ち越しとなる2点目を決め、喜ぶフルハムMFクラニチャル(写真左)と
MFティムリン(写真右)。この2人の活躍で、勝利を手にした。

カーリングカップ 決勝

カーリングカップ　VSマンチェスター・ユナイテッド

試合会場　ホーム＆アウェイ　デ・カイプ・スタディオン
観客動員数　52010人
マンチェスター・ユナイテッド　1－2　フルハム

先発フォーメーション　4－4－2

　　　　デンプシー　ジョンソン

　　　　　　　クラニチャル
アンブローズ　　　　　　　　　マーフィー
　　　　　　　アンドリーセン
アシュトン　　　　　　　　　　フォルツ
　　　　　ヒューズ　ラメージ
　　　　　　　　ニエミ

得点者
エディ・ジョンソン　前半10分、34分

※交代選手
MFマーフィー→MFバラード　後半15分
DFアシュトン→DFバイアード　後半32分

☆MOM　FWニコ・クラニチャル　評価点6・5

試合総括
ルーニーを怪我で欠くユナイテッド、ニュージェントを風邪で欠くフルハム。
両チームとも、エースが欠場という状況での決勝戦。驚きの展開が待っていた！

戦力的には圧倒的不利と見られていたフルハムが、前半から仕掛ける。
左サイドのアンブローズを中心に、サイドアタックで仕掛けるフルハムは前半10分
アシュトンのスルーパスを受けたアンブローズがサイドを突破。
深い位置でふわりとしたクロスをあげると、これをエディがヘッドで押し込んで
まさかの先制。開始早々のゴールで、フルハムが勢いに乗る。
負けられないユナイテッドはすぐさま反撃、ロナウドがサイドから一気に仕掛け
シュートを放つが、ヒューズにカットされゴールはならない。
前半20分にはテベスがこぼれ玉を拾いGKと一対一でシュートする場面もあったが
焦ってしまったのか枠を捉えきれず外してしまう。
それでも前半26分、カウンターからテベスがパスを受けるとパク・チソンへ
ダイレクトでスルーパス、それと同時にDFにプレッシャーをかけてマークさせない
フリーでパスを受けたパク・チソンは単独でゴール前まで攻めあがると
GKの動きをしっかりと読んでシュート！これが決まってユナイテッドがすかさず
同点に追いつくことに成功する。
同点に追いつかれてしまったフルハムだったが、焦らず試合を組み立てると
前半34分、アンブローズが再びサイドを突破すると鋭いクロス！
早すぎて味方に合わず逆サイドにこぼれてしまうが、エディが拾うとDFをかわして
豪快なシュート！近距離からのシュートにファン・デル・サール対処できずゴール
フルハムが再び1点のリードを得る。
エディの活躍で、前半は2－1とリードを奪った状態で折り返す。

後半に入るとユナイテッドは一気に攻め立てる。
ナニ、ロナウドのサイドに加え中盤からスコールズが上がり素早い攻撃。
後半11分にはナニのクロスにテベスが飛び込んだが、ニエミがしっかり防いで
ここはゴールならず。その後もチャンスは作るが、フルハム守備陣を崩せず
時間だけが過ぎていく。フルハムはバラード、バイアードと守備的な2人を
それぞれ投入し守備固めを行うと、ユナイテッドは調子の悪かったロナウドを
下げてベテランギグス、点取り屋サアを次々に投入しさらに攻勢を強める。
しかしフルハムは組織的な守備で耐え凌ぐ。
そしてついに試合終了のホイッスル！ユナイテッドの猛攻を最後まで凌いだ
フルハムが、2－1で勝利！奇跡のカーリングカップ優勝を決めた！！！

フェルナンデス監督
「苦しみぬきついに栄光を掴み取る事が出来た。
選手達には賞賛の言葉を贈りたい。本当におめでとう。
激しさを増したユナイテッドの猛攻を1点に防ぎきった鉄壁の守備陣、
堅守を誇るユナイテッドゴールを割り勝利をもたらした攻撃陣、
中盤で幾度とない奪い合いを制し、敵のチャンスを摘み取った中盤
それぞれが自分の任務を自覚し、それを忠実に行ってくれた。
素晴らしい勝利だ。全ての人に感謝したい。本当にありがとう。」