「バットマン VS スーパーマン ジャスティスの誕生」
スーパーマンの誕生を描いたマン・オブ・スティールの続編にして、
同程度のメジャー作バットマンとの共演作。
ヒーローもの乱立の昨今だが、
冷静に考えれば、1にスーパーマン、2にバットマン、
34がなくて、5がスパイダーマンてな序列のはず。
もちろん、マジンガーZ対デビルマン的に仲間になるのは承知の上。
アベンジャーズの向こうを張って、ヒーロー大集合のジャスティスリーグを企画してて
その前ふりと言うのも承知で、ワンダーウーマンがちょっと出てくるとの話もあり。
アベンジャーズ系はなかなか劇場で見ないけど、こちらは見ます。
ブルース・ウェイン バットマン。富豪(ベン・アフレック)
クラーク・ケント スーパーマン。新聞記者(ヘンリー・カビル)
レックス・ルーサー 富豪。スーパーマンの宿敵(ジェシー・アイゼンバーグ)
ロイス・レイン 記者。クラークの恋人(エイミー・アダムス)
マーサ・ケント クラークの養母(ダイアン・レイン)
ジョナサン・ケント クラークの養父(ケビン・コスナー)
ペリー・ホワイト 編集長(ローレンス・フィッシュバーン)
ジミー・オルセン カメラマン
ゾット将軍 スーパーマンの宿敵
アルフレッド ブルースの執事(ジェレミー・アイアンズ)
フィンチ議員 (ホリー・ハンター)
ウォレス・キーフ ブルースの元部下
ダイアナ・プリンス ワンダーウーマン(ワイルドスピードの人)
①ブルース少年は両親を殺され、悪と戦う事を決意
ブルース・ウェイン少年は両親と共に
映画見物か何かをした後、楽しそうに歩いていた。
だが、強盗に襲われ、両親は殺されてしまう。
虫の息の父親は、既に息絶えた妻を見て、マーサと呼んだ。
マーサって、どっかで聞いた名だなと思ったら、その疑問は後で解明される。
両親の死にショックを受けたブルースは、
何を思ったか洞窟に入り、大量のコウモリに遭遇。それを見て何やら決意する。
ちなみに、本作ではバットマンの初陣は描かれず、
どうやらスーパーマン登場の何十年も前から戦っていたらしい。
また、かつての映画では、
スーパーマンのメトロポリスも、バットマンのゴッサムシティもNYだったりしたが、
本作では河をはさんで向かい合った町と言う設定。
メトロポリスが比較的金持ちの町で、ゴッサムシティは下町と言う事らしい。
②富豪となったブルースはスーパーマンとゾット将軍の戦いで自社ビルを破壊される。
それから数十年後。前作のクライマックス。
スーパーマンとゾット将軍は、街の破壊もいとわない派手な戦いを繰り広げていた。
おかげで、下界の人々には巨大ながれきが降り注ぐ。
富豪となっていたブルースは、
自社ビルの部下に電話するが、ビルは崩壊して大勢が死亡。
クリストファー・リーブ版のゾット将軍の巻で、人々がのんきそうだったのと大違い。
ブルースはようやくかけつけ、部下キーフが両足をがれきにはさまれているのを救出。
さらに少女を助け、ママはどこにいると聞くと、
すでになくなっている高層ビルを指した。
③2年後。ロイスは取材でテロリストに捕らわれるが、スーパーマンが救出。
それからさらに2年。
新聞記者ロイス・レインは、取材の為にテロリストに接触。
だが捕まってしまい、危機一髪に。
もちろん恋人であるスーパーマンがかけつけてロイスを救出する。
その頃、アジトの外では、謎の人物がそこらの人を次々と射殺していた。
④ロイス救出時に民間人の犠牲が出て、スーパーマンはやりすぎと言う気運が高まる。
ブルースの元部下が象徴的な存在とされる。
ロイス救出の際に、一般市民に犠牲が出たとして、
スーパーマンの行動に批判の声が高まる。
実は一般市民を殺したのは、スーパーマンではないのだが。
