みなさん、こんばんは。
さて、10/4に厚生労働省が公表した「保育所関連状況取りまとめ」という統計によると、H23/4/1時点の待機児童数は、25,556人となり、昨年と比較して719人減少したようです。
待機児童数の減少は4年ぶりということになります。
減少した理由として挙げられるのは、保育所の整備が進んだという点で、施設数は317か所、定員数は46,503人増えています。
微減とはいえ、待機児童が減少したことはとても喜ばしいことだと思います。
ただ、定員数の増加に対して、待機児童の減少が僅かであること(これは潜在的な利用希望者が相当数いることを意味していると思います)、依然として待機児童が25,556人もいるという事実は、重く受けとめなければならないと思います。
自分でも保活をするようになってより感じますが、やはり保育園に入れるかどうか不明だという状態は、非常に不安定で悩ましいものです。
待機児童ゼロに向けた取り組みが、迅速かつ強力に推進されることが望まれます。
また、「保育所関連状況取りまとめ」の中には、他にも参考になるデータが含まれていましたので、ご紹介します。
〇保育所利用児童数等の状況
・保育所利用児童数は、2,122,951人で前年から42,837人の増加
・年齢区分別では、3歳未満が31,226人の増加、3歳以上は11,611人の増加
・保育所利用児童割合は、3歳未満が24.0%、3歳以上が42.4%、全年齢では33.1%
〇保育所待機児童数の状況
・待機児童のうち3歳未満児の占める割合82.6%
・待機児童のうち首都圏(埼玉・千葉・東京・神奈川)、近畿圏(京都・大阪・兵庫)の7都府県が占める割合81.9%
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