遠藤雷太のうろうろブログ

何かを観たら、とにかく400字または1000字以内で感想を書きつづるブログ。

木下麦監督『オッドタクシー イン・ザ・ウッズ』

2022-04-21 22:56:15 | 映画を見てきた

2022/4/21

タクシードライバーの小戸川が、女子高生の失踪事件に巻き込まれていく話。

テレビシリーズはほとんど時系列順に話が進んでいたけど、映画版では登場人物の証言を追うことで事後から事件を語り直している。

なので、サブタイトルは芥川の『藪の中』の感じっぽい。そういう劇場化もあるのか。

ただ、事件の全容はある程度見えているので、ただの総集編っぽくもある。

白川さんが小戸川への気持ちをきちんと語りなおしてくれたのはよかった。あそこが結構謎だった。

劇場版にしかないシーンの意味はよくわからなかったけど、とりあえずこの劇場版はテレビシリーズのメイキングみたいな感じだと解釈した。

ああいう証言を集めて、テレビシリーズのオッドタクシーを作ったという。それでラストにもつながるかなと。

単純に「その後」が描かれているのはうれしいけど、それを見るために我慢して見てたところもあるので、もうちょっとサービスしてほしかったような気もする。

(札幌シネマフロンティア)

※劇場特典はステッカー。かっこいい。


コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 濱口竜介監督『ドライブ・マ... | トップ | ビリー・ワイルダー監督『麗... »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

映画を見てきた」カテゴリの最新記事