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名古屋高速3号大高線

2005-12-07 01:05:54 | 名古屋高速
 前回の知多半島道路の内容と大きくリンクしているのが、この名古屋高速3号大高線である。3号大高線は名古屋市昭和区東郊通の都心環状線鶴舞南JCTを起点に一般道空港線と国道1号線、名四国道の上部を抜けて緑区大高の名古屋南JCTに至る放射線である。


 下り堀田付近。堀田は朝の下りの出口渋滞と夕方上りの合流渋滞が目立つ


 名古屋高速として最も始めに開通した区間はこの現在3号線の星崎~高辻間である。市域を同じく南北に走る楠線と比べ、都心までの距離があるので、大高線の利用者はかなり多い。1日7万~8万台の利用がある。もちろん名古屋高速の放射線の中では最も利用が多い路線である。(余談だが首都高の3号渋谷線、阪高の3号神戸線もそれぞれ最も放射線で渋滞が多い路線である)

 全線4車線で、都心環状線が一方通行になっている為、都心環状線を起因とした渋滞の影響を受けやすい。終点は従来名四国道と連絡する名四連絡路だったが、近年伊勢湾岸道の直結により名古屋南JCTまで数百m延長された。
 湾岸が豊田で東名に直結してから交通量が増加している。以前名古屋圏の項でも述べたが、名古屋インター経由の場合東名阪均一区間という料金面の障害があるので、特に東名下りの渋滞時、湾岸経由で流入する車が多い。
 大高で名四と知多半からの流入が加わる。特に知多半からの流入は多い。その後星崎、笠寺、堀田と漸増し、環状線に至る。


 上り笠寺付近。都心環状線に向かって平日恒例化した断続的な渋滞。

 以前は平日、特に金曜を中心とした渋滞が主だったが、湾岸の直結、セントレアの開港等、大高線を取り巻く環境の変化により渋滞は激しくなっている。平日の昼間の早い時間から曜日を問わず渋滞が所々で発生するようになった。個人的な見解だが、景気回復にも関連があると思われる。
 渋滞発生ポイントは星崎TB、笠寺合流、堀田合流、そして環状線の山王カーブがあげられる。まず、早い時間帯から堀田合流と山王付近を先頭とした各2,3kmの渋滞が発生し、これらが時間と共に伸び続け、夕方には合体する。ピーク時には山王付近を先頭に車列は知多半連絡口に達する。距離にして約13km。

 堀田は流入が他の入口と比べ多く、見通しの良い区間だが、合流渋滞が発生する。早い時間帯であれば、堀田を過ぎ、高辻の分流などで幾分交通量が減る為流れ出すことが多い。高辻を過ぎ、しばらく順調に流れるが、最大のポイント山王カーブを先頭とした渋滞にぶつかる。
 鶴舞南カーブで大高線2車線、環状線2車線が合流するが車線数が合計3車線に減らされるので速度低下が起きる。その1km後には最左車線が減少し2車線に減らされる。そしてR100mの急曲線の山王カーブに差し掛かる。交通量の増加、織り込み交通の発生、車線減少、急曲線とあらゆる要因が重なる。


 鶴舞南カーブ。この先で環状線と合流し、その2km後に山王カーブとなる。


 将来的には山王で4号東海線が分岐する。計画では東海線2車線、環状線2車線に分岐するのだが、山王JCT建設時に急遽環状線側を3車線に拡幅することが決まった。この先環状線は新洲崎JCTまで5車線が確保されてるので、環状線側が拡幅されても合計で5車線なので、渋滞の緩和が期待される。但し、山王~新洲崎間は1kmしかなく、新洲崎で分岐する5号万場線への織り込み交通による新たな渋滞も懸念される。
 しかし、4号東海線は渋滞激しい大高線と並行して走る為、大高線の渋滞緩和が大きく期待される路線である。特に終点の東海JCTでは湾岸と連絡する為、大高線の渋滞時にはうまく2路線を選択することによって、交通の分散化が期待できる。また同じく東海で西知多産業道路とも連絡するので、知多西海岸からの都心アクセスが向上する。ひいては産業道路を経由してセントレアまで直結するので、今まで1ルートしかなかったセントレアに待望の迂回路ができる事になる。

 
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