先日のG7会合の写真撮影の合間に英語が喋れない菅さんが皆からポツンと離れて歩いてるのを見ると少し残念な気がしたのは私だけでしょうか?
もちろん英語が話せる、話せないだけでその人の実力が決まる訳では無いし、実際の通訳付きの会議では言うべきこともしっかり言ってくれたようなので良かったのですが、できれば安倍さんのように各国首脳と冗談を交わしながら会話しているのを見ているだけで日本人としてはニンマリしてしまうんですね。
で、「そういうお前は英語が喋れるの?」と言うことになりますが、自慢では無いですが・・喋れません。
まあ恐らく中学1~2年生のレベルでしょうかね?
でもずっと英語に興味はありました。
街角で外国人とペラペラしゃべれたらカッコ良いだろうし、映画も字幕なしで楽しめますしね。
インターネットで調べ物をしても、今、閲覧しているのは日本語のサイトに限られている訳ですが、英語で検索すればその何十、何百倍もの膨大な世界がそこに拡がっているわけですものね。
若い頃、「週刊イングリッシュフォーユー」と言う音声テープがついた1冊1,000円の英会話教本が発売されました。
デアゴスティーニの走りだったと思いますが毎週1冊で全50巻だったかな?
最後まで勉強したらもうあなたもペラペラですよみたいな紹介があり、それに激しく同意した私は妻も説得してさっそく本屋に行って定期購読を申し込んだのでございます。
さあ、始めの頃は希望に満ち満ちて、空き時間にカセットデッキを引っ張り出してはテープの音声を聞きながら簡単な文章を読んだり、発音したりで楽しかったのですが、これが10週、15週と進むにつれ徐々に文章も難しくなり、テープの早送り、巻き戻しの操作も凄く面倒で、ついには毎週本屋に買いには行くものの真新しい教本を封も切らずに本棚に順番に並べるだけという状況になりました。
この商法のいやらしいところは、今やめてしまったらこれまでの元が取れないし、ここで諦めてしまったらおれは本当にダメな男になってしまう・・と消費者心理を巧みに利用しているところなんですね。
そういう私も解っていながら御多分に漏れずなんとか全50巻を揃えたのでありました。
最終号をパラパラとめくりながら「またいつかやれば良いさ」と自分に言い聞かせたのも束の間、最後のページに「いよいよ来週から新シリーズ開始、同じ価格で毎号カセットの他に便利な音声CDが付いてきます。ご予約はお早めに!!」ですと。(シリーズはその後も手を替え品を替えて長く続いていたような気がします。)
ショックのあまり、ダンボール3箱に収まった教材たちは、またいつか必要な時が訪れる日までと押入れの奥に封印されたのですが、数年後に大掃除で引きずり出されたその箱の蓋を開いた瞬間、教本に挟まれている殆どの音声テープが開けてもいない透明なプラスチックケースの中で青色や白いカビに覆われて朽ち果てているのを発見したのであります。。
1シリーズで2度も挫折感を味わえるなんて・・恐るべし、ディアゴスティーニ・・・
(※個人の感想です。良い子の皆さんはしっかり計画的にやりましょう。)
※CD付の第2シーズン(ネットからお借りした画像です)