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フリースクールの自由の伝統を守れ!

2008年02月28日 06時50分07秒 | 不登校
自分は、元不登校であることをこちらのブログで表明してきた。
それは、けっこう勇気もいるし、心理的負担もかかることだ。
そのために、攻撃・差別を受けたこともある。
しかし、いくらかの味方が得られたのも事実だ。
誰が味方で、誰が敵か、くっきりと浮かび上がるのは、余計な憎しみを買ってつらいこともあるけれど、風通しの良い爽快さも手に入る。

もう一つ、ここらで立場をはっきりさせておこうと思う。
どうも、それをどこかに書かなければ、自分はこれ以上ブログを建てられないというところまで来ているので。

自分は、学校のない社会を求めている。
全然wじゃない。
自分が登校拒否をしたのも、学校の無い社会を作るために神がそう仕組んだのではないかと十代のころからずっと考えてきた。

同時に自分は教育のない社会を求めている。
教育は毒だ。
人の体質によっては猛毒になりうる。
どうも自分はその教育が猛毒になるタイプのようだと経験的に分かっている。
そうしたグループは、ある一定の規模でいるのだろう。

それから、登校拒否--フリースクール・コミュニティは、いいかげん学校のない社会のための実験的コミュニティとなるべきだ。
マスコミにとりあげられることの多い東京シューレは、ちょっと知識中心に偏りすぎていて、きちんと公教育と距離をおけていない。建物や雰囲気からしてそうだ。いや、昔世話になった地球学校も含めて、日本のフリースクールなりそれとはちょっとズレるけれど親の会は、学校・教育に甘すぎる。さらに言うと医療の危険性についても認識がなっていない。学校や教育と戦い、新しい文化・・社会を作り、そそれを周囲にすすめていく姿勢が弱いのだ。
それは戦略ということもあるし、妥協もあるだろう。
しかし、どこかフリースクールや親の会こそが不登校差別的というか、とりわけ一生型のフリースクーラーにまるで理解がない傾向をもっているようなのだ。

フリースクールをする人、あちこちのフリースクールを回っている人たちを、アメリカではフリースクーラーと呼ぶ。
このことは、元地球学校の児島さんに教えていただいた。彼は20代のころからアメリカのフリースクールをたくさんまわって、しまいには自分で日本にフリースクールを開いた人だ。
彼の話によると、フリースクーラーには短期型と一生型があるそうだ。
短期型は、たった2-3年でおわる。一生型は、いろんなフリースクールのコミュニティを回遊して一生をすごす。
わたしは一生型だ、もう二度と学校と家には戻りたくない。あの二つは地獄だ。非民主的で不自由で冷たさに満ちている。いつも知識やテストのことしか頭に無い。そんな知識中心の学校や家はいらない。
十代のころにそう思った。
経済的法律的事情により、イヤイヤしぶしぶつきあうハメになったものの、心の奥底ではいつも学校は、しばらくのちには家も、信用できないと思ってきた。

しかし、日本のフリースクール業界は、一生型のフリースクーラーを認めない。
一度正しく、フリースクールの理念と歴史を振り返り、古くは1920年代から作り上げてきたフリースクールのリベラルの伝統を守っていくべきである。

こういうと、「登校拒否は一生直らない難病・宿病」「国民病としての登校拒否・それによって国が滅ぶ」といった稲村博風の俗流不登校論または俗流フリースクーラー論に聞こえるかもしれない。
しかしわたしはそれらとは立場が異なる。

病気でもいいじゃないかと、初出は『あそびのページ』というミニコミ誌)で書いている。
別に、いいじゃないか。一生フリースクーラーやっているやつがいたって。
根っから学校が嫌いで、一生学校に行かず教育を受けずに生き、学校に行かず教育を受けずに死にたい人間だっているんだから。そういうタイプにとっては学校に行かないこと・教育を受けないことこそが最良の薬なのだから。

一生型フリースクーラーを排除する日本のフリースクールは、まともじゃない。
じっさいそういうところもあるのだ。
日雇い派遣労働でくたくたになりながら、ボロボロの格好でイベントに行くと、「成長発展が遅れている」「まだ登校になっていないボケがいる」
と顔に描いているバカなスタッフや、ゲストに招かれた精神科医がいたりする。
連中は論外である。どうしようもない。

追記:まあ、精神科医なんて、高度成長期には、ホームレスには精神障害者が多いし入信させると儲かるなんてこともあって、ホームレス狩りみたいなことを病院ぐるみでやっていた連中だ。貧困層の敵であっても味方にはならないだろう。
ちょっと、ろくでもない連中に期待しすぎて被害妄想になったかなwww









1 コメント

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ちょっと思ったこと怒らないで聞いてください (ふみかん)
2009-12-26 12:08:16
はじめまして、フリースクール暦4年目のふみかんです。ちょっと思ったことがあるので書きます。駄文は我慢してください。怒らないでやさしくみてください。
〔自分は学校のない世界を求めている。〕〔自分が登校拒否をしたのも、学校の無い社会を作るために神がそう仕組んだのではないかと十代のころからずっと考えてきた。〕と書いてありました。じゃあもし学校のない世界が出来上がって世界にあるのはフリースクールだけです。となったらそのフリースクールにすら合わない人が出てくるかもしれない。学校に行きたい人、行きたくない人、行けない人、学校側から拒否された人、いっぱいケースはあると思う。だから、学校とフリースクールは共存したほうがいいと思います。
あと、〔教育は毒だ〕と書いてありましたがあなたが思う教育がよくわからないです、なにをさして教育と言っているのですか?
学校が嫌で教育が嫌で登校拒否する気持ちは大いに結構、といったら喧嘩腰かな?だが、精神科医も含めてみんながみんな同じとは限らないとは思いませんか?

自分の言葉は使ってないけど、気持ちはこんな感じです。またくるかもしれないしこないかもしれないです。
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