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学校のない社会 大学のない世界

学校のない社会、大学のない世界に興味・関心のある方、ともに集いましょう。大学教員によるトラックバック等はご遠慮ください。

教育基本法改悪に反対する集い

2006年10月16日 22時27分56秒 | 政治・経済・軍事
去る10月15日、河原町を歩いていると、教育基本法改悪に反対している一群のデモ隊を発見した。
別のことの取材のために河原町に出かけたのだが、そちらのほうは手早くすませて
教育基本法反対のデモ隊に合流した。とても大切な問題であり、もう共産党がやっていようとどこが主催だろうと加わるべきだと思ったからだ。
以前平和運動をやっていたころに知り合った顔も何人もいた。旗やのぼりを見ると、YWCA、在日系の組織、心の教育に反対する市民団体、社民党系の団体など、多種多様な人々の集まりのようだった。
一隊の後列にサウンドデモ風の20代くらいの人たちの集まりもあった。楽しそうに踊っている。盆踊りともパラパラとも別の、もっと原初的なふりつけだ。ええじゃないかの現代版と考えてもいいだろうか。

労働組合のアクテイヴィストと偶然出会って談笑。しかし彼があとあと、面子を気にする人がいることを理由にブログの表現に圧力をかけるセリフを言ってくるとは思わなかった。

それはさておき。
デモは京都市役所前でおしまい。その後、主催者が参加者に連絡をしていた。
三条の庶民的な居酒屋で飲み会をやるという。ブロガーとして取材に入るチェンスと思い、サイフの中には2千円程度しかなかったし、胃も痛めていたのにムリヤリ参加。

知り合いのアクテイヴィストから話をうかがうと、この集会は大内 裕和さんという大学教員兼アクテイヴィストを講師に招いてお話をうかがい、その後デモに移ったそうだ。
大内さんの話の内容は、月刊誌『世界』11月号に彼自身が書いているのでそちらを参照とのこと。
大内さんはこの運動の呼びかけ人であり、ふだんは愛媛県にある松山大学に勤務していらっしゃる。
いただいた資料を見ると、「教育基本法『改正』を問うーー愛国心・格差社会・憲法」とある。
労働組合・市民団体など30の団体が協力してやっているそうだ。政党関係者もいればそうでない団体もいる。

飲み会では3つのテーブルにいろんな世代や職業の人たちが席についていた。オープンな雰囲気の中、にぎやかに盛り上がっていた。

今度はデモの参加者に話をうかがった。
20代の男性は、「デモはよかった。時間もたっぷり予定を超えてとっていたし、警察もうるさくなかった。やりたい放題だった」と言った。
40代の実行委員の女性は、「今日の集会は成功だったと思いますか?」との問いに、「もっといろんな人が来てくれたらよかった。集会参加者は160人だったが、本当はもっとたくさん300人くらい来てほしかった」と語った。
20代の男性は、在日の団体や沖縄の辺野古の基地の問題に数年間とりくんできた。それで今日の教育基本法改悪反対の集会に参加したと言っていた。集会の成否を問う質問には、「よかった。成功だと思う。お互いにいろんな団体・人が支えあって、信頼関係を築いてやってゆくのがよかった。」と答えた。彼は実行委員会には入っていなかったものの、他の団体に協力を要請するなどメッセンジャーの役割をはたした。側面支援組とでも言おうか。

その後、近くのコーヒーショップで2時会が開かれた。夜の10時すぎまで教育基本法改正、その背景にあるもの、格差や憲法についても意見や情報が交わされた。
さらにその後も、ニートハウスというところでお泊り会をやるという。
わたしはベタベタしたつきあいは苦手なので、遠慮させてもらった。

いろいろな人たちが立場を超えて協力する、どこかの宗教団体・政治団体に操られることのないいまどきの社会運動の見本のようなデモだったと思った。

関連URL 
心の教育はいらない市民会議HPより。10月15日の集会をごらんください。頻繁に全国のいたるところでイベントが開催されています。普段はまったくつきあいがないか、むしろ相性のよくない団体でも大同一致で連帯しています。すばらしいことです。
http://www.kyokiren.net/_event/area#kansai


