ドンマックのつらつら日記

離職してからの毎日の生活や愛犬モコ助のことを気楽につらつらと書き綴ってみようと思うオジサンなのであります。

クロネコさんや飛脚さんが早すぎる件について

2022-06-25 22:58:27 | 日記


 家にひとりで退屈している時などに、ついついアマゾンのサイトなんかを訪問してしまいます。
 すると敵もさるもので、前にちょっと気になって閲覧したけれども買わなかったグッズをしっかり記憶しており、頼みもしないのにトップページにズラリと並べて表示してくれてます。
 これだけ巧みに餌をまかれると単純なオジサンは「え~い、買ってしまえっ!」てついポチってしてしまったりするのであります。

 オジサンの通信販売利用の歴史は50年以上も前の小学生時代に遡ります。
 当時、少年サンデーとかマガジンとかの裏表紙にいかにも子供が興味をそそられそうなグッズのカタログが掲載されていました。
 「まつみ商会」っていう当時は大手の通販店だったと思いますが、洗濯ばさみみたいなクリップを何かの金属部分に挟むと音が聞こえてくるというゲルマニウムラジオや手のひらに入るほどの小さなスパイ用カメラとか、謎のペット「シーモンキー」の飼育セットなどなど・・。

 今考えると怪しいオモチャみたいなものなんですが、そこは子供・・。
 お年玉やお小遣いが手元にあると、もうこれは買うしかないと心に決めて郵便局に走り、表示されている金額分の切手を買って封筒に入れると、下手くそな文字(これは今も変わらない・・)で宛名を書いて送るという、今よりもずっと行動力がある活発なお子様だったわけでありますね。
 そして1~2週間くらいすると郵便で家に届くので、学校から帰ると毎日ドキドキしながら郵便ポストを開けていたものです。
 でもそれだけに手にした時のあの嬉しさは大きかったなあ。

 あの頃に比べると今の注文から家に届くまでの時間が早いこと、早いこと・・
 ドキドキワクワクする期間はあまり無いのであります。
 もちろん、早いに越したことはないのでそれは有難いのですが、その後に「時間指定」なんていうサービスまで始まったものだから配送業者のお兄さんたちにとったらそれはもう大変でしょう。



 知人から聞いた実話ですが、運送ドライバーさんが指定された配達時間にはまだ30分くらい早いけれども、たまたま配送先を走っていたので早い分には良かろうとチャイムを押すと、しばらく待たされた後に不機嫌そうな女性が出てきて一言も喋らず荷物だけ受け取りバタンとドアを閉められたとか。
 それで済めばまだ良かったのですが、後で会社に電話がかかってきて、「まだノーメイクだったのにスッピンを見られたじゃないの!どーしてくれるの!!」とそれはお怒りだったとか。
 そういう事が重なり、心が折れたその青年は会社をついに辞めてしまったと。

 人間、いっぺん何かに味を占めてしまうとそれから先はそれが満たされないと不満が募るばかりです。
 もういい加減に「ハヤイハヤイ競争」はやめて、親切で丁寧なサービスにシフトした方がよろしいのではと思うのですよ。

 とにかく、あの雨の中を大きな荷物を担いで一生懸命に走っているドライバーさんたちに笑顔で「ありがとう」の一言をと願うオジサンでした。