三日27 4日目28
4日目、朝のバイキングも大体何食べるか決まってきていて
ホテルの従業員の顔もだいたい覚え、ほぼ全員が日本語はしゃべれず
英語もままならない事など、はっきりしてきた。
そして練習!
この日は王喜成老師の知り合いの持っている土地で
練習できるかもしれないのでそこに行こうと言う事になった。
(というか車に乗せられてそこに向かっているときに通訳さんから説明された)
北堡村に向かうルートと同じで、っていうか近くだったらしい。
国道をずーっと真っ直ぐ真っ直ぐ向かうと突然なんだか大きな会社の前で
止まった。
なんだろここ?一見して何かの会社らしいが、何をする会社なのか
何を作っているのかまったく不明、喜成老師について会社の上の方の
奥の部屋へ
知り合いって社長?
そのようだった、王映海老師のお弟子さんで、あ、兄弟子さんか!
高級品?が沢山置いてある部屋でお茶をご馳走になった。
もちろんお茶は龍井茶((ろんじんちゃ)高級品であることが多い)
ガボガボ入れてくれた。(最近の茶器はIHなんだね、しかも給湯も半自動)
紹介してもらって早々に喜成老師が笑いながら私に
「彼の前で表演したら?」えーっつ!!!
何をやるの?「昨日やった棍やって!」
覚悟を決めて表演!!
そして終わった瞬間に、隣のドアが開き「社長お電話です」的な
秘書っぽい人から呼ばれ飛んでいった。
まあ、私の表演の感動とか感想とか聞けないまま
社長さんは出で来ないし、その間に窓から周りをみて
かなりびっくり!!
この会社、後ろに工場らしきものが何件も立っている。
そして、端っこが見えない・・・・
三階から見てるんだけど、とても広い。
話によると数十億元という投資で動いている会社らしい。
社長が出てきてお昼を食べようと言うことになった。
そして、なんだか表演につかった棍をくれるらしい・・・
これで持ち帰りの棍が一本増えた。
(王映海師父のお弟子さんの中にはこんな人もいるんだな~)
結局昼ごはんには社長さんは来ないまま喜成老師のご自宅へ
!(結局運転手の男性に接待されました。ヽ(;´Д`)ノ)
喜成老師の自宅庭で練習
その際に連続発力の霊動までやっていい事になった!
o(・∀・)oハッハッハッハッ!
喜ぶのもつかの間、連続だけに大変疲れる。
歩法も虎歩の変化形を少し教えてもらった。
後は連関拳とか不来顧手とかを詳しく
双把も詳しく。
そうこうしていると夕方になってきたので、ホテルへ
ホテルまで車で訳一時間と少し掛かる。喜成老師ありがとう。
朝食の食券がやはり一枚しかなかったのは、言うまでもない。
(フロントにわけのわからん中国語と英語で怒鳴り込みを掛けました。)
5日目
今日朝まず、写真屋によって戴魁老師の写真を焼き回ししてもらった。
(家に飾ってますよ。)
その後、やはり北堡村へ 到着後 練習開始。
丹田功、虎歩の流れで、内容は昨日とだいたい同じ
そして昼の練習終わり。
お昼ご飯!!
お昼ご飯は喜成老師のお子さん二人と通訳さん、喜成老師、Nくん、わし
にぎやかなお昼であった。
そして、喜成老師の奥さんの手作り!美味しい!
ホットコーラを飲みながら疲れを癒した。
食休み後、練習!
追い上げである、習ったことの復習
今回は決して少なくなかったが、やっぱり基本が大事だと
知らされる。ここに着てから物凄い勢いで成長したNくん
マンツーマンの恐ろしさを感じる。
ここでも習うと言うことの大切さを思い知る。
復習を終え。
今日までの練習のお礼を言って、街へ
喜成さんの知り合い(兄弟弟子)のところへ行き
王映海師父の葬儀の様子を収めた写真等をいただいた。
彼は広東省?の方で、お店を何軒か経営しているやり手だった。
目も鋭く、話も穏やかで中々の人だということが伝わってきた。
その後その方と夕食の約束をして、一度別れ
スーパーマーケットへ(個人的にはかなり行きたかった)
お土産をがばがば喜成老師ががごに入れてくる。
うまく断りつつ、お目当てをいくつか買い スーパーを後にした。
先ほどの方と晩御飯を食べ、山西省最後の夕食が終わった。
ちなみにおごってもらいました(  ̄ー ̄)*キラン
(驚いたことに鯖の醤油煮そっくりの料理が出てきました、魚は鯖でした味付けが
そっくりで驚きました)
ご馳走さまでした。
***全体の感想***
もっと砂漠かと思っていたけど砂漠というよりは
荒地だった・・・どっちが良いのか。
喜成老師と通訳さん二人が口をそろえて言った
「上海は緑が多くていい!」が印象的でした。
個人的には上海は水がまずくて、ほこりっぽいところだと思って
いましたから、しかし山西省からの帰り上海空港から
街をよく見ると確かに山西省太原よりは街に緑がありました。
驚きでした・・・
山西省特産の酢はかなり個人的に好きかも知れません。
(ほとんど何でも酢をかける!!)
帰ってもお酢味が食べたくてしょうがなくなっていました。
武術に関して
上にも書きましたが、習うことの大切さをNくんを見て
更に思い知りました。今回二人だけで行けたのは正解でした。
10人とかの人数になるとおそらくNくんはこうもレベルアップ
しなかったでしょう。(次回も出来れば少人数で行きたいものです)
Nくんの熱意も並々ならぬものがありますが、人から習うという事の
重要さを痛感しました。
また行きたいですね。
そして
王喜成老師お疲れ様でした。
王映海師父、生きている間に山西省に行けなくてすいませんでした。
これからは北堡村の地でゆっくりやすんでください。
私は帰国後、4日間練習日を得て、Nくんと3日間の合宿に行き
帰ってきて4日間練習日を更に得て、岡山講習会に挑んだのであった・・・