海辺の町から

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この指止まーれ

2021-12-16 10:50:27 | 日記

  連日カマスが釣れています 朝晩桟橋で20数匹大きいのはお刺身に他は一夜干しにしています
  もういい加減にしんどくなりました 釣ってこないデー。


  宅急便さんが大切そうに大きな箱を 群馬からシクラメンが届きました


又一人海辺の町を離れて行きました。
お子さんのいないS子さん ご主人を亡くされ家に籠もる日が長かったせいか
認知症の症状がひどくなってきました。
普段の会話ではマア同じ事をよく言われるなあと思っていたけれど
履き物が無い 携帯の充電器が無い 灯油管の開け方が分からない(最近ワンタッチ式に変えたので)
その都度対応してきたつもりでも
ご主人の血縁者に取ってはお荷物になっていたようだ。
結局施設の空き待ちで急遽昨日40年近く暮らした海辺の町を後にしたのです。
私より5つ年上で安心材料の一つとして話をしていた友人です。
突然周りから施設に入る話を聞いて(本人は知らずにいました)
胸のざわめきが修らず寂しさと空しさで一杯でした。
何事も無かった様に時間だけが過ぎて
今までのこの思いは何だったのだろうかと空しさだけが残りました。
別れも出来ず出て行かれたのです。
病気がそうさせたのでしょうか そうとしか思われないのです。
認知症とは非情です。

2月生まれの小2の孫娘
誕生日のプレゼントに釣り竿が欲しいと
将来漁師になりたいと言ったらどうしようかと息子
満更でも無さそうに話していました。

大師堂

2021-12-13 13:34:32 | 日記

  雲が垂れ込めています


  大好きな下仁田ネギと大和芋が
 

  私達の家族と思っていますと 息子大学時代の友人の親御さんから


今月は大師堂の当番月です。
朝から大師堂周りの草引きや地四国1番2番札所の掃除を済ませ
帰宅すると11時を少しまわっていました。
人口減少に因って大師堂を守る人達も少なくなり
400年前この地に足を踏み入れた先人達の心の拠り所となっていた御大師様
人生の節目節目には必ずお参りして無理難題を聞いて貰い
心たいらに生活してきたのです。
果たしてこの先どの様になっていくのだろうかと心配しています。
神社と大師堂の存在する海辺の町。
1月16日の百万遍2月15日の涅槃会4月8日の花祭り等々年中行事は事欠かないけれど
今は掛け軸を出すことも無く御大師様の扉は閉じたまま
伝承するお年寄りは既に無く400年の歴史は潰えて仕舞うのではと心配しながら
一年の計を神社に大師堂にお参りして家族の息災を願って来ました。

掃き清められた大師堂に立ち 厚い雲の覆われた空を眺め
波立つ海を望み 老いて尚未だ輝く未来を描いています。



ヤングケアラー

2021-12-08 10:16:52 | 日記

  風波共に強く でも暖かな日です


  はれひめの最盛期のようです


国会では子育て世代の10万円給付が未だに擦った揉んだしている。
何をそんなに5万円クーポンに拘るのだろうか有らぬ勘ぐりをしてしまう。

ヤングケアラー 目にし耳にしていた言葉ではあったけれど
コロナ禍が一層拍車を掛けている。
自己完結して余り表に出て来なかった問題の様な気がしている。
その分彼等彼女たちのもがきは察するに余り有り
誰にも相談できず苦悩する子等の顔が浮かぶ
社会が多様化して核家族化が進むにつれ表に出にくくなったのか
東日本大震災の時も肉親を失い孤立した子供達を見てきた。
様々な事情でシングルマザーシングルファザーの選択をしなければいけなかった人達
コロナ禍で近しい人との別れも出来ぬまま社会に放り出され何が出来るというのか
事故や事件に遭遇したときにもその様な状況は起こりうるわけで
そう考えると何時誰の身に降りかかるかも分からない 他人事では済まされないのかも知れない
海辺の町では良し悪しはあっても家族が透けて見えるけれど
地域との繋がりが希薄になっている都会では見えにくくなって来ているのだろうか。
子供達が声を発せないで悩んでいる現状に地域も学校も行政も手を差し伸べられないものなのか。

