2023/3/27
・殺し屋協会に所属する若手の女子殺し屋コンビ、ちさととまひろが、その立場を狙う殺し屋兄弟に襲われる話。
・前作ですっかりキャラ立ちしている女子二人に対して、新顔のむさくるしい殺し屋兄弟。
・話はこの殺し屋底辺兄弟にずいぶん寄り添って作られている。
・のちのち殺される敵役だろうに、こんなにひたむきな連中でいいんだろうかと心配になってくる。
・オープニングの乱闘。アパート内の狭すぎる空間で殺陣とも言えないような泥臭い乱闘が展開する。
・そのあと、銀行強盗と戦う、ちさととまひろも楽しい。
・今どき銀行強盗もないだろうとも思うけど、殺し屋にボッコボコにされる役割としてはちょうどいい。
・変に人間性を出されると生々しくて見てられない。
・なぜか「花束みたいな恋をした」の話題が出てくる。
・実在作品を作中に出すのは、実在感というか、それこそ生々しさが増すから、意図がよくわからない。
・普通の人たちとの対比…というには微妙だし。
・着ぐるみ同士の小競り合いが地味に楽しい。一応、頭が取れないように気にしているし、二人の関係性の範囲で戦っているのがおもしろい。
・ちさととまひろのもちょもちょした会話がかわいい。中身があんまりないのに間が持つ。
・自分の感覚だと、ちさとの演技は感情過多に思えるけど、殺し屋が感情を制御できているほうがおかしいとも言えるし、多少いびつな方がいいのかもしれない。
・将棋のルールを知っていたのが意外。
・お金よりも約束をやぶったことに怒る。
・死体の処理、あんなに雑でいいものなのか。
・処理班まわりのサブストーリー楽しい。ポイントごとの出番できっちり話ができている。
・サブマシンガンっぽいもの乱射しているのが唐突すぎて笑った。どういう精神構造しているんだ。
・ついに二組が戦うシーン。もうとにかく爽やかなんだけど、殺し屋特有の感覚のズレみたいなものも残す。すごいバランス感覚。
・まひろの動きのキレが完全にアスリートのそれ。アクション俳優として安心して見ることができる。
・最後のシーン、まひろが持っている本が気になってしまい、せっかく会話が頭に入ってこなかった。
(札幌シネマフロンティア)
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