PS ある労働組合アクテイヴィストは、どことどこの団体が仲がいいとか悪いといった情報は、運動の成否よりも面子を優先する人もいるからブログには書くなと圧力をかけてきた。しかしブロガーとしてそれに折れるわけにはいかない。
湾岸戦争にひとり反対票を投じたアメリカの国会議員のことをわたしは尊敬している。
こういうことがあるからわたしは労働組合には入らない。大方の若い世代もそうだろう。
閉鎖的な秘密主義が陰険ないじめ・いやがらせを生む。組合や市民団体のなかの民主主義だって大切だ。権威筋が宣伝をするだけで情報公開や言論の自由がないのは民主主義ではなく権威主義だ。そういった脅しともとれる発言には面従腹背させてもらう。
明日死んでも構わない。誤解をおそれずに言うと、そういった覚悟でわたしはブログを作っている。不安・恐怖による圧力には屈さない。
そもそも、その2つの団体が反りが悪いのは有名な話だ。いまさら隠しても仕方がない。それにふだんは仲の悪い団体が、このたいへんな情勢のなか一致協力しているということは何も悪い話ではなく、むしろ判断の賢明さを示す名誉である。それを隠蔽・検閲することはわたしにはできない。
こうした、取材陣を自分たちのプロパガンダ下部組織扱いして、情報公開と自由な言論を封じるノーメンクラトゥーラもどきの官僚的統制には、これからも抵抗してゆきたい。

関連リンク

あんころブログ 教育基本法改正に反対する連絡会議
稲荷屋
京都市教職員組合

トラックバック用URL http://d.hatena.ne.jp/annntonio/20061017
カマヤンの虚業日記
<

何という投票結果に

2005年09月14日 00時26分38秒 | 政治・経済・軍事
 読者も、自民党圧勝のニュースはご存知のことと思う。
 わたしは、選挙当日、うつがひどくて半日寝込んでいた。新党日本に投票しようとほぼ決心をきめながら、残念にも投票できなかった。
 
 それはさておき/それにしたって、この結果は何なのか?!

 ブラジル出身の識字教育家 パウロ・フレイレの「解放の教育」論においても、スラムの住人に自分たちのすまいの写真を見せると、はじめピンとこないという話がある。しかし、自分たちの住む環境について、互いに意見を交換しあうなかで、「このぼろぼろの建物は、自分たちの家だ」とハッキリ発言するようになるという。TVなどのイメージにまどわされた中流・上流中心の自画像から、身近なありのままの現実像への転換が、権威主義ではない教師たちや同じ立場のものどおしの会話や議論を通じて形成されるわけだ。
 ひろがえって、近年の日本人はどうだろう? 人類らしく言葉をもちいて自分たちの状況について伝えあってきただろうか。そうしたことは、戦後民主主義教育のなかでも奨励されておらず、ただ上のイデオロギーを忠実に学校やメディアを通じてとりこんだだけではなかっただろうか?
 
 学校教育やマスコミを通じたネオコン・イデオロギー注入に対抗できなかったのではないだろうか?
 
 もちろん、小選挙区が自民党に有利だというシステム上のしかけもある。労働組合をはじめとする抵抗勢力が弱体化され、骨抜きにされている現状もある。おおかたの勤労者たちが、リストラの恐怖にさらされ、長時間残業を強いられ、くたくたに疲れてしまい、勉強したりものを考えたりするゆとりを奪われていることも、この問題の発生した原因のひとつだ。

 このブログでは、抵抗勢力になっちゃおう!などの記事で、ネオコン・ネオリベを批判してきた。
 安くて早くて正確で、サーヴィスもいい郵便局という日本のよき伝統に、国民はなぜ信頼と誇りをもてなかったのだろう。
 日本の教育は、頭と手をつくるためにあった。頭は大学で、手先の器用さは初等教育で、という記述を中内敏夫の「学力とは何か」(岩波新書)で見たことがある。高等教育進学率が上がっても、日本の文化は小学校色が強いのだろうか? 科学の発見したことを覚えこむばかりで、原理的にそれらを理解すること、すなわちものをじっくりと考えるセンスを、つぶしてきたのだろうか?
 

