夏景色の中にも秋風が匂う
九想さんも書いておられた プーチンとゼレンスキーの事を。
「NHK映像の世紀 プーチンとゼレンスキー」
100年の間に3度の戦火を交え今尚その渦中にあるウクライナ。
ロマノフ王朝消滅後権力を掌握したレーニンはロシアからの分離独立を求めるウクライナに独立を認めない。
レーニン死去後スターリンはウクライナに集団農場の参加を強制した 圧政による飢餓が400万に(ホロドモールの悲劇)
1941年6月独ソ戦の戦場になったウクライナ 当時250万人のユダヤ人が住んでいたが150万人のユダヤ人が
迫害を受け殺害された ゼレンスキーはユダヤ人の家系祖父だけが虐殺を生き延びた。
1954年 スターリン死去後フルシチョフ(ウクライナ出身のロシア人)はクリミアをウクライナに譲渡
1986年4月 チェルノブイリ原発事故
2000年5月 プーチン(KGB出身)が大統領に指名される。
2022年2月24日 ウクライナ侵攻
プーチンは 住民をジェノサイドから解放するためウクライナでの軍事作戦が必要だったと。
ゼレンスキーは 奴隷にならないそれが我々の意志であり運命ですと。
ウクライナ侵攻直前
プーチンは 私はウクライナ市民に訴える 今日起こっていることはウクライナ国民の利益を侵害しようという
欲望から出て来たものでは無い
あなた方の父 祖父 曾祖父がナチスと戦い共通の祖国を守ったのはネオナチがウクライナの権力を
掌握するためでは有りません その犯罪的な命令に従ってはならないと。
ゼレンスキーは 私はロシアの市民に直接申し上げたい 大統領としてでは無くウクライナの市民として
此所は私達の土地です。何の為に誰と戦うのか 皆さんはウクライナの人柄を知り国民性を理解し
ウクライナの価値観を知っている 私達が何を大切にしているかも知っているはずだ。
ウクライナ国民は自由の身なのです 我々は過去の歴史を見据え未来を築いていますと。
ノーベル賞作家アレクシェービッチは
ウクライナの戦争は21世紀最も恐ろしい犯罪として歴史に残るでしょう 戦争は何時か終わるはずです
でもロシアの人々とどうやって話をするのでしょうか 救ってくれるのは愛だけ憎しみでは救われません
どうやって一緒に生きていくのかを学ばなければなりません でもそれは遠い先のことなのですと結んでいた。
権力の集中は独裁者を生む 政治に無関心であってはならないと肝に銘じている。
怒っていました。
プーチンは再びロシアを超大国にしようとしていたのではと。
ソビエト連邦から独立した国々はNATOに加盟しNATOの拡大を恐れていたのではと思いました。
ウクライナ侵攻を発端に世界経済は負のスパイラルに動いています。
遠い国の事としてでは無く関心を持つことは大切でしょうね。
大国でありたいは中国も同じこと。
世界の情勢にも、国政にも関心を持って欲しいです。他人事ではなく自分ごととして。そんな思いがします。
小麦の生産は国内で100%賄っているので
私はプーチンがNATOの拡大を恐れているのではないかと思っています。
したたかなプーチンです。
北方領土も返還する気配は無く既に実効支配してしまっていますものね。
中国 北朝鮮 ロシアと会話の通じないジレンマがあります。