玉飛接近

右玉&左玉、ときどき詰将棋

プロの左玉(2)松浦流銀多伝・田丸流・中原流

2013年01月14日 | 左玉
前回に続き、左玉のバリエーションの紹介。
今回は松浦流銀多伝・田丸流・中原流の3つを紹介。


『高田流新感覚振り飛車破り』で松浦流銀多伝の構えと紹介されている形で、角換わり左玉の基本形(理想形)。
持駒の角の使い方がポイントとなります。

【松浦隆一七段の棋譜】
対 中田功(四間飛車) 勝 ※銀多伝型ではなく力戦形。


『高田流新感覚振り飛車』で紹介されている形。
高田流との違いは5七の地点の駒の有無(右銀は飛車を振ってから動かす)で、角の捌き方がポイントとなります。
田丸八段は中住まいから変化する左玉(三浦弘行戦を参照)など、いろいろなタイプの左玉を指しています。

【田丸昇八段の棋譜】
対 大内延介(石田流) 負
対 加瀬純一(中飛車) 負
対 小倉久史(四間飛車) 勝
対 三浦弘行(三間飛車) 負
対 松尾歩(中飛車) 負
対 小倉久史(向かい飛車) 負
対 遠山雄亮(石田流) 負
対 高崎一生(向かい飛車) 負
対 島本亮(石田流) 負


『高田流新感覚振り飛車破り』で紹介されている形。
角で5三の地点をのぞいている(5三銀型の振り飛車に有効)のと、5七の地点が厚いのが特徴。

【中原誠十六世名人の棋譜】
対 久保利明(三間飛車) 負
対 久保利明(石田流) 勝
対 佐々木慎(三間飛車) 負

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