投票の参考に

2005年08月26日 08時30分39秒 | 政治・経済・軍事
みなさん、もうすぐ選挙ですね。
オルタナティブ大学は、特定の宗教・政治団体とは関係ありません。
ただし、選挙について論じないとか、考えないというのはあまりに幼稚で無責任な姿勢だと考えています。

そこで、落選運動MLよりコピペ。投票の際に参考になれば幸いです。転載歓迎。

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グリーンズネットワークのMLなどをお世話している服部です。
http://nvc.halsnet.com/jhattori/green-net/
(多重にこのメールを受け取られた方は申し訳ありません。
 一部の人にはBCCで配信させていただいています。
 なおこのメールは転載可能です。)

 今回のわかりにくい選挙に関し、ある人からの紹介で
私もいいなと思ったビデオ情報がありましたのでご紹介します。(^_^;)
 郵政民営化に関しては、本当の問題が何かはっきりしないので、
わかりやすい小泉さんの意見に同調し、郵政民営化も時代の流れで、
「これは小泉さんしかできないだろうから、任せるしかないかな」と
考えていました。
 ところが、下記のビデオニュースで、郵政族の代表のように思っていた
荒井広幸氏(参院議員)ですが、実は両親が郵便局で働いていただけで
郵便局長でもなく、また郵便局の利権を代表して
私利私欲で話している人でないこともよーくわかり、
いろんな点で納得する点がありました。
 一般の商業テレビではとても話せないし、とりあげてくれないことを
話してくれていて、私の考えも変わってきました。(^_^;)
 投票前に必見の無料インターネットテレビ番組だと思います。

神保・宮台の丸激トーク・オン・ディマンド 第229回 [2005年8月12日]
http://www.videonews.com/marugeki/229newmarugeki.html

 また新党「日本」代表の田中長野県知事が記者会見で話した全てや
8月25日に民主党の岡田代表が話されたこと、
平野貞夫前参院議員の「小泉連立政権と創価学会」のいろんな裏話も
下記のページから見ることができます。
http://www.videonews.com/

 なお文字情報としては
社民党の辻元さんの「郵政民営化は、まやかしだ」や
http://www.kiyomi.gr.jp/essay/archives/000543.html最近、TVであまりみなくなった政治評論家の森田実さんが、(^_^;)
現政権にゴマをするテレビや大新聞に対する批判をHPで繰り返しています。
http://www.pluto.dti.ne.jp/~mor97512/TEST03.HTML
--------
グリーンズネットワーク
(環境、平和、人権を守るNGO,NPO,市民団体のためのネットワーク)
http://nvc.halsnet.com/jhattori/green-net/
服部 順治: jhattori@st.rim.or.jp





困ったとき: http://help.egroups.co.jp/
落選運動のHP : http://nvc.halsnet.com/jhattori/rakusen/
落選運動のMLホームページ: http://www.egroups.co.jp/group/rakusen/
投稿は rakusen@egroups.co.jp 
掲示板は http://nvc.halsnet.com/jhattori/rakusen/bbs/wforum.cgi
なんでもランキングは
http://nvc.halsnet.com/jhattori/rakusen/bbs/dore.cgi

日本における分断

2004年11月24日 20時47分53秒 | 政治・経済・軍事
 むなぐるまさんのブログhttp://munaguruma.air-nifty.com/blog/2004/11/_111804.むなぐるま
 で、読者からの手紙として、mさんのメッセージが掲載されている。
 そのなかでは、アメリカ人の一般的な生活感覚として、イラク戦争は形而上学のことではないかと書かれていた。
 ブログの管理人むなぐるまさんや、コメントをよせた読者も、大方は同意している。

 自分は、この記事を見て連想したのは、大方の日本人のことである。
 普通の日本人にとっても、イラク戦争のことも、誰kが人質にとられた事件も形而上学ではないのか?
 
 該当でチラシをまき署名を集めるときの、道行く人々の無関心な表情や身振り、そしてなんともいえない冷たさ。
 たたくのが面白いから、ノリがいいからといったほどの理由でやっているとしか家に人質バッシングや拉致被害者バッシング。
 
 一部のゆとりのある、知的。文化的レベルが高いとされている層の人たちーー学者、公務員、大学教員、NGOのボランテイア、ジャーナリスト、聖職者などーーを除いて、日本国民の大半は、
イラク戦争あどいまひとつピンとこない。
 それよりも、目の前の問題ーー年金、介護、減給、リストラ、倒産、地域商店街のゴーストタウン化、地震や台風などの際の災害救助などーーが、より切実な課題となっている。
 中産階級の下~下層階級の上程度の低かつを守りたい。それが、おおかたの人々の願いなのではないだろうか?
 
