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国道23号蒲郡バイパス一部開通

2014-04-10 17:56:40 | 東海
昨年豊橋東バイパスが全通し、国道1号潮見バイパスと直結したことにより、浜松市南部から豊川市豊川為当インター間が開通しました。
名古屋側は名四国道から東へ名豊道路として整備が続いており、岡崎バイパスの東端幸田芦谷インターまでの立体化が完成しています。豊川為当~幸田芦谷間は蒲郡バイパスとして建設が進められていますが、この中間部に位置する未開通区間の影響で名豊道路としての広域的な利便性の影響は限定的なものとなっています。

蒲郡バイパスは豊川為当~幸田芦谷間約16kmの新設バイパスであり、現在は現道23号を利用することになりますが、蒲郡市内の混雑が著しく、バイパスの早期開通が見込まれていました。

先月蒲郡バイパス幸田芦谷~蒲郡インター間が部分開通し、後述のルートを利用することによって、浜松市~名古屋間の一般道のみでの移動が若干改善されました。しかしながら、残る豊川為当~蒲郡間の開通にはまだ相当の期間がかかると予想され、当分の間は様々なルートを使い分けながら利用することになると思われます。

では、名古屋側から蒲郡バイパスの開通区間を見て行きます。

岡崎バイパス上り幸田芦谷付近。



幸田芦谷インターで国道248号に接続します。

幸田芦谷インターから248で東名岡崎インターまでは相当の時間がかかり、相互の利用は不便な位置となっています。


幸田芦谷インターからは蒲郡バイパスとなります。


すでに全通後を見越して直進距離標に静岡が。

蒲郡バイパス全通後は名古屋市緑区から浜松市南部までが完全ノンストップとなります。また、静岡県内の国道1号はバイパス事業が進んでおり、浜松バイパス、袋井バイパス平面部、岡部バイパス以外には信号がないため、名古屋市から静岡市までの信号交差点はかなり少なくなります。(静岡県内は更に東の静清、富士由比バイパスもほとんど信号がありません。)


国道23号で最も西側に位置するトンネル。

国道23号は伊勢湾岸沿いに建設されているため、従来はトンネルが一つもない路線でした。しかし、蒲郡バイパスは市街地から離れた内陸部に建設されるため、唯一トンネルがある路線となっています。


トンネルを抜けると三河湾が遠くに見えます。


蒲郡西インター。



神ノ郷トンネル。先ほどのトンネルにはトンネル名称がありませんでしたが、このトンネルにはトンネル名の看板が設置されています。


続いて坂本トンネル。どちらも長さは短いトンネルです。



現状の起点である蒲郡インター。


蒲郡インターのランプウェイ。


ここで一般道に接続します。

つづいて、蒲郡インターから下り方面へ進みます。



直進距離標が津ではなく、四日市になっているところに違和感があります。

通常こういった距離標の場合、最上段には次の県の県庁所在地(ここの場合は三重県なので、津と表示)までの距離が表示されますが、なぜか23号では四日市と表示している看板が多く見られます。ただ、名古屋市内だと津の表示もあり、うまく統一できていないような気もします。


再度名前の内トンネルを抜けます。


そのトンネルを抜けると幸田芦谷インターです。



さて、今回の開通は部分開通であり、前述のように豊川為当間までの早期開通までは本来の効果を充分に発揮できないと言っても過言ではありません。

それを補完するのが同時期部分開通した国道247号と、国道1号を使うものです。


 蒲郡インターから蒲郡市北部の新設路線を進むとラグーナ前で現道23号と合流します。この合流部までは片側1車線でなんともダラダラと進み、時間もかかります。
 その後は豊橋市にかけて片側2車線となっており、それなりにスムーズに走れます。その後23号豊橋バイパスに合流します。蒲郡インターからバイパス復帰までは時間帯にもよりますが、
それなりに時間がかかります。


 もう一つ、蒲郡インターで右折して、東名音羽蒲郡インターでR1へ合流するルートです。以前この東名~蒲郡市内区間は「音羽蒲郡道路」という有料道路でしたが、最近無料化されました。
このルートの利点は、主に豊橋中心部へのアクセスが優れている点だと思います。上記の現道23号経由の場合、豊橋市内の南部を走ることになりますので、結局バイパスからまた市街地を走る必要があります。
R1の音羽蒲郡~豊橋中心部間は、23号豊川為当インターへの右折車が多い京次西交差点以外、スムーズに走れます。そのまま豊橋中心部へ向う場合はこのルートを使う方が便利と言えます。



 更に、今まで東名へのアクセスが悪かった西三河南部地域は、上記のルートを使えば東名へかなり早く移動できるようになりました。今まで岡崎インターを利用していた方も、特に静岡方面へのアクセスが飛躍的に向上したと
考えられます。


 今回の開通は名豊道路全体で見る場合、蒲郡市内の渋滞を少し避けることが大きなポイントと考えられますが、実際は西三河南部から東名へのアクセス改善という意味合いも大きなポイントだと感じます。
 しかしながら、バイパスの延伸により既存区間の渋滞は顕著にひどくなっていると感じます。また、高速道路の各種割引の廃止・縮小により、23号のような時間短縮効果が大きいバイパスの負担は今後更に大きくなるものと
思います。

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