彼に免罪符を与えてしまったと、フィンチ議員はスーパーマンを糾弾する構えだ。
ゾット将軍と戦った跡地は、わずか2年で復興していたが、
巨大なスーパーマンの像も作られていた。
両足を失ったキーフは、像によじ登って落書きして捕まり、ニュースで報じられる。
それを見たブルースは、キーフを心配する。
実はブルースは、キーフに小切手を何度も送っていたが、
何者かの妨害で小切手は返送されてきていた。
ロイスは、スーパーマンの行動が批判されている事に心を痛める。
だがクラークは、君さえ無事ならいいと、意に介さない様子だ。
⑤テロリストとの関係が疑われる富豪ルーサーを探るクラークとブルース。
テロリストには何者かから資金援助されていたらしく、
ブルースは若き富豪レックス・ルーサーを怪しむ。
どうやって屋敷に潜入しようか思案するが、
パーティの招待状が来たのでこれに出席する事に。
このパーティにはクラークも出席していた。(ロイスは呼ばれてないらしい)
執事アルフレッドがアジトから指示し、ブルースは階下のコンピュータルームへ侵入。
クラークはその会話が聞こえ、ブルースがただならぬ存在だと気付くと言う訳。
ブルースはコンピュータルームに装置を仕掛け、データをひそかにコピー。
上に戻ると、ルーサーがクラークとブルースの対面を大騒ぎ。
クラークって、記者としての知名度はいまいちと言う印象だが。
実は、ルーサーは2人の正体を知っていると後にわかる。
⑥ルーサーの情報を追って謎の美女ダイアナ現る。他にもいろいろいるらしい
ブルースはコピーが終わったはずと再びコンピュータルームへ。
だが、装置がなくなっており、
先ほどからウロウロしていた美女ダイアナ・プリンスの仕業だと気付く。
ダイアナは、ちょっと借りただけと言って返し、2人はそれぞれがデータを見る。
実はルーサーは、ある種の能力を持った連中
(つまり後のスーパーヒーロー仲間)を調査していた。
そこには、フラッシュとかアクアマンなんて連中の動画が保存されているのだが、
いかんせん知名度は低い。
そんな中、ダイアナのファイルを見たブルースは、
彼女が1910年代にも今と変わりない外見だったと知って驚くのだった。
⑦ルーサーはゾット将軍の遺体を利用してクローンを産み出す
2年間で街は復興していたが、
ゾット将軍の巨大宇宙船は残されていて、ドームで覆われていた。
ルーサーは、金にものを言わせて、ドーム内に入る許可を得る。
ゾット将軍の指紋を入手していた彼は、船内の装置を作動させる。
さらに死体も入手していて、自分の血を混ぜてクローンを作ろうとする。
ルーサーかゾット将軍似の存在になりそうだけど、そうでもない事は後でわかる。
⑧スーパーマンは公聴会にかけられるが、会場が爆破されて犠牲者が出る
フィンチ議員はキーフを同席させ、スーパーマンの公聴会を行う事に。
議員は、ルーサーが影で動いている事を承知していて、
圧力には負けないわよと言う姿勢。
一方、スーパーマンは来ないだろうと言われていたが、意外に思い悩んでいた。
結局、母マーサに説得されて出席を決意。
フィンチ議員は会議開催にあたってのスピーチをするが、
途中でルーサーが会場に何かを仕掛けたと気づいて動揺。
次の瞬間、会議場は爆破され、議員やキーフら大勢が犠牲になる。
その程度で死ぬはずもないスーパーマンは無事だったが、
気が付かなかったと責任を感じていた。
世間の人々も、スーパーマンが見殺しにしたと批難。
ブルースもその流れに同調して、もう許せないと言う感じに。
詳しくは忘れたけど、スーパーマンとバットマンはちょっと前に1回対面済み。
確か、スーパーマンが謎の敵(ルーサー一味)を探ってる所へバットモビルで乱入。
この時はスーパーマンも、なぜか親の仇みたいにバットマンを敵視するが、
