円覚寺日記 四季綴り

このお寺が建っている環境のごとく、ゆったりとした気分で書いていきたい。
浄土真宗本願寺派 円覚寺の日記帳です。

定例法座十六日講 ならびに 旅行委員会

2008年09月16日 | 日記
午後1時より定例法座十六日講。昨日からの腰痛はまだ続き、コルセットをして、腰を保護しながら、何とか無事にお勤めしました。

法話のテーマは「念仏者は無碍の一道なり」。
真宗教団連合カレンダーの九月のことばである。

お念仏に生きる者は、何ものにも障げられることはなくお浄土への道を歩ませていただけるのである。

さて、ではさまたげるものとはなにか?

「渡る世間は鬼ばかり」、というがそのとき我々は私たちをさまたげる鬼が私の外からやってくると考え、その私の世界を「世間」と考えている。

しかし、私を離れて「世間」はない。

「世間」とはもともと仏教語で、この私自身が「有情世間」とよばれる存在。そしてその有情世間が生きるところが「器世間」と呼ばれる世界なのである。

だから、本来私の中に、私の歩みをさまたげる鬼や魔が存在しているのであって、それが煩悩、貪欲・瞋恚・愚痴の三毒の煩悩なのである。

その煩悩まみれの私の中に阿弥陀様がはたらいてくださっている。
泥の中に咲きながら、自らは決して泥の色に染まらない蓮の華のように。

決して揺るぐことのない阿弥陀様の智慧と慈悲のおはたらきをご信心としていただいた者もまた、煩悩の身のままに阿弥陀様がそのままにお救いくださり浄土往生間違いない身となるのである。


さて、夜7時半からは円覚寺仏壮旅行委員会。11月に行う一泊研修旅行の打ち合わせであった。
行程を確認し、参加費、募集人数などを決定。今週中には案内状を作成の上、発送したいと思います。ご門徒の皆様、お楽しみに!