オリンピックが始まり、毎日がフリーなオジサンは朝からチャンネルを変えながらいろんな競技をテレビの前で応援しております。
で、いつも楽しみにしている柔道。
今日は話題の阿部兄弟の試合でした。
そして先ほど見たばかりの妹の阿部 詩選手の2回戦。
負けてしまったのは残念だったけれども、オジサン的にはその後がもっと残念だった。
負けるのはもちろん悔しいし、日の丸を背負った重圧感も凄かっただろうけれども、あれはないなあ・・・
昨日のような??判定でもなく、綺麗に技を掛けられての文句のつけようのない鮮やかな一本負けだったのに大会の運営が滞るほど泣き叫んだまま動かなかったのはいかがなものかと思ってしまう。
武道家として勝っても負けても最後まで礼を尽くしてほしかったなあ。
逆に勝者の方は他の外国人選手みたいに大喜びする訳でもなく阿部選手に近づいて握手をすると静かに礼をして畳を降りていった。
いつも見る外国選手と日本選手の立場が逆になった感じの終わり方だった。
知らなかったけれども、勝ったディヨラ・ケルディヨロワ選手(ウズベキスタン)は世界ランキング1位のチャンピオンだったんですね。
阿部選手の方は世界9位で、むしろ負けても恥ずかしくない相手だった。
マスコミが今回も「兄弟での金メダルが大いに期待されます!」なんて、勝つのが当たり前みたいないつものプレッシャーをかけていたのもどうだったのか。
「神様はなぜ、こんないたずらをするのか?」 という解説の言葉も慰めだとは思うけれども勝ったケルディヨロワ選手に失礼な気がしたのだが・・
古き良き日本が作り上げた「柔道」は今や外国選手だけでなく日本人選手も「Judo 」という普通のスポーツとして競技しているのだろうか。
ま、今回はいろいろと言われるだろうけれどもそれを大きな学びとして、次回オリンピックでは心身ともに大きく成長した立派な武道家としての姿を見てみたいと思ったオジサンなのである。