力の差は歴然で、このくらいにしてやると立ち去っていた。
今や、スーパーマンである事に耐えられなくなったか、彼は姿を消してしまう。
この思い悩む頃に、父ジョナサンも幻影で登場する。
⑨ルーサーはクラークの母マーサを拉致。バットマンを倒せと脅される。
ロイスはルーサーに呼び出されてビルの屋上へ。
スーパーマンが姿を消しても、簡単に呼び出す方法があると、
ルーサーはロイスを突き落とす。
すると、雲隠れしていたスーパーマンがいきなり現れ、ロイスを救出。
再び屋上に上がり、ルーサーと対面。
ルーサーはスーパーマンの正体がクラークだと知っていて、弱味は女性だと指摘。
ロイスなら助けたと言うスーパーマンだが、
ルーサーは別の女性、マーサ・ケントの話だと言って、
彼女が拘束されている写真を見せる。
愕然とするスーパーマンに、
対岸でサーチライトをつけて待機してるバットマンを倒せと指示。
本作のルーサーにとっては、スーパーマンよりバットマンの方が邪魔な存在らしい。
⑩スーパーマンとバットマン対決。クリプトナイトでスーパーマン苦戦
かつてはバットマンを親の仇の様に敵視していたスーパーマンも、
どうした心境の変化か、バットマンと戦いたくないと言う気持ちになっていた。
だが、母マーサを人質にとられては仕方ないと
(パワーで何とかならない理由はわからない)、バットマンが待つ対岸へ。
バットマンもただ待っていた訳ではなく、廃屋に仕掛けを用意していた。
クリプトナイトのガスが出る仕掛けにひるむスーパーマン。
バットマンは武器で襲い、それなりの効果をあげるが、
パワーではスーパーマンの方が上。
するとバットマンは、沈没船から引き揚げたと言うクリプトナイトで作った槍で攻撃。
これにはスーパーマンも苦戦する。
⑪ルーサーの罠と知り和解。マーサを救出し、ルーサーを捕らえようとする。
弱るスーパーマンは、マーサ(母さんではなく)を助けてと懇願。
これを聞いたバットマンは、なぜその名を?と躊躇する。
冷静になってスーパーマンの話を聞く事に。
2人の衝突は、たまたま母親の名前が同じだった為に回避されたのだ。
両者が衝突に至ったのには、ルーサーが糸を引いており、
クラークの母マーサが人質にとられた為と知るブルース。
今までのわだかまりは一切残さず、両者は協力する事に。
バットマンがマーサを助けに行き、スーパーマンがルーサーを捕らえる事に。
クラークはマーサを心配してたはずなのに、
バットマンに任せれば安心と言う事なんすかね。
アルフレッドの誘導で、バットマンはルーサー一味のアジトを襲撃。
たちまち一味を倒し、マーサを救出する。
息子さんの友達だと言われたマーサは、ケープでわかったと答える。
スーパーマンはルーサーの所へ向かい、
ロイスはクラークを苦しめる槍を、がれきの奥の取りにくい場所に捨てる。
⑫怪物が現れる。ワンダーウーマンも加勢して戦う。
スーパーマンはルーサーを捕らえようとするが、こんな事態も想定済みだったらしく
ゾット将軍のクローンから産み出された怪物を放つ。
スーパーマンとバットマンの連合軍で怪物と戦うが、なかなか強力で苦戦。
すると、そこへワンダーウーマンが現れて加勢する。
ここで、音楽の曲調が変わるが、昔のTVシリーズの音楽と言う訳でもない。
⑬ミサイルも効果なし。クリプトナイトの槍で刺すが、スーパーマンも刺される。
スーパーマンは怪物を宇宙へ連れ出す。
そのまま宇宙に捨てると言う手もありそうだが、軍はミサイル攻撃を決定。
スーパーマンが犠牲になるが、やむを得ないと言う判断だ。
怪物を抱えたスーパーマンもろともにミサイルが命中。
だが怪物は平気で、地上に戻ってきてしまう。
怪物は攻撃するほど強くなる性質だったのだ!撃つな!アラシ!!
