先日の県議会編に続いて、橋本市議会編です。
橋本市議会では、私も在職当時より、議会のインターネット中継の実施をはじめとして
開かれた議会を目指してまいりました。
現在は、市役所1階で生中継されていますが、ネットやイントラネットを通じて、公民館やご家庭でもご覧いただけるようにと活動していました。
それは形式上のことであり、本当に目指すところは、大事なことが密室で決められてしまう行政とサヨナラすることにあります。
そもそも私が、政治を目指すことになったのは、橋本市と高野口の合併が市民不在のまま
密室で議会工作が行われたことがきっかけでした。
12月議会の補正予算審議に際して、全員協議会や所管常任委員会において
「紳士協定」とか「裏取引」、「密約」なる言葉が飛び交ったと聞いています。
また最終的な意見集約は、非公開の「会派代表者会議」だったようです。
また、議会は「行政をチェックする」もの、追認機関ではありません。
さて、3月議会から試行的にネット中継が一部行われるとの非公式情報もあります。
大変歓迎すべきことですが、これだけで十分ではありません。
象徴的な議論がありました。
ある議案に対して、記名投票を求めがあり(4人以上の賛同が必要)記名投票が行われました。
これは、白票(賛成)、青票(反対)を投じることで、議事録にも誰が賛成し、誰が反対したのかが記録されます。
無記名の場合は、賛成○名、反対○名と記載されます。
起立採決の場合は、賛成多数または賛成少数としか記載されず、誰が賛成か反対かはわかりません。
ネット中継が実現しても、有権者からみて誰が賛成かはがぞうで判断するしかありませんし、困難です。
その観点からも、今回記名投票が行われたことは評価したいと思います。
しかし、時間の無駄と主張される議員さんがいらっしゃるのは残念ですね。
真の議会改革がなされますよう期待しております。