東大大学院教授らが、東京に広く生息するヒキガエルは、純粋な東日本型ではなく、西日本から流入したヒキガエルと交雑したものとする研究成果を発表しました。
日本のヒキガエルは近畿地方を境に、西側に住む「ニホンヒキガエル」と、東側に住む「アズマヒキガエル」の二つの亜種に分けられます。
両者は交配して子孫を残せます。東京のオタマジャクシは、他の関東地方で捕まえたものより、生存率が2~3割高く、東京の個体の多くが、交雑の影響でより強くなっているという指摘がされています。
地域ごとの遺伝的な特徴が失われる恐れが有り、生態系への悪影響も懸念されています。
右上の写真は、地域小学校で今春撮影したものですが、やはり交雑しているように見えます。
同じ場所の ビオトープで子ガエルが育ちました。まだ、1㌢にも満たない小さいカエルです。
産卵日のズレは数日ほどですが、オタマジャクシのままのものがいて、育ちに随分差が出るものです。
(参考:読売新聞・姉妹ブログ)