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国道23号(三重県四日市市→三重県伊勢市)

2013-12-15 20:32:38 | 東海
 前回の国道21号に引き続いて、意外と国道23号の津以南にかけては走る機会がありませんでした。このフログでも散々名四や名豊区間については書いてありますが、伊勢方面へはどうしても高速を使う傾向が高かったのが原因だと思われます。

 さて、国道23号とは偉大な国道でありますが、現在は大きくわけて3つの区間からなっています。
 1、名豊道路区間(愛知県豊橋市豊橋東インター~愛知県豊明市豊明インター間)
 2、名四国道区間(愛知県豊明市豊明インター~三重県四日市市大里町間)
 3、旧参宮道路区間(三重県四日市市大里町~三重県伊勢市内宮間)

 1の名豊道路に関してはバイパスが事業中のため、起点がバイパス上の豊橋東インターと、旧道の豊橋市西八町交差点(国道1号交点)の2つのものがあります。バイパス全通後は旧道は県道等に格下げされると思われます。

 2の名四区間は全線開通済みであり、キロポストは日本橋からのものとなっています。

 3の旧参宮道路を踏襲した区間は内陸側にバイパス事業が進んでおり、部分的に利用できる状態です。しかしながら、現道23号の整備も完了しており、それなりに流れる区間となっています。キロポストは大里町からのもので、路線の終点が伊勢神宮内宮前となっているところにもこの国道の歴史を感じさせます。


 今では高規格バイパスの代名詞といえる国道23号ですが、静岡県内の磐田バイパスから内宮まで全線片側2車線以上整備されていることが特筆的なものと言えると思います。更に現在磐田バイパスの東側、袋井バイパスの立体部の片側2車線化が進められており、東名、東名阪道、伊勢道などの広域的な補完をしている側面も強いと考えられます。


 南山名古屋…(R153)植田(名二環外)名古屋南(伊勢湾岸)みえ川越

 
 
 国道23号下り四日市付近。

 今回はいわゆる名四区間からそのまま南下して伊勢へ向かいます。この付近はコンビナートの宇宙基地的な夜景が見える区間でもあります。この日は休日でしたので大型車は少ないですが、平日は非常に大型車の多い路線です。

 

 
 四日市市内では並行する国道1号との混雑案内板が設置されています。

 名四は開通時国道1号として現道のバイパスの位置付けでしたので、数キロ内陸側には国道1号が並行しています。基本的に国道1号は市街地を走るので流れは悪く、23号の方が早い場合が多いです。

 
 名四も市街地区間では各所で大型車の通行帯指定が行われています。

 以前環七の記事でも書きましたが、通行帯指定がされていても、環七のように機能している区間は少ないと思われます。特に23号は環七と比較して夜間帯は大型車がほとんどですし、環七ほど都市化された区間を走行していないのも原因と思われます。

 
 名四は名古屋市内から西側ではほとんど立体化がされていない。

 名四といえば豊明~緑区間の片側3車線の完全立体区間のイメージが個人的に強いのですが、名古屋市以西の区間はあまり立体化は行われていません。名四国道自体開通は昭和30年代であり、当時はその必然性があまり感じられなかったものと考えられます。逆にバイパスでありながら、市街地に近い所を通っているのは利点だと思います。名四区間でも東側(主に名古屋市~豊明市)は西側と比較して開通年次が遅くなったことから、連続立体路線となっています。

 
 大里町交差点。名阪国道へはここで分岐となります。

 名四国道はここで名阪国道方面へ進む路線と、そのまま国道23号を南下するルートに分岐します。一般的に名四はこの付近を起点と思われている方も多いと思いますが、伊勢方面へはもう少し南下します。但しキロポストは日本橋起点のものから、大里町起点のものに変わります。
 高速代を浮かせたい車両などは未だに名阪国道を経由していますが、名古屋方面から名阪国道への一般的なルートはここで分岐するものと思われます。私もよくこのルートを使いましたが、最近では新名神の開通で名阪を使う頻度はかなり少なくなりました。それでも関西南部や、連休時の高速の渋滞を避ける場合は、名阪国道→西名阪道→阪神高速14→1→3→第二神明というコースは費用対効果が高いものと言えます。そのような意味においても、ここの大里町が名四国道区間と、以南の旧参宮道路区間の分岐点と考えられます。

