友

静かな海辺の町の賑やかな日は瞬く間に過ぎ　何時もの日常が戻ってきた。

来るはずのない賀状をさがしている。身体に気を付けて長生きしようね　賀状楽しみにしています。って
一年分の想いを葉書いっぱいに認めた手書の賀状　娘さんからの突然の知らせに空しさと悔しさが交錯する感情を
飲み込んで平静さを装った。未だ先の事としてしか捉えられずにいたけれど　そう時間は長くは無いことを思い知った。
遣りかけのことや遣りたいこと　未だ一杯有るのでこのあたりでは　へこたれられない。
時間を消化するだけの生活から作り出す生活に切り替えて行こうと思う。
頑張っている友からの刺激も受けながら　未だ見ぬ将来を見てみようかと。