和歌山県議会12月定例会も明日で閉会の予定です。
今議会は16人が一般質問を行いました。
内容はともかく気になった点があります。
9月より従来の一括質問方式から、分割や一問一答方式を選択することができるように改革されました。
このことにより県民にわかりやすい議論を行うことができると期待するものです。
しかしながら、今議会を見る限りですが、事前に質問と答弁の調整が行われており
緊迫感ある議論は行われていないですね。
質問者も原稿を読み上げ、それに対しての答弁も事前に用意されています。
質問と答弁もできるだけ最小限にコンパクトに研ぎ澄まされた原稿が用意されています。
質問取りのために職員が配置されているのも必要か疑問です。
また、高田議員(西牟婁郡、日本共産党)の質問に対して、次に予定されている質問の分を含めて農林水産部長が答弁するというハプニングも発生しました。
議会と行政の都合で行われているのではありません。
議会の舞台で、県民の生活を左右する活発な議論が行われると期待しています。
まずは、改革の一歩として外見から始まったものと理解はしますが、
シナリオなき一般質問となりますよう期待したいですね。