海辺の町から

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長かった沈黙から

2019-12-04 20:00:27 | 日記
ダークグレーの重く垂れ込めた雲が一面に広がり
時折見せる色あせた太陽の光は弱々しく 本格的な冬が来た。
北西の風が吹くと 海辺の町は人の往来もなく 野良猫が大きなおなかを揺らして我がもの顔でいる。
人口減少に歯止めの効かなくなった今 この田舎はあと何年田舎であり続けるのだろうかと思う。
 市の中心部からくねくねと車で一時間余 
 まだ若いと言われてきた団塊世代 高齢者は施設のお世話になり 若者は一足飛びに年長者になった。
 
 魚が釣れたと情報が入ると 忽ち波止は釣り人たちで賑わいジッと静かに見守る住人たち
 魚に無農薬の野菜そして果物と 物々交換は日常的に行われ 井戸端会議は今も健在
 補い合って支え合って暮らしている。
 少しばかりの魚を釣って 野菜を育て少しの趣味をもち何気ない日常が過ぎていく。
 海辺の町のおばさんの独りごとです。