宇宙で浮いてたスーパーマンは、しばらくしたら回復して戻ってくる。
バットマンは、クリプトナイトの槍が怪物に有効なはずと考える。
それを察したロイスは、先ほど自分が捨てた槍を取りに戻る。
がれきの下の水がたまってる場所で苦戦するが、
かけつけたスーパーマンがロイスを助け、槍を回収する。
だが、クリプトナイトはスーパーマンにも弱点なはず。
苦しいけど、多少は我慢できるのか?
スーパーマンは槍を持ったまま飛んで、怪物に突き刺す。
苦しむ怪物は最後には倒れるが、スーパーマンにもトゲみたいなのが刺さってしまう。
胸に穴が開いたスーパーマンはピクリとも動かなくなってしまう。
バットマンとワンダーウーマンは、動かぬスーパーマンを高い所から降ろし、
かけつけたロイスはショックを受ける。
⑭ルーサー逮捕され、スーパーマンとクラークの葬儀。
ブルースはダイアナと仲間を集める事を誓う
新聞には「スーパーマン死す」「ルーサー逮捕」と言う記事が載る。
字幕は出なかったけど、記者クラークも死んだと報じられたらしい。
スーパーマンの死に、糾弾していた事も忘れた人々は悲しみに包まれ、
軍による盛大な葬儀が行われる。
一方、ルーサーは髪の毛を剃られ、刑務所に入れられる。
現れたバットマンは、見張ってるぞと警告。
さらに故郷スモールビルでは、クラークの葬儀がささやかに行われていた。
棺はどうなってんの?と思ったら、ブルースが手を回して、遺体はこちらへ。
軍の方は空だとわかる。
て言うか、軍の人とかは、それでスーパーマンの死を受け入れたのか?
ロイスとマーサが抱き合ったりしてるのを見守るブルースとダイアナ。
スーパーマン亡き今、
仲間(つまりルーサーのファイルで見た連中)を集める必要があると言うブルース。
当面の脅威はない気もするが、とりあえず集めてみたかったんですかね。
やがて、ロイスが棺に砂をかけて立ち去るが、
その砂が何かの力で再び上昇するのは、観客以外誰も気が付いていなかった。。
と言う訳で、序盤はバットマン誕生秘話が軽く語られる。
その後、前作でのスーパーマンとゾット将軍が戦いによって、
巻き添えで犠牲が出た事を問題視する声が高まる。
富豪ウェイン、別名バットマンもその1人だったと言う訳。
ヒーローが戦えば街は破壊されるだろうし、人々の中には反感を持つ者も現れるはず。
昔から言われてた事だけど、その点をまじめに描いたのには好感が持てる。
価値観の違いで両ヒーローがぶつかると言うのも面白そうなんだけど、
実際にはそれほど対立の気運は高まらない。
スーパーマンの宿敵たるレックス・ルーサーがそそのかして、ようやく衝突に至る訳。
この状況が、2時間30分の映画の2時間くらい続くので、
全体として退屈な印象を受ける。
終盤になって両ヒーローの戦いはあるんだけど、
スーパーマンは戦いたくない気持ちで臨む始末。
パワー的にバットマンに勝ち目はないので、クリプトナイトを利用するのは至極当然。
代わりに、ルーサーが産み出した怪物が暴れ、
ワンダーウーマンを加えた3対1で戦う事に。
こういうシーンが多い方が面白いけど、
アベンジャーズとの差別化を図ってリアル路線にしたと言う事か。
とは言え、ジャスティスリーグにつなげる思惑は、
中盤くらいからチラチラ見えていて、その意味ではお約束感も強い。
スーパーマン単独の続編はもう作らないのかな?