 こういう一般の人たちを、これまでアクテイヴィストたちは、無視したり見下したりしてきたのではないだろうか? 「意識が低い」「民度が低い」などなど。それで、知識や情報をつめこめばなんとかなると錯覚をおこし、たくさんの講座や額集会を開く。しかし、残業で疲れたり、そもそも日常日に葉足りていたりする人たちには関係ない。そこそこは裕福なアクテイヴィストは、サーヴィス業の人びとと日常交流がない。そのため、どうしてもそういった人たちの存在を忘れがちだ。
 また、運動に参加しない一般の人たちも、アクテイヴィストの傲慢さに辟易したり、自分の地位の低さを恥じて実態を報告しない傾向があることも否めない。いや、伝えてもスルーされる経験によって話さなくなったというべきか。あるいは、話すこと自体が「失礼」「みなといっしょではない→感じが悪い→コミュニケーション力がない」という解釈によって封じられているのか?

 熱心に帆船を訴える人々と、そうしない人々の間には、日本においても亀裂が走っている。この
大きな断層に、どんな橋をかければよいのだろうか?

ブッシュ再選

2004年11月09日 02時05分55秒 | 政治・経済・軍事
 アメリカ大統領選にて、ブッシュが再選された。ブッシュ、ケリーどちらが大統領になっても、アメリカのライフスタイルは変わらない。日本にとって厄介で手ごわく、しかも大切な同盟国であることに変わりはないのだが。

 アメリカのメディアのリベラルの宣伝とはうらはらに、実際には保守派が圧倒的に強いようだ。
経済と軍事においてはアメリカが強くても、政治と文化においてはヨーロッパをはじめ、ユーラシアが強い、それへの反発ということか。
 テロが起これば「嫉妬じゃないの」というくせに、自分たちの側のもつヨーロッパへの嫉妬については指摘しない(苦笑)。
 
 ブッシュとケリー、二つしかない選択肢が、民主主義の本道からすれば邪道ではないだろうか? 二大政党制ではなく、ヨーロッパのように多党制のほうが、国の中多様な利害を反映できて合理的ではないだろうか? (実際には日本も二大政党制の方向に向けて歩いているが。)

 ブッシュにはできる限り早くイラクからの撤退を求めて行くしかあるまい。何でもアメリカ追従で、またそうするほかない状態にある日本政府に対しても。
 

 
 

イラク情勢ーー今は危険すぎる!

2004年11月01日 00時45分43秒 | 政治・経済・軍事
AML(Alternative Mailing List)より転載。コリン・コバヤシさんのメッセージです。
自分の目で真実を確かめたいという熱意は尊いですが、今のイラクはますます混迷状態が深まり、
とてもスタデイ・ツアーにもボランテイアにも行けないようです。点線以下転送。
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Subject: [aml 41648] 香田さんの悲劇的結末
From: kolin kobayashi <kolinko@wanadoo.fr>
Date: Sun, 31 Oct 2004 15:44:23 +0100
Seq: 41648

コリン・コバヤシ@グローバル・ウォッチ/パりです。

何度か誤報が重なったあげく、結末はやはり悲劇的なものでした。
わたしたちグローバル・ウォッチも持っている連絡網をすべて使い努力しまし
たが、香田さん救出に結びつく情報は何一つ得られませんでした。

前便で<今日、日本が違法な戦争に加担し、曖昧模糊とした情報しか流さず、
メディアが戦争の事実を報道することを怠るとき、
多くの若者の中に、現場に行って自分の目で確かめたいという人たちが現れて
もまったく不思議なことではありません。>
と書きましたが、しかし、現在のイラク状況は、高遠さんらが拉致されたとき
に比べても一段と悪化しており、カオス状態です。
ほぼすべての人道支援関係のNGOがイラクからの撤退を余儀なくされていま
す。どんな事態が起こっても不思議でない状態です。
若い方々の中には、是非自分の目で、と意欲を燃やす方々がいることは事実で
すが、日本政府の欺瞞的勧告ではなく、命と引き換えにと考えない限りは、現
在のイラクへの入国はすべきではないでしょう。
この違法な戦争の蔓延化は、アラブ世界の民衆の憎悪を、アメリカ合州国やイ
ギリスにたいしてのみならず、合州国と同盟を結ぶ国々に対しても、増幅させ
ているといえます。こうした事情を背景に、様々なグループが極端な行為に走
る可能性が広がる恐れが潜在的にあります。違法な戦争が続けば続くほど、日
本国内においても様々な最悪な事態が予期できます。
こうした事態を起こさせないための唯一の方法は、現在の違法な戦争をできる
限りはやくストップさせ、グローバル・ジャスティスを早期に確立する以外に
ありません。そして、それができるのは、既成の政府でも政治家でも多国籍資
本でもなく、わたしたち市民の一人一人です。その一人一人が連帯して、国際
市民社会としての圧力を強力に日本政府や合州国政府にかけられるとき、私た
ちの希望は実現するはずです。
この度の悲劇を乗り越え、グローバル・ジャスティスを実現するために協働し
ましょう。