 
 鈴鹿市へ。この先の西玉垣町交差点が23号側の名四国道としての終点となっているようです。

 西玉垣町からは伊勢街道を踏襲したルートとなります。しばらく近鉄名古屋線と並行します。

 
 三重大学付近。ここから津市中心部となります。
 
 
 
 津市内は立体化こそ行われていませんが、片側3車線となっていて、流れは早いです。

 
 
 雲出本郷町交差点。ここでR165が分岐します。

 国道165号の終点はここだとは思いませんでしたが、この路線はなかなか面白いルートを走ります。久居インターから先はほぼ近鉄大阪線に並行し、名張から大和高田に抜けて、起点は梅田新道となかなか変化のある路線です。

 
 松阪市小津。ここで23号は左折します。直進方向が旧参宮道路に沿っているR42号。

 ここもまた複雑で道路上の重要地と言える場所です。この高架は内陸部に建設が進むR23バイパスで、伊勢方面へは左折する形になります。但しここから伊勢にかけてはほぼバイパスであり、旧参宮道路に近い路線は直進方向に進むR42です。

 この42号もまた複雑な経路となっていますが、42号の起点は静岡県浜松市であり、伊良湖から鳥羽までは海上区間、鳥羽~伊勢~松阪~多気と進んで南紀方面へ進むルートとなっています。
 つまり、この小津交差点は左折側も直進側も42号であり、左折側は23号の重複区間となっています。鳥羽から南紀方面へは伊勢道に並行するルートが最短ですが、小津交差点まで迂回し、直進方向にかなり進んだ勢和多気インターで伊勢道と接続しています。鳥羽~松阪~多気間はV字のルートとなっていて、この小津交差点がV字の頂点となる位置になるのです。

 
 小津を左折し23号を伊勢方面へ。上述のようにこの区間は42号との重複区間。
 
 
 式年遷宮で盛り上がる伊勢市へ。

 
 宮川を渡って伊勢市中心部へ。伊勢市駅、伊勢神宮外宮はここで分岐。

 
 伊勢市内も多車線化されています。

 
 外宮(げくう)、内宮(ないくう)と呼ぶのを知らない方は意外と多い。

 
 もうすぐ伊勢神宮内宮前です。

 
 ようやくここで42号の看板が。


 さて、伊勢神宮へは何回も来ていますし、休日でしたので大渋滞なのはわかっていましたので、中途半端なこの付近まででとします。
 今回の目的は伊勢神宮ではなく、更にこの先の大王崎であり、23号のレポートはおまけでした。行きは23号にして、帰りはゆっくり高速でと考えていましたが、相変わらず東名阪は混み過ぎで帰りの伊勢~名古屋間が4時間。本来であれば、行きを高速にして明るい時間に志摩を楽しんで、ゆっくり23号を帰ればよかったと。東名阪~伊勢道と23号はみえ川越から伊勢までかなり離れているので、渋滞が伸びてきている時にすぐに23号へ迂回できないのが不便だなと、何回もこの渋滞にははまっているのに感じました。

 偉大な国道23号ではありますが、正直三重県内、特に四日市から南の区間は走ってみても楽しいことはあまりありません。沿道に店舗が多いので休憩には困りませんが、信号も多く、渋滞こそありませんでしたがわざわざ走りに行くような区間ではないと思いました。唯一伊勢道~東名阪の渋滞時に迂回として使う時くらいでしょうか。本当に東名阪の渋滞はひどいので、早く新名神を開通させてもらいたいものです。

 次回は伊勢市通町から大王崎までをまとめます。
 
 
 
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