10万円問題が取り沙汰されてどれだけ日数が消化したのだろうか
温かな食事を食べさせてあげたいと思うのは誰しも同じなはずなのに。

孫娘

2021-12-06 19:15:26 | 日記

  昨日はチョッピリ風がありました


  カニを探して遊びました


我が家のお風呂はソーラーと灯油の併用です。
まだ温かいお湯が出るだろうと高を括っていたら途中まで出ていた熱いお湯が
途中から水になり大慌て 後2~3分お湯が出て呉れれば問題は無かったのですが
気付くのが遅くぬるま湯に
長い間入ってもぬるま湯はぬるま湯でしか無く諦め早めに床につきました。

昨夜のお風呂が祟って風邪気味です。
目眩鈍痛寒気
遅い朝食を摂っていた日曜日の朝「お婆ちゃんいまからいくねー。」と
孫娘からの電話です 孫の男の子が隣町での水泳大会に出場するために
コロナ禍見学の出来ない息子と孫娘が海辺の町にやって来たのです。
ママは孫の男の子を連れて隣町を往復
習い事の多い孫娘は久し振りに我が家へやって来たのです。
好きな食べ物はアタリメにお煎餅 将来お酒のみになるのではと隔世遺伝を心配しながら
女の子を育ててない私は小さいママが一人ふえた気分です。
机を拭いて床を拭いて玄関まで掃いてくれています。
「お昼は何が食べたい?カレーでも良い?」「うん私カレー大好き」
で 孫よう包丁を出してジャガイモに人参をピーラーで剥いて貰い
「人参は乱切りにしようか」「乱切りって?ウーンママに教えてあげよッ」
玉葱も半分に切ってあげ横半分に切りながら 「おしまいになる頃にもう一度
横にしたら切りやすいよ」って「ホントだ」
ほうれん草やお肉にじゃこ天貝柱と何でもありのカレーの完成です。
お刺身を食べさせようと釣りに出た夫達
ブロッコリーとカニカマ若布の酢の物孫の好きな枝豆鶏の酢煮
お刺身を堪能しカワハギの肝まで食べる孫娘
今夜はお寿司を食べに行くという
お爺ちゃんとお婆ちゃんも一緒に連れて行ってあげたらと
孫娘の優しい声が耳に残るのです。
今度いこうね。



外国人技能実習生

2021-12-02 09:54:39 | 日記

  海上から吹き上げられた水滴が虹に成って・・


  逞しく咲いています


新聞の隅にベトナム人技能実習生の駆け込み寺の記事が目に留まった。
いぜんTVで夢破れて行き場を無くしていたベトナム人技能実習生の
支援に乗り出していた尼僧タム・チーの記事だった。
ホーチミンの大学で日本の俳句に魅せられ日本の大学院で学び
母国で教壇に立とうと考えていたが
東日本大震災時 住まいを失い行き場を無くした
実習生を保護したのが転機だった。
実習生とは名ばかりで技術の習得はおろか過酷な状況下
低賃金の肉体労働者として扱っている雇用主
病気や事故で亡くなっている実習生が後を絶たない。
日本政府が打ち出した本来の技能実習生とは何だったのか。
日本で技術を習得して母国に持ち帰る技術者を養成する筈だったのではないのか。
今や実態は使い勝手の良い労働者なのである 況してやコロナ禍
夢描いて教育を身につけ多額の借金をして日本に来た彼ら彼女らの
悔しさを思うと日本人の優しさは何処に行ってしまったのか
「破れていない葉は 破れた葉を包むべきだ」
助け合いと思いやりを生むベトナムの格言だという。
開発途上国への経済発展を担う人づくりに協力とは
絵空事にしか聞こえない。