2024/5/4
松岡和子訳。初めて読んだわけではない、はず。
近々、また演劇作品のほうを見に行くので予習がてら読んでみる。
こういう古典はネタバレや先入観なしに見たいとか考えずに済む。
名作という評価が定まっている作品だから言えるけど、戯曲で読むとあらためて登場人物が何を考えているのかよくわからず、とにかく冗長に感じる。
過度な説明や言葉の装飾は、今ほどの照明や音響効果が期待できない当時のイギリスの演劇環境であれば、それほど違和感はなかったのかもしれない。
あらすじを知っている状態で読んでいるからついていけるけど、まっさらの状態で読んでいたらたぶん理解できなかった。
特に母であり、宿敵の妻でもあるガートルードがよくわからない。
息子を愛しているのはわかるけど、二人の夫をどう思っているのか、全然伝わってこない。
せっかくの機会なので何度か繰り返し読んで変化があるか試してみたい。
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