江戸の粋 小物細工、指物師の技法を受継ぐ細工物の小粋な世界をご覧下さい。

江戸には沢山の職人が技を競っていました。その人達が技を磨くため、細工の極致を極めたのが小物細工です。

今日の作品は「洗い張り屋さん」です

2020年10月28日 | ミニチュア

こんにちは 今日は曇っていますけど風も無くて

暖かくてまずまずの陽気です

 

テレビの気象情報では群馬県の片品村の美しい紅葉の映像が出ていました

「尾瀬」の入り口に近い村ですよね

 

尾瀬は何度も行きましたけど

ニュースなどで見るとつい行きたいな~と思いますね

こんな時にはやっぱり「お父さんが運転出来たらすぐに行けたんだけどな~」

と思ってしまいます

 

 

      

今日の作品もけっこう古い作品ですので

屋根は色あせて白っぽくなっていたので写真を撮る前に

屋根だけ塗りなおしました

 

作品の右側です

腰板を本物と同じように 昔の木造家屋のですけど

ちゃんと下から上へと杉板の削ったのを貼っていきました

 

後ろ側です

 

腰板の材料を作るのがけっこう大変です

 

右側です

 

私が幼児だった頃の金沢では 

自分の家で母親が「洗い張り板」に

 

写真のように着物をほどいて 洗ったものを

板に貼ってぴんと伸ばしている風景が

かすかに記憶に残っています

 

実物の約100分の1のサイズなので

竹垣の高さも1円玉より小さいくらいですね

 

暖簾も自分で色を塗って作っています

 

お店の中はこんな感じです

 

窓の格子もちゃんと溝を掘って組んであります

 

 

屋根の下には 破風をつけています

 

昔のボール紙なので シミが出てきています

たぶん糊の成分なのでしょうか

 

この作品は習い始めて8つ目くらいの作品だったような気がしますが

楽しくてたのしくて夢中で作っていましたね~

 

この「洗い張り屋さん」も小さな作品です