遠藤雷太のうろうろブログ

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クシシュトフ・キェシロフスキ監督『デカローグ』第6話 ある愛に関する物語

2024-04-16 17:59:57 | DVD・VHS・動画など

 

2024/4/16

望遠鏡で隣の建物の情事を覗き見していた若い男トメクは、覗きの対象の女性マグダと仲良くなるが、性行為がうまくいかなくて自殺未遂する話。

解説文の(彼の視姦は性的なものではなく)「むしろ純粋な愛の対象を見守るまなざしとしてのみ心に残る」と自分の印象が全然一致しなくて困る。

彼女に会いたいがために、郵便局員が為替関連の書面を偽造するのもやりすぎに思える。好きな人をクレーマーに仕立てたのも陰湿すぎる。

1988年のポーランドならOKなんだろうか。

女性がそれに対して寛容すぎるのも変な誤解を招きそうだし、あげく手首を切って自殺未遂なんてただひたすら面倒くさい。

性交渉うまくいかなくて落ち込むのはよく聞く話ではあるし、映画の主人公が全員善人である必要はないけど、それにしても酷い。

ちゃんと調べない雑な局員(上司)も酷かったけど、こちらは日常にありそうな酷さ描写なので好き。


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