いきものつながり

~淀橋第四小学校で観察された「いきものたち」を紹介します~

2017年 6月24日 「ハグロトンボ」~小学校の近くで見かけました。

2017年06月24日 | 昆虫・トンボ・ハグロトンボ

 私の小学生時代から、この地域でハグロトンボを見た記憶がありません。今日、北新宿4丁目側の神田川沿いの道路を通った時、このトンボを見かけました。私は、子どもの頃、福島の親戚の家の近くで、ヒラヒラと独特の飛び方をするハグロトンボを見た事があるので、直ぐに分かりました。
 でも、どうしてこの神田川近くで見られたのか、トンボに詳しい専門家の方に問い合わせた所、神田川の上流の井の頭公園にはハグロトンボが生息しているので、神田川を伝って移動したのではないかという事でした。

 その後、8月24日、丁度2か月後に、同じ北新宿4丁目の町中ので、筆者の自宅前で家族が再び「ハグロトンボ」を見かけました。


2017年 6月21日 「モンシロチョウ」~羽根を開いて止まったら?

2017年06月21日 | 昆虫・チョウ・モンシロチョウ

 チョウ類の多くは、止まる時には羽根を閉じています。今日のように雨が降った翌日は、陽差しが戻れば、羽根を広げて止まるモンシロチョウの姿が見られるかも知れません。チョウは変温生物で、雨などで気温が下がると動きが鈍くなります。羽根を広げて陽差しを浴びれば、再び元気に飛び回ります。
   チョウ類の多くは、春と夏の2回発生します。春のモンシロチョウの羽根の色は、少し黄味がかっています。これは、陽差しを効率良く受けるためと考えられています。それに比べて夏のモンシロチョウは、その名の通り白い羽根の色をしています。
 〔近年の目認記録〕
2018年5月4日 校庭花壇で、今年初めてチョウを見ました。
 2・3年生の花壇には、チョウを呼ぶためレタスが植えられています。
2018年5月12日 校庭花壇で、チョウ・幼虫・卵を観察しました。
   卵は細い繊維で付着しているように見えます。

 

 


2017年 6月18日 「ヒメダカ」と「クロメダカ」。

2017年06月18日 | ヒメダカ

   
 屋上ビオトープには、ヒメダカが放されています。校庭田んぼには、クロメダカが泳いでいます。ヒメダカは、元々、田んぼや小川などに棲むクロメダカから鑑賞用に品種改良されたメダカです。
 今後は、屋上ビオトープのヒメダカは、採取して教室で飼育して、代わりに、クロメダカに移住してもらう予定です。
 また、校庭田んぼのクロメダカの故郷は、稲の苗と同じ、茨城県・坂東市の「自然耕田んぼ」の農家からやって来たメダカです。「自然耕田んぼ」は、農薬を使わない自然に優しい田んぼで、メダカが棲める環境があります。


2017年 6月11日 「ショウジョウトンボ」~5年ぶりに確認。

2017年06月12日 | 昆虫・トンボ・ショウジョウトンボ

 最初は、ウスバキトンボかと思いましたが、色合いや体型が違うように思えて、トンボに詳しい専門家に問い合わせをしたところ、成熟すると真っ赤に染まる、ショウジョウトンボだと判明しました。このトンボは、この辺地域では個体数が少なく、5年前に、1度見かけただけです。
 このトンボは、体と頭が赤く、中国に生息する、顔が赤い猿「猩々」から名の由来が有るようです。
 また、このトンボの幼虫は、藻の中で育つので、藻を取り去ると絶滅するとの事です。


2017年 6月9日 ムギワラトンボ・シオカラトンボ。

2017年06月09日 | 昆虫・トンボ・シオカラトンボ

6月9日 シオカラトンボ~初めて見た日に救出。
      ビオトープの水面に、ムギワラトンボが止まっているのを見つけました。でも、よく見ると藻にくっついて飛び立てないようです。そっと救って、草むらに放しました。しばらくして見てみると、姿が無く、無事に飛び立ったようで安心しました。
7月21日 33℃を超える気温の中で、産卵行動。
  この日は、ウスバキトンボも同様の産卵行動をしていました。