ワンダーウーマン役はワイルドスピードの人。
TVシリーズのリンダ・カーターは折れそうな細身だったけど、
本作の彼女はむちむち感がちょっとエロい。
スーパーマンの誕生を描いたマン・オブ・スティールの続編にして、
同程度のメジャー作バットマンとの共演作。
ヒーローもの乱立の昨今だが、
冷静に考えれば、1にスーパーマン、2にバットマン、
34がなくて、5がスパイダーマンてな序列のはず。
もちろん、マジンガーZ対デビルマン的に仲間になるのは承知の上。
アベンジャーズの向こうを張って、ヒーロー大集合のジャスティスリーグを企画してて
その前ふりと言うのも承知で、ワンダーウーマンがちょっと出てくるとの話もあり。
アベンジャーズ系はなかなか劇場で見ないけど、こちらは見ます。
ブルース・ウェイン バットマン。富豪(ベン・アフレック)
クラーク・ケント スーパーマン。新聞記者(ヘンリー・カビル)
レックス・ルーサー 富豪。スーパーマンの宿敵(ジェシー・アイゼンバーグ)
ロイス・レイン 記者。クラークの恋人(エイミー・アダムス)
マーサ・ケント クラークの養母(ダイアン・レイン)
ジョナサン・ケント クラークの養父(ケビン・コスナー)
ペリー・ホワイト 編集長(ローレンス・フィッシュバーン)
ジミー・オルセン カメラマン
ゾット将軍 スーパーマンの宿敵
アルフレッド ブルースの執事(ジェレミー・アイアンズ)
フィンチ議員 (ホリー・ハンター)
ウォレス・キーフ ブルースの元部下
ダイアナ・プリンス ワンダーウーマン(ワイルドスピードの人)
①ブルース少年は両親を殺され、悪と戦う事を決意
ブルース・ウェイン少年は両親と共に
映画見物か何かをした後、楽しそうに歩いていた。
だが、強盗に襲われ、両親は殺されてしまう。
虫の息の父親は、既に息絶えた妻を見て、マーサと呼んだ。
マーサって、どっかで聞いた名だなと思ったら、その疑問は後で解明される。
両親の死にショックを受けたブルースは、
何を思ったか洞窟に入り、大量のコウモリに遭遇。それを見て何やら決意する。
ちなみに、本作ではバットマンの初陣は描かれず、
どうやらスーパーマン登場の何十年も前から戦っていたらしい。
また、かつての映画では、
スーパーマンのメトロポリスも、バットマンのゴッサムシティもNYだったりしたが、
本作では河をはさんで向かい合った町と言う設定。
メトロポリスが比較的金持ちの町で、ゴッサムシティは下町と言う事らしい。
②富豪となったブルースはスーパーマンとゾット将軍の戦いで自社ビルを破壊される。
それから数十年後。前作のクライマックス。
スーパーマンとゾット将軍は、街の破壊もいとわない派手な戦いを繰り広げていた。
おかげで、下界の人々には巨大ながれきが降り注ぐ。
富豪となっていたブルースは、
自社ビルの部下に電話するが、ビルは崩壊して大勢が死亡。
クリストファー・リーブ版のゾット将軍の巻で、人々がのんきそうだったのと大違い。
ブルースはようやくかけつけ、部下キーフが両足をがれきにはさまれているのを救出。
さらに少女を助け、ママはどこにいると聞くと、
すでになくなっている高層ビルを指した。
③2年後。ロイスは取材でテロリストに捕らわれるが、スーパーマンが救出。
それからさらに2年。
新聞記者ロイス・レインは、取材の為にテロリストに接触。
だが捕まってしまい、危機一髪に。
もちろん恋人であるスーパーマンがかけつけてロイスを救出する。
その頃、アジトの外では、謎の人物がそこらの人を次々と射殺していた。
④ロイス救出時に民間人の犠牲が出て、スーパーマンはやりすぎと言う気運が高まる。
ブルースの元部下が象徴的な存在とされる。
ロイス救出の際に、一般市民に犠牲が出たとして、
スーパーマンの行動に批判の声が高まる。
