いきものつながり

~淀橋第四小学校で観察された「いきものたち」を紹介します~

2019年8月18日 全身真っ赤な「ショウジョウトンボ」~2年ぶりに観察。

2019年08月21日 | 昆虫・トンボ・ショウジョウトンボ

   噴水が復活したのと合わせるように、ショウジョウトンボが訪れました。このトンボを初めて見たのは7年前ですが、いつも単独行動です。図鑑によると、「オスは、広く開けた水面の抽水植物の葉に止まって、メスを待ち受けます。他のオスが近づくと、執拗に追い回します。」(赤トンボのすべて)と記述されていますが、確かにその通りの行動をしています。また、ショウジョウトンボは、「アカネ属」以外にある三種のトンボの代表種です。アカネ属が、秋に成熟するのに対し、ショウジョウトンボは、真夏に繁殖期を迎え、「夏の赤トンボ」とも言われています。また、生息分布は九州から本州、北海道の南部まで広く分布しています。


2017年 6月11日 「ショウジョウトンボ」~5年ぶりに確認。

2017年06月12日 | 昆虫・トンボ・ショウジョウトンボ

 最初は、ウスバキトンボかと思いましたが、色合いや体型が違うように思えて、トンボに詳しい専門家に問い合わせをしたところ、成熟すると真っ赤に染まる、ショウジョウトンボだと判明しました。このトンボは、この辺地域では個体数が少なく、5年前に、1度見かけただけです。
 このトンボは、体と頭が赤く、中国に生息する、顔が赤い猿「猩々」から名の由来が有るようです。
 また、このトンボの幼虫は、藻の中で育つので、藻を取り去ると絶滅するとの事です。