![]() | CHEAP TRIBE―ベイビー、日本の戦後は安かった文藝春秋このアイテムの詳細を見る |
~~炭鉱労働、安保闘争、『ノストラダムスの大予言』や『エクソシスト』の大流行、某ヨットスクール事件に、バブル崩壊と援助交際…。戦後日本を象徴するチープな事件をモデルに、運命に翻弄され、転落の一途をたどる主人公・沼田永吉の人生を描く。日本の昭和は、これでよかったのか?霞っ子クラブと著者との座談会を収録(アマゾンより)~~
世紀のダメ人間沼田永吉の生涯を描いた作品。
ダメ人間を描くのが得意の著者だが、今回の主人公はホントどうしようもない。
もう読んでいて
哀れ。
勝ち組セレブが書いた本を読んで夢を見るのも良いが、この本を読んで現状の幸せを感じた方が現実的だろう。
「俺よりも最低人間がいるんだ」とかなり前向きになってしまう、ある意味素晴しい自己啓発本。
でも、心して読むように。夢も希望もない小説でかなり凹む。
だって哀れなんだもん。
評価★★★★★(5段階)
※徹夜明けでかなり適当(パート2)