実は一般市民を殺したのは、スーパーマンではないのだが。
彼に免罪符を与えてしまったと、フィンチ議員はスーパーマンを糾弾する構えだ。
ゾット将軍と戦った跡地は、わずか2年で復興していたが、
巨大なスーパーマンの像も作られていた。
両足を失ったキーフは、像によじ登って落書きして捕まり、ニュースで報じられる。
それを見たブルースは、キーフを心配する。
実はブルースは、キーフに小切手を何度も送っていたが、
何者かの妨害で小切手は返送されてきていた。
ロイスは、スーパーマンの行動が批判されている事に心を痛める。
だがクラークは、君さえ無事ならいいと、意に介さない様子だ。
⑤テロリストとの関係が疑われる富豪ルーサーを探るクラークとブルース。
テロリストには何者かから資金援助されていたらしく、
ブルースは若き富豪レックス・ルーサーを怪しむ。
どうやって屋敷に潜入しようか思案するが、
パーティの招待状が来たのでこれに出席する事に。
このパーティにはクラークも出席していた。(ロイスは呼ばれてないらしい)
執事アルフレッドがアジトから指示し、ブルースは階下のコンピュータルームへ侵入。
クラークはその会話が聞こえ、ブルースがただならぬ存在だと気付くと言う訳。
ブルースはコンピュータルームに装置を仕掛け、データをひそかにコピー。
上に戻ると、ルーサーがクラークとブルースの対面を大騒ぎ。
クラークって、記者としての知名度はいまいちと言う印象だが。
実は、ルーサーは2人の正体を知っていると後にわかる。
⑥ルーサーの情報を追って謎の美女ダイアナ現る。他にもいろいろいるらしい
ブルースはコピーが終わったはずと再びコンピュータルームへ。
だが、装置がなくなっており、
先ほどからウロウロしていた美女ダイアナ・プリンスの仕業だと気付く。
ダイアナは、ちょっと借りただけと言って返し、2人はそれぞれがデータを見る。
実はルーサーは、ある種の能力を持った連中
(つまり後のスーパーヒーロー仲間)を調査していた。
そこには、フラッシュとかアクアマンなんて連中の動画が保存されているのだが、
いかんせん知名度は低い。
そんな中、ダイアナのファイルを見たブルースは、
彼女が1910年代にも今と変わりない外見だったと知って驚くのだった。
⑦ルーサーはゾット将軍の遺体を利用してクローンを産み出す
2年間で街は復興していたが、
ゾット将軍の巨大宇宙船は残されていて、ドームで覆われていた。
ルーサーは、金にものを言わせて、ドーム内に入る許可を得る。
ゾット将軍の指紋を入手していた彼は、船内の装置を作動させる。
さらに死体も入手していて、自分の血を混ぜてクローンを作ろうとする。
ルーサーかゾット将軍似の存在になりそうだけど、そうでもない事は後でわかる。
⑧スーパーマンは公聴会にかけられるが、会場が爆破されて犠牲者が出る
フィンチ議員はキーフを同席させ、スーパーマンの公聴会を行う事に。
議員は、ルーサーが影で動いている事を承知していて、
圧力には負けないわよと言う姿勢。
一方、スーパーマンは来ないだろうと言われていたが、意外に思い悩んでいた。
結局、母マーサに説得されて出席を決意。
フィンチ議員は会議開催にあたってのスピーチをするが、
途中でルーサーが会場に何かを仕掛けたと気づいて動揺。
次の瞬間、会議場は爆破され、議員やキーフら大勢が犠牲になる。
その程度で死ぬはずもないスーパーマンは無事だったが、
気が付かなかったと責任を感じていた。
世間の人々も、スーパーマンが見殺しにしたと批難。
ブルースもその流れに同調して、もう許せないと言う感じに。
詳しくは忘れたけど、スーパーマンとバットマンはちょっと前に1回対面済み。
確か、スーパーマンが謎の敵(ルーサー一味)を探ってる所へバットモビルで乱入。