心真理党(=心理学会)報告ーー最近の人々の「心」について

2004年09月29日 16時00分18秒 | 政治・経済・軍事
はじめに われわれ心真理党は、わが国がよき心に満たされること目的とする教育を支持します。

1.近年、児童・生徒の間には、いじめ・不登校・引きこもり・学級崩壊などが広まっています。
これは、何よりも心がすさんでいる証拠であります。子どもたち・若者たちの心がよい状態であるために、大人や教師は努力を惜しんではなりません。
 常にきめ細かく子どもたち・若者たちの荒れる心を観察し、なぐさめ、落ち着かせねばなりません。

2.いじめられる子は、心が弱いのです。ですから、もっと心を強くせねばなりません。学校や職場のいじめ・ストレスに耐えられない不登校や引きこもりは人間失格です。もっともっと人の心の分かる、そして自分の心の間違いを自ら評価し、心を直せる人間を作る必要があります。
 そうすれば、「いじめは人権侵害だ」「学校側はいじめる側を処罰してほしい」「お金をとられれたら警察に連絡してもいいでしょう」などと言い出す心の乱れた子どもや親はいなくなって、めでたしめでたしです。

3.いじめる側は、むしろかわいそうな被害者です。いじめられっ子はいじめっ子にどれほどの迷惑をかけたことでしょう。みながガマンしているのに自分の考えや感情をみなの前でまじめに公表する。難しい勉強をゲーム感覚で楽しくこなす。スポーツや芸術に長けている。帰国子女は日本人らしくない不自然さで流暢に英語を話す。在日外国人は、日本人らしくない漬物を食し、日本人らしくない言葉をしゃべる。
 近頃、商店街などで勝手に楽器を演奏したり、ダンスをしたりする若い世代が増えています。下品でうるさくて人の気持ちなどおかまいなしです。これは、朝鮮の「マダン(広場)」文化の悪影響です。しかしわが国は韓国の属国ではありません。こんなものを、商店街も「活気があっていい」とヨイショしています。これは日本人として不自然な非日常的な行動であり、間違った心の現われです。

