探偵ガリレオ文藝春秋このアイテムの詳細を見る |
~~警視庁捜査一課の草薙刑事とその友人の「ガリレオ先生」湯川教授の迷コンビのやりとりが楽しいガリレオシリーズの第1作。3作目の「容疑者Xの献身」では直木賞を受賞した。雑誌「オール読物」で掲載された5本の短編を収録。草薙の周りには「火の気の無い場所で髪の毛が燃える」、「幽体離脱」など通常の捜査では解決できない事件が舞い込んでくる。草薙は捜査に行き詰まると必ず友人で物理学者の湯川教授の元を訪ねる。オカルト話が嫌いな湯川教授は科学の力でそれらの難事件を解決する。~~
短編集なのでサクっと読めて息抜きに最適。
科学嫌いの草薙とオカルト嫌いの湯川という2人の主人公のキャラがしっかりと書かれているのでとても好感が持てる。
草薙が大学の研究室を訪れるシーンが毎回あるが、湯川は必ず何かの実験を行っていて、そのやりとりが面白い。湯川は事件のトリックを科学で解明するのだが、科学といってもそんなに難しくないし、その解説を湯川教授に語らせているので理解できるだろう。
事件の動機、トリック共に可もなく不可もなくといった感じだろうか。
評価★★★★☆(5段階)