円覚寺日記 四季綴り

このお寺が建っている環境のごとく、ゆったりとした気分で書いていきたい。
浄土真宗本願寺派 円覚寺の日記帳です。

8月26日鞍手組半日研修会 & 27日

2008年08月27日 | 日記
昨日26日は午後1時半より、所属する鞍手組同朋教学部主催の半日研修に出席。
会場は直方市下境のフリースペース&カフェさんしょうあん。
50名近くのご参加をいただいた。

講師は広島県よりZ法寺坊守、前田純代師。御講師は(株)野村総合研究所において8年間勤務されるなかで、情報通信分野のコンサルタントとして主に携帯電話やインターネットなどのマーケティング戦略の立案などでご活躍されたお方。その実績から、昨年には本山の少年連盟評議員研修会において新たな寺院活動の可能性についての講義をされて、そのときの参加者は一同に深く感銘を受けたと聞く。

そこで今年の研修会では「マーケティング理論で考えるお寺の可能性」をテーマとして寺院再生の道を探ることを目的とし、講義を受けた。講義の中ではかの「ビリーズブートキャンプ」や「ヘルシア緑茶」などのヒットを事例として、マーケティングの手法が寺院運営にも活用できる旨のご講義をいただいた。

マーケティングの手法においては、環境分析→セグメンテーション→ポジショニング→マーケティングミックスという段階を経て、「人の欲するものを予期せぬ形で提供する」かたちを取るという。

実は私たちは普段の伝道活動の中で、壮年会や婦人会、若婦人会、青少年など世代ごとに応じた研修や聞法の場を提案している。そして普段あまり意識せずとも、このマーケティングの手法を使っていることも多い。しかし、そこに目的を終始一貫とすることが出来ておらず、結果として誰に対して何をどのように伝えたいかがぼやけてしまっているのではないか。

マーケティングの分野では、意外と地道で着実なデータの積み重ねが結果として反映する。そこには一つ一つの事象を振り返りつつ分析し、反省点から学び生かしていく姿勢が見える。

このように、一貫性を持つことや、分析を欠かさない姿勢に、私たちも大いに学ぶべきものがある。
あらためて「気付き」をいただいた尊いご縁であり、自分自身、可能性を見いだすことができた。


さて今日27日は夜7時半よりS念寺若院様が雅楽練習のため来寺される。
秋、鞍手組は大きな法要が続く。そのために一通り笙を演奏することが出来るように、こちらとしても熱が入る。
平調の陪臚(ばいろ)までこぎつけた!

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