観劇三昧:坂口修一『ミッド・ナイト・エクスプレス第1話「誕生」』
2017/7/17
中華料理店の親父が、妻の出産の知らせを聞いて、病院へ急ぐ話。わずか12分の一人芝居。
とにかく病院へ自転車を走らせる様子が話の主軸。
そこに熱狂的な阪急ファン要素が加わって、優勝を決める試合の様子と、病院に向かう様子が平行して語られる工夫。
動きと語りのリズムが高いところで拮抗していて、そのまま話の緊張感にも繋がっている。
料理を作ったり自転車を乗りこなしたりする各種パントマイムやスローモーション演技が巧みで、妻の出産と阪急の応援の間で苦悩する様とか、喜びながら痛がるところなんかも人情話として楽しい。
役者としての基本性能が相当高いと思う。
個人的には、自転車を止めて、スタンドを足で立てる動きが好き。
チャーハンこぼすところ、声出して笑った。
手のひらフェスでは一話完結だったけど、話続きそうな終わり方だったので追っかけてみたい。
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