2024/5/30
・新文芸座のオールナイト上映の二本目。
・深夜一時過ぎだったと思う。事前に普段より多く寝ていたわけではないけど、まだ頭はしっかりしている。
・婚活で出会った男が大泥棒だったという話。
・その大泥棒役がリティク・ローシャン。
・巨大なダイヤを盗み出すが、報酬をめぐり、交渉先の犯罪組織との関係を悪くしてしまう。
・一方で、婚活を始めた普通の若い女性。たまたま婚活サイトでアポを取った男性が遅刻してしまい、リティクを婚活相手だと勘違いしてしまう。
・温度差が極端。
・状況的に極めてうさん臭い人間のはずなのに、リティクの人間力だけで魅力的に見えてしまう。
・何かのショーに紛れ込んだリティクが、迫力ある音楽ともに踊りだすシーン。割と序盤だけど、本作のピークだった。アナ雪のレリゴーに匹敵する。
・演出効果もあるけど、彼だけ3Dに見えた。
・筋肉の彫りが深く、汗でピカピカ輝いている。
・正直、最初から偽物っぽかった巨大ダイヤより、カットも輝き方も彼のほうが上だった。
・水上での格闘シーンも良かった。マシンを使って、イルカのように飛んだりもぐったりして前進していく。実写とは思えない動きだった。
・女性が彼のことを信じたり疑ったりを繰り返すところでは、ちょっと飽きてしまう。
・あわせてクライマックス級のアクションシーンが多く、かえって印象が薄くなったりもしてしまう。
・どんな大技が決まってもなかなか試合が終わらないプロレスを見ているような感じ。
・それでもオープニングの残酷なシーンが中盤と終盤に二度回収されていくところは気持ち良かった。
・終始三人組で行動していた一作目や、若手に結構見せ場を譲っている三作目に比べて、最もリティク・ローシャンの魅力を堪能できる作品だった。
・カリオストロの城かと思ったらドクターフーに近かった。
・運命の出会いだからと言って、そこに飛び込めるとは限らない。安定のほうが大事な人もいる。
・結果的に、彼が運命の人ではあった。婚活サイト凄い。
(新文芸坐)
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