海辺の町から

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雨が降る日には

2022-07-05 19:11:19 | 日記

  見通しが悪くなっています


  届いた本を読みながら


空と海の色の境目がなく 視界の悪い中
定期船は汽笛を鳴らしながら過ぎていった。

ウトウトしていたらもう日の暮れになっていた。
温帯低気圧に変わった台風も四国の水がめを潤す位の
雨でありますようにと 願いながら。

西日本豪雨災害の苦い経験もあって
昨日のうちにダムの放流が始まっていた。
昨夜には土砂災害警戒情報が発令され災害に弱い地域に住んでいることを実感。
山が海まで迫っている海岸地域は段畑が保水力を保ってくれていたが
イノシシに崩された石垣は土砂崩れの一因となってしまった。

枕元の温度は27.2度を表示している。
雨戸を気持ちだけ開け閉め切った部屋で寝返りを打ちながら
ページの半分を読んでまた寝返りを繰り返していた。
電話の音に起されて寝入ってしまったことに気が付いたが
あくまでも平静を装って 自由気ままな生活を雨が運んでくれた。

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2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
ガーベラさん、こんばんは (いざよい)
2022-07-05 20:30:24
台風4号も温帯低気圧に変わりましたね。
四国の水がめは潤ったのでしょうか?
土砂崩れの一因がイノシシにあるとは!私など想像もつきませんでした。

南木佳士の本が3冊届きましたね。
「トラや」は私が薦めたので驚きませんでしたが、あとの2冊は意外な組み合わせでした。
「山中静夫氏の尊厳死」は映画化されましたね。
映画館に行くつもりでしたが、コロナ禍がひどくなり、結局映画館は行けずじまいになってしまいました。

「山中静夫氏の尊厳死」は、南木佳士がパニック障害を発症して2,3年後に書かれています。
「トラや」は、このまま鬱が直らなくて医者をつづけられなくなったらどうしよう。
このままでは病院の宿舎に居られないので、思い切って家を建てたころに書かれています。
「小屋を燃す」は、それぞれの人が現役を引退したころの様子が舞台になっています。

私の場合は、「山中静夫氏の尊厳死」→「トラや」→「小屋を燃す」の順で読みました。
もちろん、ガーベラさんが好きな順番で読んでください。

ガーベラさんの文章は、いつも詩的な幽香がしますね。
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Unknown (ガーベラ)
2022-07-05 21:25:23
いざよいさんこんばんは。
雨の被害もあったようですが早明浦ダムにとっては恵みの雨だったようです。

医学生を読みながら医師が専門分野を選択するのに技術も然る事ながら性格も大きく影響するものと思いました。
老婆の屍を前にしても怯むこと無く淡々とこなす様は医師への登竜門なのかと。
山中静夫氏の尊厳死を読んでいて医師が精神を病むのも分かる気がしました。

飲み込まれてしまうほどの作家です根底には優しさがあふれているので時間が経つのを忘れてしまいそうになりました。
教えて戴いた順番で読もうと思います有り難うございました。
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