今年は校庭の人工芝化工事が行われ、ヒキガエルが産卵出来るか心配でした。田んぼは水漏れが有るため、シートで仮の水場を作りました。一方で、クロメダカ保護のため、ビオトープはネットで覆いました。所が、ネットで覆われた中で、カエルが産卵しました。カエルが溺れてしまう心配が有ったので、主事さんが救出してくれました。
例年のカエルの産卵~オタマジャクシの育ちは、こちらを参照して下さい。
https://blog.goo.ne.jp/econess06/e/66b632eff5ee9fb43b55adbf4ccd27ac
3月1日 春の嵐に誘われて、ヒキガエのルが姿を見せました。
昨夜から朝方まで雨が降りました。東京に「春一番」が吹くかも知れないとの予報で、気温も20℃を超え、4月下旬頃の陽気になりました。そんな暖かさに誘われてか、小学校の「冬湛水水田」(自然耕田んぼ)に、ヒキガエルが、数匹姿を見せました。現れるのは、例年2月末頃ですから、ほぼ、平年並 みでした。例年の育ち方は、下記のリンクでご覧になれます。
(参考:カエルの写真は、2016年時のスナップです)http://blog.goo.ne.jp/econess06/e/66b632eff5ee9fb43b55adbf4ccd27ac
気象庁は翌2日になり、関東で1日「春一番」が吹いたと発表しました。南風は午前中から徐々に強まり、東京都心では、同日午後6時前に最大瞬間風速15.7㍍を観測しました。
3月2日 冬期湛水中の田んぼに、ヒキガエルが潜っていまた。 、 「立春」から1年を㉔の季節に分けたものが「二十四節気」です。その節気の一つ「啓蟄」(越冬した虫が地中から現れる)は、3月5日でが、その前にヒキガエルが姿を見せました。例年2月末頃ですから、ほぼ、同時期です。
3月5日 卵が産み付けられていました。
今年は、親ガエルの姿が少なく、卵も少な目でした。
3月19日 オタマジャクシが泳ぎ始めました。。
まだ小さなオタマジャクシで、田んぼの底にじっとしています、
例年の育ち方は、下記のリンクでご覧になれます。
http://blog.goo.ne.jp/econess06/e/66b632eff5ee9fb43b55adbf4ccd27ac
2月15日 いつもより早くヒキガエのルが姿を見せました。
昨日、東京に「春一番」が吹き、気温も20℃を超え、5月中旬頃の陽 気になりました。そんな暖かさに誘われてか、小学校の「冬湛水水田」(自然耕田んぼ)に、ヒキガエルが、数匹姿を見せました。現れるのは、例年2月末頃ですから、半月余り早いようです。
例年の育ち方は、下記のリンクでご覧になれます。
http://blog.goo.ne.jp/econess06/e/66b632eff5ee9fb43b55adbf4ccd27ac
3月08日 再びカエル。
先に産卵した卵から、もうオタマジャクシが孵化しました。最初に姿を見た時から、20日余り経ってから再びカエルが姿を見せましたが、とても珍しい事です。前回は、「春一番」が吹いた後、まもなく冬の陽気に逆戻りしてしまいました。今回も、翌日には、冷たい雨空になってしまいました。
4月07日 次々に上陸。
今日は「田植え」が行われるので、その前に、オタマジャクシの観察をしました。もう、子ガエルとして上陸を始めるまでに成長したオタマがいるかと思えば、まだ、オタマのままの姿もいて、成長には差があります。
①②③④⑤⑥⑦⑧
⑨⑩⑪⑫
①② 2/27 「校庭自然耕田んぼ」と「ビオトープ」にヒキガエルが姿を見せました。例年と同時期です。
③ 2/28 「ビオトープ」に、卵が産み付けられていました。
④ 2/28 同じ「ビオトープ」には、絶滅危惧種の「クロメダカ」も冬越しをしました。
⑤ 3/14 「田んぼ」でも卵からふ化して、小さなオタマジャクシが誕生しました。
⑥ 3/22 その後も、オタマジャクシは少しずつ成長しています。
⑦ 3/29 以前と同じ場所を覗いたところ、まだ冬眠中(?)のカエルさんがいました。
⑧ 4/12 オタマジャクシが成長して、小さな「足」が見えてきました。
⑨ 4/27 オタマジャクシの足が、ハッキリ見えるようになりました。
⑩ 4/28 オタマジャクシが泳ぐ同じ場所に、親ガエルが姿を見せました。
この時期に、水中で見かけるのはとても珍しいことです。
⑪5/02 オタマジャクシに手足が生えました。オタマジャクシのままの仲間もいて、
成長にずいぶん差が出てきました。
⑫5/06 田植えの終わった田んぼと、ビオトープで、子ガエルが上陸を始めました。
東大大学院教授らが、東京に広く生息するヒキガエルは、純粋な東日本型ではなく、西日本から流入したヒキガエルと交雑したものとする研究成果を発表しました。
日本のヒキガエルは近畿地方を境に、西側に住む「ニホンヒキガエル」と、東側に住む「アズマヒキガエル」の二つの亜種に分けられます。
両者は交配して子孫を残せます。東京のオタマジャクシは、他の関東地方で捕まえたものより、生存率が2~3割高く、東京の個体の多くが、交雑の影響でより強くなっているという指摘がされています。
地域ごとの遺伝的な特徴が失われる恐れが有り、生態系への悪影響も懸念されています。
右上の写真は、地域小学校で今春撮影したものですが、やはり交雑しているように見えます。
同じ場所の ビオトープで子ガエルが育ちました。まだ、1㌢にも満たない小さいカエルです。
産卵日のズレは数日ほどですが、オタマジャクシのままのものがいて、育ちに随分差が出るものです。
(参考:読売新聞・姉妹ブログ)