この時はスーパーマンも、なぜか親の仇みたいにバットマンを敵視するが、
力の差は歴然で、このくらいにしてやると立ち去っていた。
今や、スーパーマンである事に耐えられなくなったか、彼は姿を消してしまう。
この思い悩む頃に、父ジョナサンも幻影で登場する。
⑨ルーサーはクラークの母マーサを拉致。バットマンを倒せと脅される。
ロイスはルーサーに呼び出されてビルの屋上へ。
スーパーマンが姿を消しても、簡単に呼び出す方法があると、
ルーサーはロイスを突き落とす。
すると、雲隠れしていたスーパーマンがいきなり現れ、ロイスを救出。
再び屋上に上がり、ルーサーと対面。
ルーサーはスーパーマンの正体がクラークだと知っていて、弱味は女性だと指摘。
ロイスなら助けたと言うスーパーマンだが、
ルーサーは別の女性、マーサ・ケントの話だと言って、
彼女が拘束されている写真を見せる。
愕然とするスーパーマンに、
対岸でサーチライトをつけて待機してるバットマンを倒せと指示。
本作のルーサーにとっては、スーパーマンよりバットマンの方が邪魔な存在らしい。
⑩スーパーマンとバットマン対決。クリプトナイトでスーパーマン苦戦
かつてはバットマンを親の仇の様に敵視していたスーパーマンも、
どうした心境の変化か、バットマンと戦いたくないと言う気持ちになっていた。
だが、母マーサを人質にとられては仕方ないと
(パワーで何とかならない理由はわからない)、バットマンが待つ対岸へ。
バットマンもただ待っていた訳ではなく、廃屋に仕掛けを用意していた。
クリプトナイトのガスが出る仕掛けにひるむスーパーマン。
バットマンは武器で襲い、それなりの効果をあげるが、
パワーではスーパーマンの方が上。
するとバットマンは、沈没船から引き揚げたと言うクリプトナイトで作った槍で攻撃。
これにはスーパーマンも苦戦する。
⑪ルーサーの罠と知り和解。マーサを救出し、ルーサーを捕らえようとする。
弱るスーパーマンは、マーサ(母さんではなく)を助けてと懇願。
これを聞いたバットマンは、なぜその名を?と躊躇する。
冷静になってスーパーマンの話を聞く事に。
2人の衝突は、たまたま母親の名前が同じだった為に回避されたのだ。
両者が衝突に至ったのには、ルーサーが糸を引いており、
クラークの母マーサが人質にとられた為と知るブルース。
今までのわだかまりは一切残さず、両者は協力する事に。
バットマンがマーサを助けに行き、スーパーマンがルーサーを捕らえる事に。
クラークはマーサを心配してたはずなのに、
バットマンに任せれば安心と言う事なんすかね。
アルフレッドの誘導で、バットマンはルーサー一味のアジトを襲撃。
たちまち一味を倒し、マーサを救出する。
息子さんの友達だと言われたマーサは、ケープでわかったと答える。
スーパーマンはルーサーの所へ向かい、
ロイスはクラークを苦しめる槍を、がれきの奥の取りにくい場所に捨てる。
⑫怪物が現れる。ワンダーウーマンも加勢して戦う。
スーパーマンはルーサーを捕らえようとするが、こんな事態も想定済みだったらしく
ゾット将軍のクローンから産み出された怪物を放つ。
スーパーマンとバットマンの連合軍で怪物と戦うが、なかなか強力で苦戦。
すると、そこへワンダーウーマンが現れて加勢する。
ここで、音楽の曲調が変わるが、昔のTVシリーズの音楽と言う訳でもない。
⑬ミサイルも効果なし。クリプトナイトの槍で刺すが、スーパーマンも刺される。
スーパーマンは怪物を宇宙へ連れ出す。
そのまま宇宙に捨てると言う手もありそうだが、軍はミサイル攻撃を決定。
スーパーマンが犠牲になるが、やむを得ないと言う判断だ。
怪物を抱えたスーパーマンもろともにミサイルが命中。
だが怪物は平気で、地上に戻ってきてしまう。
怪物は攻撃するほど強くなる性質だったのだ!撃つな!アラシ!!
