木曜の夜、離れて暮らす息子2から電話有り。
「明日、金曜の夜にそっちで仲間が集まって飲み会をすることになったので泊まって良いか?」とのこと。
「良いよ」とは言ったものの少し話をすると、翌日は外せない仕事があるとかで朝6時には家を出ないといけないらしい。
一緒に飲む仲間たちは皆この近くに住んでおり翌日も休みだから良いけど、息子の方は遠方に住み、翌日は仕事。
いつものように午前様にでもなったら殆ど寝ないままで、しかも酒も抜けない状態で高速を運転して帰らなければならないのである。
まあ、彼の性格からして親しい友達の誘いを断り切れなかったんだろうけれども、3月に念願のマイホームを建てたばかりだし、待っている妻と子供のことも少しは考えてほしいものである。
もろもろを伝えて「またの機会にしたら?」と言ったが「少ししか飲まずに早く帰るから大丈夫!」と言いきるので仕方なく了承したオジサン。
明くる金曜の夕方、バタバタと帰ってきた息子はモコ助の手荒い歓迎もそこそこに雨の中をJRで隣町に向かったのでありました。
そしてその夜・・遅い。案の定、遅い。
11時までは起きていたけれど、待っていても同じことと就寝する。
午前3時に目が覚めて気になり階段を降りると…
不安的中・・やっぱり帰っていない。
靴も無く、玄関の灯りは付いたままなのである。
午前様どころかもうすぐ朝が来る時間なのである。
もやもやしながらも少しウトウトして、はっと起きたらもう6時。
下に降りて見ると・・
いましたよ、奴が。今寝ましたって感じで布団に包まっている。
声を掛けるとやっとこさ目を擦りながら体を起こす。
聞くと、12時前に店を出たけれども終電に間に合わず、駅のベンチでしばらく寝て3時過ぎにタクシーで帰ったと。
どうせならベンチで寝る前にタクシーに乗ればと思ったが、後の祭りである。
酒臭いので明らかに酒気帯びに引っかかるレベル、その上、寝不足。
息子がシャワーを浴びている間に相方さんと作戦会議。
「送るしか無いよねぇ」
「え?30過ぎの男に親がそこまでしないといけないのかい?」
「じゃあどうするの?事故でも起こしたら・・」
「う~む」
「あなただって、若い頃にはお酒でいろいろあったでしょ」
20歳の時からずっと知っている相方さんに言われると仕方がない。
母親って息子に甘いものなのである。
服を着替えてきた息子2に「二人で送って行くから」と伝える。
二つ返事で了解したのは、彼も少しはヤバいかなと思っていたのかもしれない。
そうと決まれば、ケージから出されたばかりのモコ助をムンズと捕まえて再度ケージに入れ込んで出発の準備をする。
何しろ90分を要する彼の職場までは今すぐ出なければ間に合わないのである。しかも外は警報が出るほどの大雨が降っていた。
私の車の助手席に息子2を乗せて、彼の車は相方さんに運転してもらい、休日の早朝に大雨の高速を疾走する車2台。
かって通勤で走っていた道路を順調に走るオジサン号。
となりの息子が大人しいので深く反省しているのかと思ったら、深い眠りについていた。
ま、反って少しでも眠った方が良かろうとそのまま走る。
後ろから着いて来る相方さんの方は慣れない車だし、ETCは付いていないしで、離れても良いからゆっくりと着いてくるように言っておいた。
しかも高速の途中でガソリンが無くなってしまうと言うオマケつきだった。
こうして予期せぬ早朝ドライブの御陰で何とか大事な仕事に間に合った息子2なのでありました。
ちょっと甘いかなとも思いましたが、もしもの事を考えると仕方がなかったのかなと・・
まあ、親にここまでさせたら今後はしっかりと考えるであろうとは思うのであります。
せっかく遠出をしたのだから何処かに寄りたい気持ちもありましたが、なんでか散歩も朝ごはんも無しで置いてけぼりにされたモコ助のことを考えると、とんぼ返りで家路を急ぐ老夫婦でございました。
息子さんへの愛が感じられるブログでした。
それにしても、大雨の中、高速での2台の車、事無きを得て心底安堵致しました。息子の為なら…実に共感できるお話でした。
いくつになっても、子供は子供…ですね。
まあ事故につながらないようなことなら放っておくんですが、万が一を考えるとですね~。ちなみにお嫁さんからも厳しく指導があったようです。
確かに子供はいつまでも子供ですね。
特にお腹を痛めて産んだ母親にとっては😅
でも仕方ないですね^^;
やっぱ心配してるほうがカラダにも悪いし(笑)
そうそう、母親はやっぱ常に最悪も想定しますから
我が子にとって一番安全な対処を強く希望しますわね~
モコちゃんお留守番ごくろうさまでした(*´з`)
自分が親に言われた事を今また息子にいってる感じですかねぇ。
今になってあの時の親の気持ちが解ります。😓
モコ助は二人とも仕事をしている時は朝から夕方まで毎日お留守番でしたが、今はずっと側にいるので甘えん坊さんに戻ってしまいました😊