4.不登校・引きこもりについては、わが国の生産力の低下を招く非国民です。特に男がそれをするときは、日本男児らしくないふるまいです。
 わが国は、戦中の国家総動員体制から労働者の福祉を整え、女性の社会参加をうながし、奇跡の高度成長を達成してきました。それは、朝鮮やベトナムの特需とは無関係に、ひとえに日本人の勤勉さにかかっています。
 その豊かな社会に反逆する不登校・引きこもりは、周囲の心配を考えられない偏狭なエゴイストであり、自分だけは王侯貴族だと勘違いする甘ったれです。なんとか彼らの腐った心を直さねばなりません。
 たとえば、平和のためにイラクに行けと命じられたら、気持ちよく素直に「ハイッ!」と受けることのできるすがすがしい心の若人を作らねばなりません。アメリカ追従という日本の国益のために、彼らのような怠惰なものは血を流すべきなのです。
 ところが、学校にも会社にも行かなくてもいい、子どもの自己決定権やeラーニング、あるいは在宅勤務だのフレックス・タイムだのと、怠け・遊びを推奨するがごとき動きがサヨク・プロ市民・過激派の陰謀によって実行されています。
 この日本崩壊計画によって、わが国は未曾有の危機に陥っているのです。モノづくりの生産性が
高すぎて失業が増える、遊びや消費がなさすぎてデフレになる、などと主張する人たちは、心が歪んでいるのです。前者は怠け心、後者はモノに執着してばかりで心が貧しいわけです。
5.とりわけ、子どもの自己決定権など許してはなりません。子どもは大人とちがって未熟であります。また、人は人と人との関係の中で生かされる存在であり、決して一人で勝手に決めることなどできないのです。
 なお、その「人と人との関係」は、わたくしども心真理党が決めさせてもらいます。例えば、プロ市民と過激派の関係などまともな人間関係ではありません。
 また、この世に「悪い関係」「相性の悪い関係」「縁の薄い関係」などあってはならないことです。ですので、たまたま通うことになった学校、偶然所属することになったクラスの友達とあわないとか、仲良くできないとかいったことは、本来ありません。
 それらの「ない」ものを「ある」と強情に言い張り、「いじめっ子とは別のクラスにせよ」あるいは「学校選択の自由を認めよ」「ホーム・スクーリングの権利を広めよう」などと言っているのはキチガイです。
 人間関係とはいつも・必ず甘くうるわしいものです。「夫が殴るから離婚する」などという人間関係に対する侮辱があるでしょうか? 「親が熱湯をかけるから別の親を選ぶ」という子どもは、かわいそうに、この世に存在しないも同然です。
 つまり、選択には実存はないのです。わたくしどもは自分の選ばない(選べない)人間関係を通じてこの世に実存するのであって、決して逆ではありません。科目を、クラスを、席を、学校に行く・行かないを選ぶというのは、自己破壊行為です。
 個人や個々のコミュニティは、それらを選ぶことはできません。ただわが国わが党が、何が人間であり、何が関係であり、何が実存であるかを教え、国民は受身に吸収するのみです。それが一番人々にとっての幸せなのです。

 

 


選挙より考えたこと

2004年07月12日 03時45分07秒 | 政治・経済・軍事
 遅ればせがら、Blogを作ることにしました。はじめは失敗もあるかもしれませんが、めげずにやります。

 まず今回の参院選について。

 喜納昌吉さんが当選したのは、嬉しい。主張的には「みどりの会議」のほうが相性がよさそうだ。それでも、三線をひいたり作曲をしている国会議員がいるだけでもいいものだ。
沖縄では政財界の地位の高い人が同時に楽器や歌の名手なのもよくあることだという。本土でもそれが実現すれば、文教予算のつき方も変わってくるだろう。また、海外からも「エコノミックアニマル」として軽蔑されずにすむ。

 片や竹中平蔵を落選させられなかったことは悔やまれる。何人の人が彼に職場を追われ、愛着ある職場を壊され、不安で不眠にされていることか。

自民党はさすがに強い。環境問題にとりくむなど、適度に斬新な要素も取り入れる柔軟性が強さのひとつの理由だろう。

公明党も独特の基盤の強さがある。知り合いの党員は、創価学会と公明党は別組織だなどと初対面の人間相手に何時間も説いてみせる。

共産党は、「革命」を除けば政策がしっかりとしている。ただし、近代産業文明に対する懐疑はない。だから雇用があれば若者が幸せだと安直に主張している。

社民党にはもう少し議席をとってもらいたかった。福島瑞穂さん、保阪展人さんら面白い人たちもいるのだから。「社会新報」もいい記事を書いていた、と思う。(近年見ていないのでちょっとこのへんは怪しい)

みどりの会議は斬新でユニークだ。小さい政党にも有利な選挙制度になれば、さらに躍進できるだろう。ひきこもりについてもいい政策をしているとFonte(元不登校新聞)の編集にいる友人が言っていた。グローバル化を根底から問い直す視野をもった政党だけに、EUくらいに議席を持ってほしい。

 フリースクール・ホームスクール・オルタナティブ大学への扶助も政治にやってほしいことだ。実際に長野県のほうではやっている。

 失業者についても、職業訓練が本当に大事で必要なことなのかどうか、問い直す視点は必要だ。共産党などの言うように、ただ雇用があればよいというものではないのだ。

 それにしても、もう少し自民・公明を落選させられなかったものか。日本の選挙結果も他の国の選挙やイラク戦争のゆくえに影響を与えるだけに、この結果には不満が残る。

 現職、有名人も目立つ。議員が寡占された特権になっている。
 なんとかこの状況をかえるテクノロジーがないものか?
 それを、これから作るオルタナテイブ大学で探索していきたいと思うのだが、どうだろうか?