宇宙で浮いてたスーパーマンは、しばらくしたら回復して戻ってくる。
バットマンは、クリプトナイトの槍が怪物に有効なはずと考える。
それを察したロイスは、先ほど自分が捨てた槍を取りに戻る。
がれきの下の水がたまってる場所で苦戦するが、
かけつけたスーパーマンがロイスを助け、槍を回収する。
だが、クリプトナイトはスーパーマンにも弱点なはず。
苦しいけど、多少は我慢できるのか?
スーパーマンは槍を持ったまま飛んで、怪物に突き刺す。
苦しむ怪物は最後には倒れるが、スーパーマンにもトゲみたいなのが刺さってしまう。
胸に穴が開いたスーパーマンはピクリとも動かなくなってしまう。
バットマンとワンダーウーマンは、動かぬスーパーマンを高い所から降ろし、
かけつけたロイスはショックを受ける。
⑭ルーサー逮捕され、スーパーマンとクラークの葬儀。
ブルースはダイアナと仲間を集める事を誓う
新聞には「スーパーマン死す」「ルーサー逮捕」と言う記事が載る。
字幕は出なかったけど、記者クラークも死んだと報じられたらしい。
スーパーマンの死に、糾弾していた事も忘れた人々は悲しみに包まれ、
軍による盛大な葬儀が行われる。
一方、ルーサーは髪の毛を剃られ、刑務所に入れられる。
現れたバットマンは、見張ってるぞと警告。
さらに故郷スモールビルでは、クラークの葬儀がささやかに行われていた。
棺はどうなってんの?と思ったら、ブルースが手を回して、遺体はこちらへ。
軍の方は空だとわかる。
て言うか、軍の人とかは、それでスーパーマンの死を受け入れたのか?
ロイスとマーサが抱き合ったりしてるのを見守るブルースとダイアナ。
スーパーマン亡き今、
仲間(つまりルーサーのファイルで見た連中)を集める必要があると言うブルース。
当面の脅威はない気もするが、とりあえず集めてみたかったんですかね。
やがて、ロイスが棺に砂をかけて立ち去るが、
その砂が何かの力で再び上昇するのは、観客以外誰も気が付いていなかった。。
と言う訳で、序盤はバットマン誕生秘話が軽く語られる。
その後、前作でのスーパーマンとゾット将軍が戦いによって、
巻き添えで犠牲が出た事を問題視する声が高まる。
富豪ウェイン、別名バットマンもその1人だったと言う訳。
ヒーローが戦えば街は破壊されるだろうし、人々の中には反感を持つ者も現れるはず。
昔から言われてた事だけど、その点をまじめに描いたのには好感が持てる。
価値観の違いで両ヒーローがぶつかると言うのも面白そうなんだけど、
実際にはそれほど対立の気運は高まらない。
スーパーマンの宿敵たるレックス・ルーサーがそそのかして、ようやく衝突に至る訳。
この状況が、2時間30分の映画の2時間くらい続くので、
全体として退屈な印象を受ける。
終盤になって両ヒーローの戦いはあるんだけど、
スーパーマンは戦いたくない気持ちで臨む始末。
パワー的にバットマンに勝ち目はないので、クリプトナイトを利用するのは至極当然。
代わりに、ルーサーが産み出した怪物が暴れ、
ワンダーウーマンを加えた3対1で戦う事に。
こういうシーンが多い方が面白いけど、
アベンジャーズとの差別化を図ってリアル路線にしたと言う事か。
とは言え、ジャスティスリーグにつなげる思惑は、
中盤くらいからチラチラ見えていて、その意味ではお約束感も強い。
スーパーマン単独の続編はもう作らないのかな?
ワンダーウーマン役はワイルドスピードの人。
TVシリーズのリンダ・カーターは折れそうな細身だったけど、
本作の彼女はむちむち感がちょっとエロい。