この地に家を建てて早や25年。
その間、1回だけ格安の怪しい業者に塗装をお願いしたのもあって遠目にはそれほど見苦しくはない我が家ですが近くで見るとコーキングが剥げたり、色がくすんだりしています。
何より屋根がダメダメで、総2階の家は梯子も届かないので遠く離れて見ると黒いはずの屋根が苔でなんだか緑色に見える。
何年か前に大雨で流された苔や泥が雨どいに詰まってしまい、業者にお願いしたところ建設用の大型クレーン者がやってきて道をふさぎ、先っぽのゴンドラに乗った数人の職人さんが雨どい掃除をしただけで10万近くも請求されるという大事件が起こりました。
やはり家を作るときには家のどこかに屋根まで上れる工夫をしておけば良かったなあと後悔したものです。
さて、そんな感じなので最近はいろんな塗装業者が「セールス勧誘お断り」のシールを無視してピンポンを押すのでうんざりしてました。
中には前にブログに書いたように悪質を越える恐怖の業者もいたりして、必要な時期だとは思うけれどなかなか決めかねていたんですね。
そういう中でいつもお願いしている白蟻駆除の職人さんから良い業者を知っていると紹介されて話を聞くことにしたわけです。
方法や塗料の説明もしっかりしてくれるし、高い塗料とかを無理に押し付けるようなこともなかったので何とか希望の金額で契約したのでした。
初日は業者から別途依頼されたお兄さんたちの足場を組む作業。
私は雨でどこにも行くことなく上でガタゴトうるさい中、物音が怖くて吠えるモコ助をソファで抱いて過ごしておりました。
午後にやっと静かになったので終わったのかなと外に出てみると作業服のお兄さんたちと様子を見に来たばかりの親方が話をしています。
「もう足場は終わりそうですか?」と聞くと、親方がなんとも恐縮した様子で「ご主人すみません」と上を指差しました。
おぉ、なんとカーポートの屋根に大きな穴が見事に開いているじゃあ~りませんか!
「まあ、いつでもこの穴から綺麗な星空が見えるわ・・」なんて言ってる場合ではない。
太い金属製のポールが落ちて突き破ったそうです。
もし私がポカンと作業を見上げていたら大惨事になるところでした。
「どうしましょ?」
「えぇ、ちゃんと修理しますんで・・」
まあ、当然の事ですがちゃんとした業者さんなのであまり苦情も言いませんでした。
でも「車はそのまま置いといても大丈夫ですよ」と言われたのに、「作業のじゃまになるから近くの空き地に置いてきます」と言ったのは正解だった。
もし置いたままだったらトヨタタンクの串刺しができていたかもしれません。
明日は屋根から壁、外塀まで全体を高圧洗浄するんだそうでなぜかドキドキです。
足場を組んだ翌日に登らせてもらって確認した屋根
ドアもサービスで塗ってくれるそうです。