パラリンピックが閉幕しましたね。
未だ曽てこれほどしっかりパラリンピック競技を見たことがあっただろうか・・・
仕事をやめてからコロナやらで家に籠っていることもあるし、現地開催で良い時間帯にライブで見れたことも理由のひとつだとは思います。
ただ、これまでのパラリンピックでも同じように選手たちは頑張っていたであろうに、私の心のどこかに障害を持つ人の競技大会はどうしても健常者よりも記録が落ちる、オリンピックと比べれば迫力も無いだろうから面白くないだろうし・・と思っていました。
見られなかったのではなく、見ようとしていなかったのです。
今回、いろんな競技で選手の頑張りを直接見られたことで今までの誤った認識が恥ずかしくなりました。
あの水泳の山田選手の頑張り、自分で努力をして編み出した泳法で見事、銀メダルを2個も獲得した14歳の少女。
大きな障害を持ちながらも夢に向かって努力し、それを叶えて、満面の笑顔でしっかりとインタビューに答え、家族や周りの人への感謝を口にしている姿を見たらオジサンはもう一瞬でフアンになってしまいました。
車いすバスケットも凄かった。
あの俊敏な動きはもう努力、努力、努力しかありませんね。
決勝戦なんかハラハラしながら夫婦で画面に見入ってしまった。
立派です。もう2度とパラリンピックは迫力が無いなんて思いませんし言いません。
マラソンも感動でした。
視覚障害者の部門はただ走る苦しさだけではなく、伴走者と息を合わせて二人がシンクロして初めて力が発揮できる競技。
普通のマラソンよりもいくつも困難な状況を克服していくことで二人で掴んだ金メダル、素晴らしいでした。
他にもあることさえ知らなかった様々な競技もいっぱい知ることができて、いっぱい感動をありがとうございました。
私たちはついつい「手足が無いのにあんなことができるなんて・・」とか「体が不自由なのにこんな凄い記録が出せるなんて・・」とか単純に思ってしまいますが、彼らは障害があることを特別に思って欲しくないと言います。
人は努力をすれば必ず自分の目標に近づいていける。
そこには障害があろうが無かろうが関係ない。
この人たちは特別なんだと思わないで同じようにこの世界で一緒に生きているということをわかってほしいと。
一時はコロナで開催さえ危ぶまれましたが、本当に開催出来て良かった。
選手の皆様、支えてくださったスタッフ、ボランティアの皆様、本当にお疲れ様、ありがとうございました。