(今日も写真は、イメージであり本文とは関係ありません)
今日は議会についてです。
条例をはじめ、予算は住民の代表で構成される議会で議決が必要となります。
ですから、議会対策が重要となるわけです。
議員の口利きなどが横行するのはこのためでもあるわけです。
議会では、行政の提案が中心に議論されるわけですが、チェックする役割もあります。
その内容は、市政全般多岐に亘ります。
担当職員さんが、毎日専門的に行っておられる事をチェックするのは大変です。
しかし、忘れてはならないことは「市民の目線」ということです。
この言葉、選挙の時には皆さん仰るのですが、実際には難しいようです。
議論の中で、「市民に迎合するのか」とか、「専門である議員が了解すればよい」等の発言を聞くと悲しくなってしまうものです。
少しそれましたが、あまりに唐突な施策に対しては
「住民のご理解はいただいていますか?」
「反対の声にどう対応されますか?」
等の議員からの質問に対しての答弁で用いられるのが…
「区長さんのご理解をいただいています」
(「区長さん」と呼ばれる自治会の方が出席された会議で反対意見はありませんでした)
「住民の方にも参加いただいた○○協議会の答申をもとに提案させていただきました」 (事務局主導で作成された答申が、住民要望にすり替わることもあります)
「パブリックコメントも募集いたしました。結果は後日発表させていただきます」
(住民の声はお聞きしました。だから十分でしょ)
全てこれまでご紹介の会議等は、住民の声を聞いたという「アリバイ」や「免罪符」として用いられているのです。
議会においては、それを全て否定することはできません。
まして、「住民が了解している」や「住民が要望している」ならば、「住民目線」を標榜する議員が反対などできる訳はありません。
このようにして議会は進んでいるのです。
もちろん、ここでのお話が全てではありません事ご了解ください。
明日は、明らかに住民の声と反するときの議会についてお話したいと思います。
(続く)