いきものつながり

~淀橋第四小学校で観察された「いきものたち」を紹介します~

5月12日 ムクドリ~虫を補食。

2013年05月12日 | 鳥・ムクドリ

Dscf8730 ムクドリが学年の花壇で、ヨトウムシを捕食しました。
 この所、数羽の群れで飛来するムクドリを良く見かけます。
 ムクドリは雑食性で、種や昆虫も好んで食べます。1羽のムクドリが、年間で数千の虫を食べるといわれています。
 花壇に種を撒いた時は気を付けなければいけませんが、植物を害虫から守ってくれそうです。

 


5月12日 ムギワラトンボ~羽化、あわや…。

2013年05月12日 | 昆虫・トンボ・シオカラトンボ

Dscf8732Dscf8735  校庭のビオトープで、クロメダカが卵を付けて炒るのを見かけました。
 カメラを向けていると、ムギワラトンボが羽化しているのに気付きました。
 所が、見ている前で水面に落下してしまいました。まだ飛び立つ力が無いようです。
 そっと救助して、近くの茂みに逃がしてあげました。無事、飛び立って欲しいものです。
 今日の真夏日の陽気に誘われたのか、この時期に見かけるのは珍しい事です。


5月10日 ヒキガエル~都内は、西日本型が8割。~2013年~

2013年05月11日 | ヒキガエル

Dscf6038Dscf8644  東大大学院教授らが、東京に広く生息するヒキガエルは、純粋な東日本型ではなく、西日本から流入したヒキガエルと交雑したものとする研究成果を発表しました。

 日本のヒキガエルは近畿地方を境に、西側に住む「ニホンヒキガエル」と、東側に住む「アズマヒキガエル」の二つの亜種に分けられます。

 両者は交配して子孫を残せます。東京のオタマジャクシは、他の関東地方で捕まえたものより、生存率が2~3割高く、東京の個体の多くが、交雑の影響でより強くなっているという指摘がされています。

 地域ごとの遺伝的な特徴が失われる恐れが有り、生態系への悪影響も懸念されています。

 右上の写真は、地域小学校で今春撮影したものですが、やはり交雑しているように見えます。

 同じ場所のDscf6882Dscf8543 Dscf8547 ビオトープで子ガエルが育ちました。まだ、1㌢にも満たない小さいカエルです。
 産卵日のズレは数日ほどですが、オタマジャクシのままのものがいて、育ちに随分差が出るものです。

 (参考:読売新聞・姉妹ブログ)